連載:気まぐれゲーム雑記 第438回:日本ファルコムとSCEJAがアジア地域でのパブリッシャー契約を締結、今後のアジア市場展開はどうなっていく?
気まぐれゲーム雑記
第438回:日本ファルコムとSCEJAがアジア地域でのパブリッシャー契約を締結、今後のアジア市場展開はどうなっていく?
PCとは一線を画しそうです。
日本もアジアの一部です?
もうすぐ1月が終わるのかと思うと、時の流れが恐ろしく思えてならないAZです。今年は色々やりたい事を達成したいです。
さて、イースや軌跡シリーズでお馴染みのファルコムとSCEJAがアジア地域でのパブリッシャー契約を締結したと発表しました。
日本ファルコム株式会社(代表取締役社長:近藤季洋、以下「日本ファルコム」)は本日、Taipei World Trade Center で行われる「2014 Taipei Game Show」にてソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア(SCEJA)との PlayStation フォーマットをめぐるアジア地域でのパブリッシャー契約を締結したことをお知らせします。
その第一弾として、アジアでも絶大な人気を誇るストーリーRPG「軌跡」シリーズの最新作、『英雄伝説 閃の軌跡(センノキセキ)』の繁体字中国語・ハングルローカライズ版を 2014 年夏にリリースすることが決定しました。
更に、同作品の続編となるシリーズ最新作『英雄伝説 閃の軌跡Ⅱ』のアジア言語ローカライズ版も、PlayStation3 および PlayStationVita 専用タイトルとして、2014 年度に日本語版と同時期に発売致します。
[引用元:ファルコム公式サイトさん(PDFです)]
これまた、いよいよもってSCEJがSCEJAになった効果を発揮してきましたね。
ソニーは、比較的前段階からアジア地域への進出として台湾市場などをターゲットにアピールしてきました。また、SCEJとSCEAを統合するなど、日本もアジアの一部であるとして行動している部分はなきにしもあらずといったところでしょうか。
日本のメーカーもアジア市場には非常に重要なウェイトを置いている節がみられ、アジアでのPS4発売にあわせて「真・三國無双7 with 猛将伝」はアジア先行発売されるなどといった事もありました。少なくとも、各メーカーにSCEJAは、アジア地域は日本のゲームと趣向が似ていると見ているような気がしないこともありません。
また、「Infamous: Second Son」の台湾での発売日が3月21日に決まったと言う話題も出ています。
「Infamous: Second Son」の台湾での発売日が明らかになった。本作は3月21日発売で、英語音声の繁体字中文版となる。北米やヨーロッパでも同時期に発売となるという。様々なグッズが同梱された特別版や、本体とセットになった同梱版も発売される。ちなみに日本での発売は2014年春で、英語音声に加え、吹き替えの日本語音声も収録される予定だ。
[引用元:Game Watchさん]
やはり、字幕だけのローカライズの方が圧倒的に楽であるというニュアンスにも取れますが、台湾ではそういったローカライズ作品でも売れるという見込みであるならば、メーカーとして美味しい市場に映るのは間違いないでしょう。日本は日本語じゃないと売れにくいという前提がありますので、丁寧ではありますが他の地域よりも遅くなってしまうのは仕方がない市場、という見方さえ出来てしまいます。
以前、日本でも随分と海外ゲームが馴染んできたという記事を書きましたが、アジア市場の盛りあがりもその一環と言えます。ソニーは、少なくとも家庭用向けハードメーカーとしてはいち早く目を付けて行動してきた様にも映りますし、今回のファルコムのようにアジア市場への進出をどんどん促していくでしょう。日本での情勢が今後どうなっていくのか、生暖かく見守りつつ面白いゲームが多数出てきてくれる事を願いたい限りですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:ファルコムさんがアジア地域でのパブリッシャー契約をSCEJAと締結したよーってなお話です。
:要するに、ファルコムタイトルは日本でPS3とかVitaから出るから、アジア地域の販売も後押ししていくってことか?
:まぁ大体そんな感じ。台湾とかそういう市場は注目されてるし、SCEJAになった効果が発揮されてるって事じゃなかろうかと。メーカーにとっても、良い話に違いはないからね。……はてさて、アジア市場はどれくらい大きくなるかねぇ?
:どんどん大きくなって欲しいものだが、ゲームそのものの質や日本市場もしっかりと上がって欲しいものだな。
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