連載:気まぐれゲーム雑記 第437回:任天堂の1月30日の経営方針説明会を前に、Wii Uに対して思う事

気まぐれゲーム雑記
第437回:任天堂の1月30日の経営方針説明会を前に、Wii Uに対して思う事

どういう方針でやるのかは楽しみでもある。

メインターゲット層ってどこなのだろう?

新しい家電が来るとなると、部屋の掃除が大変に思えてならないAZです。咳もイマイチ止まらないと言うに、何と言うことでしょう。

さて、今週の1月30日に任天堂が新事業構造を具体的に説明するとした経営方針説明会があるわけですが、それを前にゲームメディアである「Game*Spark」がリサーチした“任天堂の業績不振についてどう思いますか?”の結果を発表しています。

回答では任天堂の業績不振の大きな要因は2012年に発売されたWii Uであるとの意見が多く挙げられており、「サードパーティのタイトル不足」「ハード性能」「Wii U GamePadの存在意義」「未熟なオンラインサービス」など様々な問題点が指摘されています。

また、一見好調だと思われていた3DSが任天堂の目標値に達しなかった事も不振の要因として挙げられています。その他にも「Wii Uと3DS自体が競合している」「スマートフォンの急速な普及」「任天堂がターゲットとする“ファミリー”層の減少」といった意見もあり、任天堂の舵取りと世間の波が一致していないと感じている方が多いようです。

[引用元:Game*Sparkさん]

大半の意見はどこかで見た事があるようなもので、オーバーにズレを感じるようなモノはそうないようにも思えるモノでした。とはいっても、色んな人のコメントを載せているのでやたらと長いですが。

先に書いておくと、私自身はWii Uを所持しております。だからこそ、余計に任天堂からの「Wii U GamePadでゲームをする」という提案に乗る人がそうもいなかった、と思っていたりします。Game*Sparkでいうところの「Wii U GamePadの存在意義」に該当しますね。自分で言うのもなんですが、自分は根っからのゲーム好きだと思っておりますので、コントローラはシンプルに使いやすく耐久度があれば良し、と考えています。そこにWii U GamePadで新しい風を吹き込もうと試みたのは良いのですが、現時点で成功しているとは到底言いがたい。

もっとも、Game*Sparkを見るような方々はそれ相応にゲーム大好きっ子であり、任天堂がメインとしているファミリー層でもない事は踏まえるべき事項です。同じくゲームメディアの4Gamerで行われたアンケートでも、Wii U持ちの4Gamer読者は

苦しい様子がうかがえるのが任天堂のWii Uである。もともとファミリー向け志向が強く,4Gamerの読者と相性が良いとは言えない側面もあるが,それを差し引いても所持率が1%も伸びていないというのは,良くない意味ですごい。Wiiの普及率と比較してみても,何かしら大々的な展開が無い限りは,これ以上の普及は難しいかもしれない。

[引用元:4Gamer.netさん]

と、中々に手厳しい結果が出ています。素人目に見ても4Gamerと任天堂タイトルの相性はそこまで良くないと思っていましたが、そんな4Gamerがピクミン3の発売時に宮本茂氏とのインタビュー記事を掲載したのは、任天堂も随分とアピールの路線を変更したものだと感じるモノがありました。

Wii Uは、任天堂のハードである以上はメインのファミリー層を見据えているのが現状でしょう。ですが、少なくとも今はその層にアピールできていないという事になります。また、ゲーム大好きっ子達からすれば、先に書いたとおり「タイトル不足」な面や「Wii U GamePadの存在意義」など、解消されるべき点がされていないのはぬぐい去れないものでもあります。

一昔前の人間なので、Wii Uの不振は「ニンテンドー64やゲームキューブ時代に戻っただけ」とも思ったりする面は否定しませんが、やはりゲーム機である以上はゲームが多数出てきてしっかりとした存在感をアピールして欲しいとも願って止みません。今後、Wii Uのメインターゲット層がどうなっていくのかはわかりませんが、1月30日の発表に起死回生の一手が出てくるのかどうか。じっくりと吟味しつつ、今後も頑張って盛り返して欲しいモノですね。

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:何やら、任天堂の不振についてどう思う? ってなアンケートの結果が出たみたいだから見てみたんだけど、わたくしは仮にもWii Uオーナーで御座いますが故に、それなりに思うところを書いてもよかろうと思ったわけです。

しゃきーんさん:まぁ、昨年はバーチャルコンソールだけだったからな……。

しょぼーんさん:最終的には、マリオカートやスマブラ出るから良いっちゃー良いんだけどさ。でも、今はちょっとこう「わたくしが求めるゲーム体験」とは違ったベクトルを向いてるのかなぁと。んだから、1月30日は何を発表するのか、すんげぇ楽しみにしておりますよ。……任天堂は、貪欲に頑張って欲しいものっすなぁ。

しゃきーんさん:ともあれ、まずは1月30日の発表に注目ってのは変わらんのな。

連載:気まぐれゲーム雑記 第437回:任天堂の1月30日の経営方針説明会を前に、Wii Uに対して思う事に関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん

しゃきーんさん

しょぼーんさん

しゃきーんさん

コメント (2)

名無しのゲーマーさん

子供からお年寄りまで幅広い年齢層の人達が、家族や友だち、恋人たちと一緒にワイワイキャッキャしながらプレイするのが任天堂のゲームというイメージがあるので、どれにも当てはまらない自分はここ数年全く任天堂製品を買っていないです。
…あれ、コメントしていて目に汗が溜まってきたぞ?

AZ@管理人

少なくとも、今の任天堂さんはファミリー層向けのゲームしかないわけで、ディープなゲーム大好きっ子達にアピールするようなモノがあまりないのは何とも世知辛いですね。
まぁそれに、アレです。ボッチは大変気楽でございます。誰に疎外されることもなく、ただただゲームに没頭できるという特典が貰えます。大変お買い得な特典なのです!
……フレンド一人さえ危ういのに、その他もろもろなんて到底無理かなぁ……。(´;ω;`)

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