連載:気まぐれゲーム雑記 第556回:任天堂はまだまだWii U GamePadでの新しい遊びを提案していくようです

気まぐれゲーム雑記
第556回:任天堂はまだまだWii U GamePadでの新しい遊びを提案していくようです

どのようにして興味を引くのかが一番厄介

正念場は来年に移行……なの?

AZです。豪雨が来る前に買い物に行ったのですが、豪雨さえもある程度予測できるようになったテクノロジーの進歩とは凄いモノだと変な感心をしてしまいました。

ところで、任天堂が第74期定時株主総会の質疑応答を公開したのですが、私が気になったところをサクッとご紹介です。

E3に参加してきた事について

宮本茂:
私は何をしたかと言いますと、今、『Wii U GamePad』の有用性をみなさんに理解してもらうということを中心に取り組んでいますので、「『Wii U GamePad』を使って遊ぶとこんなに面白い」というゲームを実験作を含めていろいろと紹介しました。例えば、『Wii U GamePad』を持って腕を動かすことでロボットの上半身を操り、相撲のように倒し合いをする『Project Giant Robot(仮称)』や、『Project Guard(仮称)』という、守衛所のように12台のカメラの映像が一画面に映っていて、操作する映像を順番に切り替えながら迷路に入ってくる敵を撃退するゲームなどを紹介しました。そして、子どもたちを招待したイベントで、『Mario Maker(仮称)』という『スーパーマリオ』のコースを自分でつくって遊べるというゲームを、『Wii U GamePad』を活かした例として紹介しました。

[引用元:任天堂|第74期定時株主総会

ある意味、任天堂らしいですね。

私が一番気にしたのは「『Wii U GamePad』の有用性をみなさんに理解してもらうということを中心に取り組んでいますので、「『Wii U GamePad』を使って遊ぶとこんなに面白い」というゲームを実験作を含めていろいろと紹介」というあたりです。これはもう先日から岩田社長等々が口を酸っぱくしていっていることですが、Wii U GamePadの存在意義や如何に? という意見を覆そうという動きを体現したところです。しかして、一介のゲームプレイヤーたる身としては、やっぱりそのビジョンがイマイチぼやけている部分でもあります。「Project Guard」は面白そうでしたけどね。

すでに議論し尽くされた事として、任天堂は多くのハードで「目に見えてわかる変化」をしてきた経緯があり、そういったアプローチで成功したり失敗したりを繰り返してきたという経緯があります。Wii U GamePadもその目に見えて分かる変化なはずだったわけですが、実際はそういう答えに行き着きませんでした。今のところ、人によってはでかくて重たいコントローラという印象に留まっているという事が大半であり、多くの印象論もそんなところでしょう。単純な話、あのコントローラでゲームをしたいのか? という提案に対して、Noという答えが多かったというのが現実となります。

他ハードと言えば、PS4は既存の路線をひた走りましたが、Xbox OneはKinectを標準搭載させていました。一方で、外せば安くなるという事は延々と語り継がれる事となり、結局外したバージョンも発売されるという経緯に至りましたが、これはハードとしてその特徴を切ったとも見る事ができます。当然、Kinectの秘めているポテンシャルは大きい部分もありますが、現時点では受け入れられなかったという事でしょう。マイクロソフトの判断が良しとなるのかどうかは今後次第とも言えます。まぁ、プレイヤーにとっては良かった事でしょうし、KinectはVRが一般的に普及し出せばアプローチも変化するとは思いますが。

Xbox Oneを例にとってしまえば、ただのゲーム好きのみをターゲットにしたならばWii U GamePadをプロコントローラにでも変更すれば良いというオチになります。ですが、そういった状況でも任天堂はWii U GamePadでの路線をひた走ろうとしているあたりは、流石とも言うべきところでしょう。今後、Wii Uだからこそ遊べるゲームが多く求められますし、結果も伴わなければなりません。それに多くの人が求めるタイトルは2014年冬から出始めるわけで、正念場は来年に移りそうな雰囲気も出て参りました。はてさて、Wii Uのラインナップが本当の意味で出揃ってくるのはいつになるのか。いちWii U持ちとしましては、ノンビリと見守っておきたいモノですね。

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:任天堂の株主総会で、Wii U GamePadにまだまだ全力出すぜ! ってノリが見受けられたよーってなお話です。

しゃきーんさん:従来通りの路線だな。

しょぼーんさん:今のところ、多くの人からWii U GamePadでのプレイはNoですってなってるわけで、そこをどうやってYesに変えるかってな事だね。とはいっても、その最終的なゴールのビジョンが見えないってのは、Wii Uを持ってるからこそ余計に思うんだけどね。……そういう常識を覆して欲しいっすねぇ……。

しゃきーんさん:ま、うちらなんぞ所詮ただのゲーム好きな凡人だからな。Wii U GamePadだからこそ出来た最高のゲームだぞーってレビューが書けるタイトルの登場に期待したいもんだなぁ。

連載:気まぐれゲーム雑記 第556回:任天堂はまだまだWii U GamePadでの新しい遊びを提案していくようですに関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん

しゃきーんさん

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