連載:気まぐれゲーム雑記 第474回:好きなゲームを作るために会社を辞める人を見ると、とりあえずは応援したい気持ちになる
気まぐれゲーム雑記
第474回:好きなゲームを作るために会社を辞める人を見ると、とりあえずは応援したい気持ちになる
頑張って欲しいモノです、切実に。
答えの正しさは、目指すべき目標で大きく異なる
AZです。眠さに打ち勝つため、ひたすらにダークソウルでソウルを稼ぎ続けてます。
ところで、海外メディアのIGNがコナミの「悪魔城ドラキュラ」シリーズで知られている五十嵐孝司ことIGA氏がコナミを退社した事を伝えています。該当記事はこちら。
要点を意訳してしまうと、
- 自分が本当に作りたい、自分の過去の作品のファンが求めている作品を作るために独立する事にした
- コナミを離れることは大きな決断だった
- これまで応援してくれたゲーマーやファンが、次の作品に集ってくれることを期待している
といったところでしょうか。意訳ですけど、そんなにズレてないとは思います。
最近の悪魔城ドラキュラシリーズ、というよりもキャッスルヴァニアシリーズは正直「コレジャナイ」感が確かにありました。海外外注していた影響も強かったのかもしれません。そういう意味では「自分が本当に作りたい」という部分については、かなり大切なポイントだったという事でしょう。
この話は、「会社じゃ好きなゲーム作れなくなったから、会社を辞めてインディーなり何なりの手段に打って出る」という事を意味しています。日本で言うなれば、稲船氏などと同じ道を辿るというのがわかりやすい路線です。もちろん、どこかのパブリッシャーがIGA氏の新設予定なスタジオごと拾う可能性も否定できませんけど。
大体こういった事は、企業とクリエイターの目指すべき場所がズレた事に端を発します。企業からすれば、お金儲けにならないゲームに興味はないでしょう。どんな内容であれ、稼ぐという結果が残せない事には話になりません。世知辛いようですが、浪漫よりも現実を見てしまうのが企業です。逆に、クリエイターはどうせ作るなら自分が好きなモノを作って、自分達のファンに喜んで貰いたかったり、叱咤激励して貰いたい、という考えが強い人も多い事のように感じます。
ともあれ、IGA氏の今後がどうなっていくのかは非常に重要な話となります。インディーで華々しく開花するのか、それともどこか良いパブリッシャーが手を差し伸べるのかはわかりませんが、より良いゲームを作ろうという姿勢は大いに応援していきたいですね。是非、また「悪魔城ドラキュラ」のような良いゲームを作って欲しいモノです。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:なんか、IGNが五十嵐孝司ことIGA氏がコナミを辞めたって報道してるよーってなお話です。
:ふむ。本当に作りたいモノを作る、か。なんつーか、今のゲーム会社の現状を表してるような感じだな。
:まぁ、仕方ない話かな、とは思うよ。やっぱり会社である以上は、安定や安息を求めるからね。もちろん、それで会社を批難するつもりはない。……まぁ自社でタイトルが出せない状況になるくらいなら、インディーで各クリエイターの代表作に似ているようなゲームを出す方がファンにとっては喜ばしい事だろうけどネー。
:どういうモノが作りたいか、という目的や目標が上手く会社側とマッチすれば最適ではあるんだがな。世の中そう上手くもいかないって事なんだろうよ。とりあえず、本当に無事な成功を祈りたいわ……。
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