連載:気まぐれゲーム雑記 第499回:Steamで所有する37%のゲームはプレイされていないとの統計結果、言いたい事はわからんでもない

気まぐれゲーム雑記
第499回:Steamで所有する37%のゲームはプレイされていないとの統計、言いたい事はわからんでもない

積まれちゃうのもまた難しいところではあります。

好きだからこそゲームで遊ぶのである

AZです。元出版業界にいた身としては、絶妙に微妙なジャンルの雑誌であれど廃刊になるのは世知辛い雰囲気を感じてしまいます。

ところで、PCゲーマーなら誰もが使っているであろうSteamですが、海外メディアArs TechnicaのKyle Orland氏がユーザープロフィールからの統計を基にした分析記事を公開しています。

プレイ時間ごとの割合では、459時間以上プレイされているゲームは全体のわずか1パーセントで、36.9パーセントは未プレイで所謂"積みゲー"と化しています。これらの分析から明白になったのは、半数以上のゲームは未プレイも含め1時間未満しかプレイされていないという事実です。

この現象は、無料タイトルの普及やセールスイベントの頻出によって、ダウンロード販売における平均単価が低下していることが主な原因と考えられます。調査結果の数字はあくまでも推定によるものですが、Steamアカウントで所有ユーザー数の多いゲームが、必ずしも人気タイトルではないという現状が確認できます。

[引用元:Game*Sparkさん]

まぁ、言わんとしたい事はわかりますね。

F2Pの普及は日本でも台頭しておりますが、PCゲームの場合バンドルで良作と駄作がまぜこぜな状態で出回ったりしています。もちろん、バンドルを否定するつもりもありませんし、むしろお世話になっているくらいです。ですが、プレイ時間という面でみれば、バンドルで購入しても不要なタイトルはさほどプレイしない事も容易に想像できる話でしょう。

特にインディーゲームのバンドルは、高いクオリティのモノから本当に低いクオリティのものまで選り取り緑です。インディーゲームは今でこそ注目を浴びている部分ですが、国内外で話題になるような高いクオリティのインディーゲームはさほど多くありません。むしろ、クオリティが低いモノの方が圧倒的に多いと言えます。

そのようなゲームがSteamでも配信されているともなれば、プレイ時間が1時間に満たないモノさえあるというのは仕方がない話です。だからといってすべてがつまらないわけではなく、インディーゲームの中でも高いクオリティのタイトルは確実に存在しています。だからこそ、そういう掘り出し物を探すのに躍起になってバンドルを買うような人もいるかもやしれません。

こと、プレイ時間に焦点を絞れば、37%の未プレイゲームや1時間満たないプレイ時間のゲームが多数ある現状は、ゲームの質そのものを下げている事に繋がります。そしてそれは、ゲームの価格的価値にも影響を及ぼす事になっていく事になるでしょう。ゲームのクオリティの問題については、大手とインディーゲームで大差があるのは仕方がない事とも言えますが、どのような作品であれどプレイヤーに受け入れられるような代物であって欲しいと願わずにはいられませんね。

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:Steamの統計を取ってみたら、37%は未プレイの積みゲーで、50%のゲームが1時間もプレイしてないぞーっつー話です。

しゃきーんさん:そりゃまぁ、バンドルで欲しいのが2つあるけど、あとの4つはいらないとかいう人にとっちゃ、興味が無いゲームを入手する事になるからなぁ。

しょぼーんさん:必ずしもプレイしなけりゃならんってわけでもないんだから、それはそれで良いとも思うけどね。でも、価格の価値が変化するのは否めない事だから、極力クオリティが高くて良いゲームってのが多数出てくる方が望ましいという現実は変わらんとも思うよ。……ま、どのゲームをやるかはPCなり据え置き機なり携帯機なりスマホなりあらゆる選択肢があるんだから、好きなものをやりましょうというオチで。

しゃきーんさん:色んな意味で、ゲームに不自由しない時代ではあるよな。……プレイする時間がないだけで。

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しょぼーんさん

しゃきーんさん

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