気まぐれゲーム雑記
第503回：ファミ通アワード2013のPC・モバイル部門にPCゲームの現実を見た

頑張れ僕らのPCゲーム。

PCゲームの認知されなさ具合は半端ない

AZです。Xbox Oneがカタカナで「エックスボックス・ワン」と表記されると想像以上にわからなくなる現象については、ゲーム好きだからこその現象なのだと思い込んでいます。

ところで、ゲームメディアの大手であるファミ通がファン投票によって決まる「ファミ通アワード」の2013年の結果を発表しています。

ゲーム・オブ・ザ・イヤー

• 『モンスターハンター4』／カプコン

優秀賞

• 『英雄伝説 閃の軌跡（センノキセキ）』／日本ファルコム
• 『グランド・セフト・オートV』／Rockstar Games
• 『GOD EATER 2（ゴッドイーター2）』／バンダイナムコゲームス
• 『スーパーマリオ 3Dワールド』／任天堂
• 『ゼルダの伝説 神々のトライフォース2』／任天堂
• 『討鬼伝』／コーエーテクモゲームス
• 『ドラゴンズクラウン』／アトラス
• 『パズドラZ』／ガンホー・オンライン・エンターテイメント
• 『ファイナルファンタジーXIV： 新生エオルゼア』／スクウェア･エニックス
• 『ポケットモンスター X・Y』／ポケモン
• 『ライトニング リターンズ ファイナルファンタジーXIII』／スクウェア･エニックス
• 『The Last of Us（ラスト・オブ・アス）』／ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア

【特別賞】

ルーキー賞

• 『SOUL SACRIFICE（ソウル・サクリファイス）』／ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア
• 『討鬼伝』／コーエーテクモゲームス
• 『ドラゴンズクラウン』／アトラス
• 『The Last of Us（ラスト・オブ・アス）』／ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア

イノベーション賞

• 『グランド・セフト・オートV』／Rockstar Games

ベストヒット賞

• 『ポケットモンスター X・Y』／ポケモン

【モバイル・PC部門】

優秀賞

• 『パズル＆ドラゴンズ』／ガンホー・オンライン・エンターテイメント
• 『ファイナルファンタジーXIV： 新生エオルゼア』／スクウェア･エニックス

ルーキー賞

• 『艦隊これくしょん -艦これ-』／角川ゲームス
• 『クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ』／コロプラ
• 『チェインクロニクル』／セガ
• 『ブレイブフロンティア』／エイリム

最優秀ゲームメーカー賞

• カプコン

MVP

• 吉田直樹氏（スクウェア・エニックス）

キャラクターボイス賞

• 山寺宏一氏
• 坂本真綾氏

最優秀キャラクター賞

• ルイージ

［引用元：ファミ通.comさん］

受賞された方々、また関係者各位様におかれましては、本当におめでとう御座います。

さて、このファミ通アワードはファン投票によって決まるわけで、ともなれば一番売れたモンハン4が来るのは当然の流れでしょう。しかして、それなりにセールスで結果を出して、ファミ通クロスレビューでも高得点を叩き出したジョジョASBが入っていないのは何とも感慨深いモノがなきにしもあらずでしょうか。

そういったコンシューマタイトル群は、大体想像出来そうな内容ですのでさておきまして。とりわけ面白いのは新設されたという「モバイル・PC部門」です。PCが「ファイナルファンタジーXIV： 新生エオルゼア」「艦隊これくしょん -艦これ-」の2つしかないという現状は中々に潔い。

元々、ソーシャルゲーム部門にPCゲームやらスマートフォンアプリやらが追加されて「モバイル・PC部門」になったと明記されています。そしてこのアワードはファン投票ですから、ファミ通読者層で話題になったPCゲームは「ファイナルファンタジーXIV： 新生エオルゼア」と「艦隊これくしょん -艦これ-」のみかと思うと、PCゲームの認知されなさ具合は相変わらず半端ない。PCゲームやインディーゲームで盛りあがろうとする中でより多くの人に知ってもらえるよう周知する事が大切だとも感じますが、それがどれだけ難しいかも痛感させてくれます。

こと、日本においては元々家庭用ゲーム機が台頭しており、PCゲームは片隅におかれる存在でした。昨今ではSteamやら何やらで色々賑わせておりますが、やはりまだその分母は小さい事を実感します。ですが、PCゲームも家庭用ゲームもそれぞれに良い持ち味を持っていますし、今後ジンワリとでいいから着実に流行っていって欲しいと願わずにはいられませんね。