連載：カート、バイク、バギーを5時間走らせてわかった「マリオカート8」の良いとこ悪いとこ

気まぐれゲーム雑記
カート・バイク・バギーを5時間走らせてわかった「マリオカート8」の良いとこ悪いとこ

5時間も走ればわかってくるのです。

改善して欲しいと願わずにはいられない

AZです。日本ダービーはワンアンドオンリーが優勝ということですが、ワンアンドオンリーはかなり意味深な名前であると気づいて人生に置き換えて考える一日でした。

さて、「冷やし中華、はじめました」的なノリで「マリオカート8、始めました」と書いておいたわけですが、プレイ時間5時間ということで早速ファーストインプレッションを書いていこうかと思います。ちなみに、マリオカートシリーズは過去作をすべてプレイしており、今回のプレイした環境はWiiのクラシックコントローラとWii U GamePadです。ついでに言えば、私は好きだからこそしっかり批判をする類の人間ですので、どうぞよろしくお願いします。

マイフェイバリットキャラのロイさん。……かっけぇです。

さて、今回は良いところと悪いところにスポットを当てます。本来ならレビューで書くようなネタですが、言及しておいた方が良いと判断したからです。まずは良いところから。

良いところ

運転方法などは基本的にいつも通りのマリオカート
新コースが綺麗な画面で出来る喜び
動画のアップロードが楽（ただし制限付き）

カート・バイク・バギーでそれぞれ何となくの違いがあります。また、前作と同じく各パーツにステータスが存在しており、その組み合わせで自分なりの良い乗り物を探す事になりますが、それがまぁやりこむ人にとっては相変わらず探すのが大変です。そろそろ、キャラクターの能力から各パーツの能力まで、ある程度網羅出来る一覧表みたいなモノが欲しいと願う人は多いでしょう。ですが、操作性は前作を引き継いだものであり、さほど迷うこともありません。

組み合わせを探すのは楽しいけど面倒

やはり、HD機である以上綺麗に映るのは賞賛したいです。また、ロード時間も至って普通であり、Wii Uを発売初期に買って恐ろしいほど起動時間が長かったあのロードに耐えた猛者なら、何てことはないレベルです。テンポ良くプレイすれば、4つのコースが大体15分程度で終わるので、快適なプレイが出来る一作です。

意味も無く格好良く決めてます

また、レースを振り返る事ができるハイライトがあるわけですが、そのハイライトをYoTubeにアップロードする事ができます。とはいえ、60秒までとなっており、1レースを完全に振り返る事はできません。あまり参考にはならないかもしれませんが、ハイライトなだけに酷いシーンの連続的なモノもやれないことはないので、動画をアップできる環境の人はちょっとしたお遊び要素としてやってみるのも良いでしょう。

やられまくったけど1位でした

ここから先は、悪いところ。

悪いところ

テレビ画面にミニマップがない
アイテムの引きが悪い
説明不足すぎた
カーソルがハイライトになっている

何はともあれ、テレビ画面上にミニマップがないのは致命的です。テレビ画面上、と言っているのはWii U GamePad上には存在しているからなのですが、Wii U GamePadのみに制限する意味がわかりません。一時期、カーナビを見ながら運転して事故を起こすなんて事が話題にもなりましたが、Wii U GamePadでミニマップを見ながらテレビ画面の方を操作という目の移動は、相当の慣れが必要とも言えるでしょう。後ろを見る事も可能ですが、結局前を見ないとマトモに走れないので相手がどこを走っているのかがわかるミニマップをくれと言わざるを得ません。

後ろを見ながらの運転は危険です

あと、アイテムの引きが余り良くない気がします。まぁあくまでも体感的な話なのでここばかりはどうにもなりませんが、1位との距離でアイテムのテーブルが組まれるそうで1位じゃなくともコインが多い感じです。4位あたりでコインだと、もはや逆転のチャンスさえなしという事になり非常に世知辛いの一言に尽きる勝負となります。ストイックに走りのみを追求するのも良いですが、マリオカートがそうあるべきかと問われたらそれもまた違う話ではありましょう。

1位にキノコが出て2位はコインだった時の絶望感

他にも、レース終了時に出てくる左上の星マークの用途が説明不足に感じられたり、レース終了後最初のカーソルが「次のレースへ」ではなく「ハイライトを見る」だったりと細かいところで微妙にモヤッとする部分もありますが、一番クリティカルに問題なのは「ミニマップがない」でしょう。これは、多くのマリオカートプレイヤーが感じている事にも思えてなりません。

まとめ

不満も目立つ内容ではありますが、大きな画面で綺麗なマリオカートが出来るというのは嬉しい事でもあり、マリオカートファンのみならず新規の方も楽しめる一作にはなっています。また、インターネット対戦もありますので、気軽に対戦できるというのは良い事とも言えるでしょう。ある程度不満に感じるのはマリオカート経験者であり、それを除けばそこまで不満を感じることも少ないかもしれません。……まぁ、マリオカートファンはそれなりに多いとも思いますが。

ともあれ、賛否両論渦巻く一本になった事に違いはありませんが、不満もあれどマリオカートらしい楽しさも確かに存在しています。今後、アップデートなどで改善されることがあるのかどうか、じっくりと注目しておきたいですね。