連載:「ダークソウル2」のレビュー マゾさとストレスは紙一重だけど、マゾいながらも攻略のしがいがある難易度
気まぐれゲーム雑記
「ダークソウル2」のレビュー マゾさとストレスは紙一重だけど、マゾいながらも攻略のしがいがある難易度
マゾい貴方にお奨めです。
間違いなく、気になる要素も含めて続編だった
AZです。買い物に行くとスーパーのモノの価格がジワリと上がっていて、増税前なのに増税後の世界を実感してしまいました。
さて、そんな厳しい現実ではありますが、ゲームでも厳しい世界を提供してくれる「ダークソウル2」のレビューにまかり出る準備が整いましたので、早速レビューしておきます。ネタバレ満載となるので注意しておいてください。ちなみに、プレイ時間はPS3を付けっぱなし時間があるのでさっぱりわかりませんが、通常プレイなら倒さなくても良い2体のボスも始末しております。
クリアすると、果ての篝火に2周目が登場
今作は、ステータスが細分化された事とマップがかなり広大になった2点から、クリアまでにかなりレベルを上げることになります。レベルを上げるとマッチングがどうこうも影響するとは思いますが、今作はさほどきにならずにプレイ出来ました。というよりも、上げないとシンドイというのと、武具の装備条件が厳しいモノがあります。きちんとレベルを上げながらの攻略がオススメと言えます。
クリア時のレベル(脳筋っぽくなっちゃいました)
今作は、前作に比べると武器や魔法がかなり増えています。武器はそれなりに選択の余地がありますし、魔法も前作よりレパートリーが増えていて純魔法使いでも十分やっていける強さでしょう。また、NPCも前作から結構増えていて、色々とイベントがありそうな予感はさせてくれます。NPCを殺すと、一定時間後に墓が出来ているのもまた印象的なところでしょうか。……いやまぁ、一部のイベントは上手くいったりいかなかったりと、情報が錯綜しているようですが……。
火を噴く特大剣「溶鉄剣」
新しい呪術「ぬくもりの火」
某NPCの墓でソウルを払うと呼び出せます
また、MAPも増えた分かなりレパートリーに富んだ仕掛けなどがあるわけですが、その分成長度合いによっては攻略が厳しくなるケースも多々あります。そこで厳しさを覚えてしまう人の場合、今作独特仕様の「ある程度殺せば再度湧かなくなる」が活きてくるわけですが、そうじゃなくとも遠距離攻撃祭りは中々にシンドイ。マゾさとストレスの関係は紙一重だとわかっていながらも、地味なストレスを感じてしまいました。……まぁ、私の攻略の仕方がいけないのかもしれませんけど。
遠距離攻撃はシンドイです
今作は10回程度敵を倒すとリスポーンしなくなるわけですが、「篝火の探求者」で復活させる事ができます。しかし、「篝火の探求者」を使うと復活した敵は強くなり、良いアイテムを落とすようにもなります。本作を「ハクスラ」というジャンルで考えるとちょっとモヤっとする感じもありますが、これもある意味で救済策なのかもしれません。
使おうか使うまいか悩んだ挙げ句、結局使わずじまいの「篝火の探求者」
オンライン要素にも繋がる誓約システムは、今作も定番となっています。ですが、前作でいう「森の狩猟者」の誓約と大差ない「鐘守の誓約」と「ネズミの王の誓約」は結構なお祭り騒ぎの侵入具合で、少なくとも今作は亡者でも侵入されるので賛否両論が噴出するのは間違いなさそうです。兎にも角にも、「鐘守の誓約」と「ネズミの王の誓約」があるのでPKの存在が希薄で、結局PKにはゲームクリアまでに1度しか侵入されませんでした。とはいっても、オンラインだからこそ楽しめる誓約が多いので、完全に楽しむにはオンラインである事が最重要とも言えるゲームでしょう。
みんな大好き「太陽の後継」の誓約
今作、最大の特徴と言えばステータスのふりなおしが出来るという事です。「ソウルの器」を消費しますが、終盤に行けば数個は手に入っているでしょうから、好きなようにやり直しが可能となっています。攻略がどうしても難しい場合は振り直すのも有りです。
レベルが上がった分、振り直せます
私としては、全体的に武具やNPCが増えたのも嬉しい要素でした。他にもどこから攻略するかとか、成長をどうするかといった選択の自由は喜ばしい事だったのですが、マップは増えた分攻略に考える余地が減った気がしないこともありません。結局のところ初見なら弓があれば格段に楽ですし、脳筋ステータスの人にとっては厳しい場所が多いでしょう。ついでに、ストーリーや指輪の効果の説明も分かり辛いのは相変わらずです。
また、一撃死するようなボスがいるのも中々にストレスを溜めてくれました。マゾさとストレスは本当に紙一重である事を実感できます。ついでに、リスポーンについては賛否両論あるでしょうが、ハクスラと見たら微妙な要素ですし、攻略だけにスポットを当てれば確かに救済の意味はあるとも考えられるような気はします。
夕日に向かって手を振りたい年頃
以上、「ダークソウル2」のレビューでした!
総評
評価項目 | スコア | |
---|---|---|
マゾさ | 10/10 | |
やり込み | 9/10 | |
ストーリーや アイテム効果の説明 | 4/10 |
良いところ
- 自由に、自分なりの攻略が考えられる
- 縛られる事がないプレイスタイル
- やり込みが好きな人にとっては、凄く良いゲーム
悪いところ
- ストーリーやアイテムの効果など分かり辛いモノが多い
注意点
- かなり死ぬ事になる(対人的要素であれ、攻略であれ)ので、折れない心と不屈の精神がない限りはオススメし難い
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:ということで、「ダークソウル2」のレビューと相成りました。
:ふむ。前作より楽しめたの?
:うーん。なんというか、状況がわからんまま死ぬってシチュエーションが多くて、これはどうなのだ? と思うところもそれなりにあったかな。「鐘守の誓約」とか、わけわからんかったし。でもまぁ、オフラインにする事もなく気合いでクリアできたのだから、これはこれで有りなのだとも思うよ。……大変だけど達成感も結構あるゲームでしたぁ……。
:……達成感満載でお疲れのところ悪いが、次のゲームが控えてるぞ?
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