連載:気まぐれゲーム雑記 第487回:SCEJA河野氏曰く「日本でのPS4のTVCMは正月の予告と発売一週間前のCMだけ」
気まぐれゲーム雑記
第487回:SCEJA河野氏曰く「日本でのPS4のTVCMは正月の予告と発売一週間前のCMだけ」
マーケティングが変わると色々変化します。
ゲームをプレイしている人達が広告塔になる時代の到来?
AZです。極力、フリーダム且つ萎縮することなく書き続けていこうと思う所存です。
ところで、SCEJAのプレジデントである河野氏が、PS4のシェア機能でソーシャルメディアと連動した事についての変化を述べています。
──ソーシャルメディアと連動したことで、ほかに変わったことはありませんか。
河野氏: マーケティングに変化がありました。ソーシャルメディアを使ってユーザー同士が勝手に情報を広めてくれるようになったのです。今回、日本でPS4を発売するに当たって放送したテレビCMは、実は正月の予告CMと、発売1週間前から実際にプレイしている模様を見せるCMだけ。これほどの製品が発売されるのに、テレビを使ったキャンペーンとしてはかなり規模が小さかった。でもそれで十分でした。PS4のトピックを自社Facebookに上げるたびに、いわゆるフォロワー数が増え、クチコミが拡散しました。それに発売後も多くのユーザーが、プレイ中の動画をどんどんソーシャルメディアにアップしてPS4のPRに努めてくれた。
[引用元:日経トレンディさん]
TV広告が極力減ったのは、広告費面においては良い事かもしれませんね。
PS3時代に比べれば随分と大人しいアピールだったとは思っていますが、SCEJAの方が改めて正確な日数を出してくると中々に凄いモノがあります。海外と違って勢いがあるのかどうかが未知数な日本において中々思い切った方向性であり、Vitaの時と同じように「ジワジワ浸透していけば良い」という思惑もあったのかもしれません。
私自身、最近はシェア機能や動画の事を話題にするたびに「新しいマーケティングになる」と書いてきましたが、大筋は間違っていなかったようです。ソーシャルメディアでの宣伝手法は、上手くやれば大きな広がりを見せるというのはすでに多くの人が気づいています。動画やゲーム実況の配信は、一応建前としていち個人プレイヤーが宣伝をしているのですから、メディアやら何やらよりも実際にプレイした人の意見の方が信用に値するのは言うまでもありません。……ステマだなんだは話になりませんけど。
私としては、この方向で進んでいくのは大いに良い事だと思っています。ゲーム動画は著作権の問題やらネタバレやら、難しい問題を孕んでいるのは事実です。当然、そこらへんも改善されていかなければならないところなのは間違いありませんし、早急に手を入れる部分だとも感じています。ですが、結局ゲームをプレイするのは消費者であり、メーカーは消費者とWin-Winの関係を築かなければなりません。イマイチ内容のわからない、外面だけ面白そうな雰囲気がするゲームを高額で買わせるような時代ではなくなったのです。どのように「信用を勝ち取るのか」は、ビジネスをしていく上で重要な要素だと言えるでしょう。
今後、ゲーム動画作りや生放送配信などは、そのゲームの広告をするというのと同義になっていくかもしれません。とはいったところで、必ずしも「良い広告」ばかりが出てくるとは限らないという可能性も孕んでいます。願わくば、凄く面白いと賞賛されるようなゲームがより多く配信されていく事を願いたいモノですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:SCEJAのプレジデントな河野氏が、マーケティングが色々かわってきたよーってお話をしとったので、ご紹介してみました。
:ふむ。まぁネットがここまで普及すりゃ、なぁ。
:パソコン通信を知っている世代としては、やっと時代が追いついてきたのかなーと。でもまぁ、まだまだ難しいところもあるから、メーカーさんは消費者が何をすれば喜ぶのかを考えながらやっていって欲しいものです。……TVをほとんどみないわたくしにとっては、ネットの宣伝の方が大切なのです!
:……偉そうに言う事じゃねーだろが……。
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