気まぐれゲーム雑記
第501回：カプコンは今こそが強気に攻勢をかけている気がしないこともない

かなり勝負かけてる気はしますね。

勝負しているのだからとりあえず応援するしかない？

AZです。もうゴールデンウィーク間近なのかとつい先日気づきました。

さて、カプコンについて産経新聞が何やら語っているとちょっとした話題になっております。

ついに出る？！　バイオハザード新作でカプコン起死回生なるか

ゲームソフト大手のカプコンが、携帯型ゲーム機「ニンテンドー３ＤＳ」向けソフト「モンスターハンター４」のヒットの影で、収益性の高いスマートフォン（高機能携帯電話）向けゲームでは大幅に出遅れている。一部ソフトの開発中止などで５０億円の特別損失を計上し、平成２６年３月期連結業績予想は下方修正した。専用機でも欧米で好調な据え置き型ゲーム機「プレイステーション（ＰＳ）４」に大作ソフトを出せておらず、「モンハン頼み」から抜け出せなければ苦境に陥る可能性が出てきた。

［引用元：産経新聞さん］

まぁ、印象論としてはそんなところでしょうかね？

なにやら、ITmediaも同じ記事を載せたのにタイトルだけ「スマホ出遅れ　モンハン頼みのカプコン、バイオハザード新作で起死回生なるか」に変わっているあたり何か感じるモノがあるような気がしないこともありません。しかして、本質はどちらも同じなので問題無く取り上げさせて頂きます。

大元の記事では、カプコンが完成度を追求しすぎる節があり、スマホゲームでも作り込んでしまうという事を取り上げています。ですが、ドラゴンズドグマクエストを作り込んだとするなら、色々とアレすぎるのは否めない気がしないこともありません。まぁそれはさておき、そういった経緯があり「特別損失」を計上したことを紹介しながらも、売上高についてはモンハン4の売上が大きかったことによる「モンハン頼み」をアピールしております。実際結果が出せているのなら、それはそれで有りな話でもありますが。

ついでに、

なぜ？PS4ではなくXBox　Oneに新作…

　一方、カプコンの抱える問題は、スマホ向けゲームだけとはいえなくなっている。ゲーマーから熱い支持を受け、欧米を中心に大ヒットしているPS4向けのゲーム開発が遅れているからだ。

　現在、カプコンはPS4向けではダウンロード専売のソフトを1本配信しただけ。ファンが期待する大作ソフトは、いまだに発売されていない。発売予定のソフトも基本プレー無料の「ディープダウン」（配信時期未定）のみだ。

～中略～

PS4のライバルの米マイクロソフトの据え置き型ゲーム機「Xbox　One（エックスボックス・ワン）」向けには1本ソフトを発売し、100万本を超えるヒットを出しているが、エックスボックス・ワンは日本では今年9月発売予定。日本のゲーマーはまだ遊べず、不満が高まっている。また、エックスボックス・ワンはPS4と販売台数で差を広げられており、カプコンの「戦略ミス」ととられても仕方がない状況だ。

［引用元：産経新聞さん］

とPS4プッシュをしているところではありますが、日本からみればそんなものでしょうか。カプコンは日本の大手メーカーでも海外でのセールスが比較的成功している方にも映ります。ともなれば、Xbox One向けに発売した1作が100万本を超えたならそれはそれでめでたい話であり、そもそもその1作は「デッドライジング3」なわけでして。デッドライジング3は、販売をマイクロソフトが担当しています。ということは、そこらへんの事情を鑑みてもカプコンの戦略ミスというのは何とも難しい気にはさせてくれます。

ついでに、F2Pの「ディープダウン」にどれだけ期待が集まるかというのもまた未知数に感じられるところでしょうか。カプコンがウリにしたい新ゲームエンジン「Panta Rhei」のお披露目タイトルですし期待が集まるのも無理はないとも思えますが、F2Pなあたりでどういう施策をしてくるのかはカプコンのF2Pタイトルで成功例がない以上、何とも判断に困る部分でしょう。

最後は、今年のE3でバイオハザードのナンバリング最新作「バイオハザード7」を出してくるのでは？　という話にまとまっており、モンハン頼みを脱却するための正念場とまとめていますが、バイオの新作はさておいて会社として正念場である事は同意するところです。ですが、研究棟を新設したり、新卒を中心に毎年100人程度を雇用するなどかなり強気の姿勢を見せています。そこから先を見れば、ご自慢のPanta Rheiをどう扱うのかが何となく見えて来るような気にはさせてくれます。

強気に出ているカプコンではありますが、勝負を仕掛けたという意味では正念場である事には違いないようにも感じられます。はてさて、カプコンが今後どういった道筋を辿ることになるのかをじっくりと見学させて頂きましょう。