一週間を振り返るコラム的な何か
第88回：スマブラが話題騒然となった？　一週間

色々と善し悪しは出た気がします。

どれを書いて、どれを書かないかの選別が難しい

AZです。ブログもそろそろ4年目に突入しそうだというに、未だ何を書いて何を書かずにやるべきかを悩む日々が続いております。

さて、2014年4月6日～4月12日までで一番見られた記事は、「「大乱闘スマッシュブラザーズ」の発売時期は3DS版が2014年夏、Wii U版が2014年冬である事などが発表された「大乱闘スマッシュブラザーズ Direct 2014.4.9」のまとめ」でした。時期がズレると色々思惑が変わってくるのが難点でもあります。あとは、大体平均的だったので、私としては「スクエニプロデューサー安藤氏「“サガ”“聖剣伝説”は特モバイル二部がお手伝い」」を取り上げさせて頂こうと思う次第です。

後発発売となるWii U版スマブラは、どんな勢いになるのか？

スマブラダイレクトが放送されたわけですが、一番の感想は「大体いつも通りのスマブラになりそうで何よりだ」という感じでした。ですが、発売時期が3DS版は夏、Wii U版は冬とズレを見せたのが色んなところで話題を呼んでいます。

その多くの話題は「Wii Uは売れるのか？」という物に回帰しており、Wii Uとスマブラがセットなら確実に売れると踏んでいた人達が多かった事が窺えます。スマブラほどの大作ともなれば、そう考える人も多いでしょう。

実際、後発マルチタイトルはセールスに色々影響を及ぼします。そりゃそうです。先に出たハードの方が話題になるのは当たり前で、後発で出る頃にはすでに多くの情報が出回っています。色んな人のレビュー、攻略情報等々です。それに、後発で出る頃に「盛りあがるかどうか」の保証はないわけで、難しく考えてしまうのも仕方がない話と言えるでしょう。3DS版にWii U版、両方買う人の方が少ないのは目に見えています。

とはいえ、3DS版にしかないゲームモードが紹介されたあたりは、Wii U版にしかない何かがあるのかどうかは注目すべきところでしょうか。両方買えない人にとっては判断材料になりますし、他にもまだ情報は色々出てくる事も予想されます。とりあえずは、発売時期がズレたというのは大きな注目点でもありますが、どちらのハードでも盛りあがるような話題が今後出てきてくれる事を願いたいモノですね。

ブランドの使い方がポイント？

スクエニのモバイル担当部門である「特モバイル二部」が、サガシリーズや聖剣シリーズのお手伝いをするという発言があったわけですが、これに対してモヤッとしたのを覚えた人はそこそこにいそうな予感をさせてくれます。

私自身の考えは常々書いていますが、各メーカーが持っているIPをスマホに突っ込むなどでブランド摩耗を起こすのは余り宜しい傾向とは言いがたいというモノです。私は、ゲームはそのハードに最適化されていて面白ければOKと思っていますが、ブランドにはブランドイメージがあり、ある程度「そのイメージ通り」の作品じゃなければ「面白くない」という感情がわき起こってしまうからです。スマホで勝負するなら、スマホだからこそ出来るゲームを出すべきであって、「サガ」やら「FF」やらブランドのネームバリューに頼るべき話ではないとも考えております。そういった意味で、パズドラは凄いとも感心できるわけです。

他にも、「みなさんの脳内である美しい思い出の延長線上にあるものが出せるよう、チームをサポートしていきたい」と言われてしまうと、そもそもその美化された思い出は「スマホで出来ると思っている人がどれくらいいるのか？」とも思うわけです。だからこそ、モヤッとする人も多いと言わざるを得ない話と言えます。

もちろん、件の話があくまでも「スマホとの連動をお手伝いした」程度の話なら何ら問題はありません。むしろ、そういった手段はFF14でもドラクエ10でもやっている事ですし、他の大手メーカーもスマホとの連動要素は多くあります。もしそうなら、ガッツリ取り組んで欲しいモノです。

ともあれ、各大手メーカーが保有する過去の遺産とも言うべきタイトル群をどのように使うかが問われているのは間違いありません。スクエニだけに限りませんが、どのメーカーもプレイヤーの信用を勝ち取るようなスタンスでの開発、運営に期待したいモノですね。