連載:気まぐれゲーム雑記 第562回:ゲームジャーナリスト曰く「日本の家庭用ゲーム会社の場合、大手でもスマホゲーム中心の日本市場は成長が不透明」
気まぐれゲーム雑記
ゲームジャーナリスト曰く「日本の家庭用ゲーム会社の場合、大手でもスマホゲーム中心の日本市場は成長が不透明」
大体わかってました。
要するに、今後に注目するしかない
AZです。年に一度の健康診断的な検査があるのですが、半日以上何も食べられないというのは健康的なのかどうかが悩ましく思えてしまいました。
さて、ツッコミどころがあったりなかったりするけど基本はスマホプッシュ論者なジャーナリストに見える新清士氏が、ウォッチドッグスを取り上げながらゲーム市場が大手ゲーム会社のみの構図になっていくという記事を書いています。
ただ、新規ブランドのゲーム開発に巨費を投じることができる企業は世界的にみて10社もないだろう。新型ゲーム機の普及が一段落するころには、すでに有力ブランドとして人気を確立した大手各社のゲームソフトの続編が次々に登場し、ユーザーを囲い込んでしまう。
その結果、「定番」以外の新規ゲームがヒットする可能性はどんどん小さくなっていく。世界規模でみると、家庭用ゲームは新型ハードの登場を起爆剤に需要は見込めそうだが、資金力で劣る中小規模のゲーム会社は、もはや大手と競い合うことなどできない状況になりつつある。
日本の家庭用ゲーム会社の場合、大手でもスマホゲーム中心の日本市場は成長が不透明なうえ、欧米市場で大ヒットすることが絶対条件になることもあり、新規ブランドのゲームに数十億円もの巨額の開発費を投入する企業は見当たらない。一方で、一部の大型ゲームに偏る傾向を避けるため、スマホゲームなどで続々と生まれる少人数の独立系開発会社のゲームをPS4向けに発売するよう積極的に支援するSCEのような例も出てきた。
[引用元:日本経済新聞]
大手でもスマホ中心の日本市場は成長が不透明って思ってたんですねぇ……。
もとより日本市場においてはスマホを猛プッシュしまくっていた新清士氏ですが、家庭用ゲーム機に巨額を投じる事ができるのは大手のみというのは間違いでもありません。現に、記事ではウォッチドッグスを作り出すのに6800万ドルかかったと明記されており、続編だらけの日本において新規タイトルにそれだけの巨額を投じる事ができるメーカーはそうもないでしょう。
とはいっても、元より中小メーカーがトリプルAタイトルを作れないというのは今に始まった事でもなく、結局のところ開発の規模次第であるというのは、E3で話題を集めた「No Man's Sky」やコンパイルハートの「オメガクインテット」などを見れば明らかです。特に、「No Man's Sky」のお金の流れはどうなっているのか、多くのインディーゲームが気にしているところでしょうし、明かされれば色々と参考にできる部分も多そうです。
一方でスマホ関連と言えば、今の日本がスマートデバイス市場に傾倒しているのは間違いありませんが、果たして今はバブル状態なのか、それとも成長過程なのかは何とも計りかねるところでしょう。現時点でのスマートデバイス市場は、一発当てれば傾いた会社が復活するなんていうのはKlabの「ラブライブ!」やMixiの「モンスターストライク」を見れば一目瞭然であり、大手メーカーがそこらへんを狙いにいっているのは大いに理解できます。しかしながら、うまくいっているところはそう多くもなさそうですけど。
ともあれ、インディーゲームが話題になる中でいわゆるトリプルA級タイトルを出せるのは極わずかなメーカーのみとなり、今後寡占的な市場になる可能性というのも否定はしがたいところです。そういった状況下で日本はどのような市場を形成していくことになるのか。今後をしかと注視しておきたいですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:たいした話題がなかったんだけど、家庭用ゲーム市場が大手の支配する市場になりそうってな事と、スマホうんぬんの話題を見かけたのでとりあえず思うところを書いてみました。
:ふむ。どの市場も大変そうな感じはするな。
:日本で落ち着くのはいつになるのか、ってな話だねぇ。家庭用に限定しちゃうと、やっぱりタイトル数は減ったとも感じるよ。スマホなりPCなり、別のモノで遊ぼうと考える人も昔より増えたとは思うし。……それでも家庭用ゲーム機メインなのが日本だとも思いますけどネー。
:日本でのPS4展開が本格化するのはいつなのかっつー話にもなりそうだわなぁ……。
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