連載:気まぐれゲーム雑記 第517回:日経が“角川とドワンゴが経営統合”と報じる、ゲームがどう影響するのかを何となく考えてみた
気まぐれゲーム雑記
第517回:日経が“角川とドワンゴが経営統合”と報じる、ゲームがどう影響するのかを何となく考えてみた
たまにはフリーダムに書いてみます。
紙媒体にネットにヲタク産業。角川……恐ろしい子ッ!
AZです。「株主優待生活」でおなじみの桐谷さんのように生活したいと思う人が世の中どれだけ多いのか、気になって仕方がありません。
ところで、角川とドワンゴが経営統合をすると日経が報じています。
「角川書店」で知られるKADOKAWA(東証1部上場)と、動画配信大手のドワンゴ(同)は経営統合する方針を固めた。来年春にも持ち株会社を設立して2社が傘下に入る。KADOKAWAは出版や映画、ゲームなどのコンテンツ(情報の内容)に強く、ドワンゴは若者に人気のインターネット動画サービス「ニコニコ動画(ニコ動)」などを手掛ける。豊富なコンテンツと高いネット発信力を併せ持つメディアが誕生する。
[引用元:日経新聞]
こりゃまた凄いですね。
日経新聞と言えば、飛ばし記事なのか本当なのかイマイチ分からない記事が時折出てくる事でも知られた存在ではありますが、角川とドワンゴは4Gamerを混ぜて新しいメディアを作るという発表をしています。両社の関係が良好ならば、そういった事があるのも想定の範囲内ではあると言えましょうか。……実際は、会社としてのIR(投資家向け広報)待ちと言う事になりますけど。
日経が報じているところによれば、日本のアニメやゲームといったコンテンツとインターネットでの動画配信を利用し、日本の映像コンテンツなどを海外に発信する「クールジャパン」戦略の有力な担い手になる可能性があるとしております。クールジャパンってまだ続いてたんですね……。と、冗談はさておき、政府が主催した「クールジャパン推進会議」に角川グループホールディングス取締役会長の角川歴彦氏は参加しています。あながち、冗談ではない戦略なのかもやしれません。
さて、一方ゲームはと言えば、まず角川が保有しているゲーム事業の「角川ゲームス」があります。角川ゲームス自体はオリジナルでアピールしておりますが、先日角川はフロムソフトウェアを買収しました。片やドワンゴ側は、子会社であるMAGES.で5pb.Gamesとして多数のゲームを出しています。ついでに言えば、エクスペリエンスの「東京新世録 オペレーションアビス」もMAGES.から出る事になったり、そのエクスペリエンスは角川と協業プロジェクトとしてDRPG PROGRESSを進めてたけどとりあえず「剣の街の異邦人 白の王宮」は単独で出す事にしたりと、端から見れば絡み合っている状況が何となく垣間見えます。そこに、ニコ動も絡んでくればゲーム動画もまた捗りそうな雰囲気満載です。
一大メディアにしてゲーム事業も抱え込み、世界市場へ打って出ようという雰囲気にも見える角川ですが、IRでの公式情報待ちとなります。先日の角川と言えば、都の青少年育成条例新基準が初の適用という事で「妹ぱらだいす!2」が不健全図書に指定されるなどアレな雰囲気の話題も出ましたが、はてさて今回の話題はどういった結末になるのか。楽しみにしておきたいですね。
……ちなみに、「妹ぱらだいす!2」は元々18禁ゲームのコミカライズ版を全年齢として発売したのが不味かった気がしてなりませんが、ゲームでもそういった方向で騒がれない事を切に願いたい限りで御座います。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:日経が角川とドワンゴが経営統合するって報じてるので、とりあえずゲームとしては面白い事になりそうだけど、角川が一大メディアすぎてそこらへんがイマイチ伝え切れたのかどうかがわからなくてすみませんという話題です。
:まぁ、何となく色々絡み合っている感があるってのはわかるわ。
:それでいてちゃんと機能してるってのが角川の凄いところかなと。資本力とか半端ないだろうし、今後は本当に一大メディアとして世界に羽ばたくのかどうかってな話に思えてなりません。……角川は本当に上手い事やってるよねぇ……。
:不健全図書に指定とか、やらかしてる事もあるけどな。
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