連載:気まぐれゲーム雑記 第494回:プレイヤー製作のコンテンツが売れる時代になったようです
気まぐれゲーム雑記
第494回:プレイヤー製作のコンテンツが売れる時代になったようです
どんどんこの方向性を推して欲しい。
コンテンツを作りたいと思わせるスタイルが大切
AZです。生まれてこのかた5本の指には入ろうというくらい霜降りが凄いお肉を頂いたので一人焼き肉を楽しんだところ、油が出過ぎて胃もたれを起こしそうになりましたが、お肉は美味しかったです。
ところで、SOE(ソニーオンラインエンターテインメント)のJohn Smedley氏が、プレイヤーがゲーム内アイテムを製作できるサービスPlayer Studioの売上が$100,000に達した事を明かしているようです。
海外メディアGameInformerによると、先日のGame Talk Live内で新作ゾンビMMO『H1Z1』についてインタビューされた際、Smedley氏への質問はPlayer Studioの話題にも触れたとのことで、同サービスが大きな成功を収めていることを語りました。同氏は「実際のところ、最初のプレイヤーはすでに$100,000分のゲームアイテムを売り上げた」と、同社のプログラムを大いに賞賛しました。
[引用元:インサイドさん]
そのうち職人でも出てきそうな感じですかね?
Player Studioは、先も書いた通りプレイヤーがゲーム内アイテムを作る事ができるサービスで、それをSOEが審査し問題がなければ公式に販売される事で注目を浴びています。作られたアイテムの売り上げは4割がプレイヤーの元に返ってくると言う事で、Win-Winの関係になっているのが何よりの特徴でしょうか。MODよりも有効かもしれません。
MMOは、いつもコンテンツ不足に陥らないかが一番厄介な問題としてあげられています。開発側は常に作り続けなければならない自転車操業みたいなモノで、それが出来るのならば問題はありません。ですが、インターネットでの情報共有によりプレイヤーのコンテンツ消化速度は加速度的に上がりました。それは、プレイヤーと開発側の競争みたいな状態になっているのが現状とも言えます。
その状況を踏まえると、プレイヤーがコンテンツを生成する手段は非常に有効です。もちろん、ゲームデザインの問題もありますし、FF14やドラクエ10といったコンテンツ主導型のゲームでは難しいでしょう。せいぜい、動画を許容するくらいが関の山です。ですが、話題になっているゾンビMMO「H1Z1」やサンドボックス型MMO「EQ Next Landmark」はPlayer Studioのサービスが予定されていますし、プレイヤー達に自由を与えているのが何よりの特徴とも言えるでしょう。
日本で知られているゲームの多くはコンテンツ主導型ですし、プレイヤーが自分で考えて行動するという類を苦手とする人達が多いのも事実です。そうともなれば、中々プレイヤーにコンテンツを作って貰おうという発想になるメーカーはそう多くもないでしょう。ですが、今後プレイヤーにコンテンツを生成してもらおうと考えるメーカーが日本でも出てくるのかどうかは、大いに注目しておきたいところでもあります。メーカーとプレイヤーがWin-Winの関係でありながら、どちらもよりゲームを面白くしようと考えられる体制が出来上がっていくことをひたすらに願いたいモノですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:SOEのPlayer Studioで$100,000分のアイテム売上が出たぞーってなお話です。
:おお。そりゃ凄いな。結構頑張ってるじゃん。
:こういう、プレイヤーがアイテムを作って、それを公式が認可して上手く軌道に載せるってやり方は本当に上手いと思う。昔のMMOは、イベントをプレイヤー達で考えてきた事を思えば、そうあって然るべきだと感じちゃうし。……日本でもこのやり方、流行らないかねぇ?
:日本じゃ当分無理じゃね? ぶっちゃけ、求めているモノが違い過ぎる感もあるし……。
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