連載:気まぐれゲーム雑記 第433回:ゲーム動画配信サービスの「Twitch」は一ヶ月の視聴ユニークユーザーが4500万人、今後のゲーム配信サービスの行方は?
気まぐれゲーム雑記
第431回:ゲーム動画配信サービスの「Twitch」は一ヶ月の視聴ユニークユーザーが4500万人、今後のゲーム配信サービスの行方は?
ゲーム配信はトレンド……かもしれないけど?
PS4やXbox Oneで問題をどうクリアにするのかに期待
AZです。先日、まったく寝られずにほぼ徹夜状態になってしまっているので、皆様体調管理は気をつけましょう。
さて、さっそくですがWIERDの方でゲーム配信ストリーミングサービスの「Twitch」について、取り上げられています。
ゲーム配信専門のストリーミング「Twitch」。ユーザーが利用する時間は1カ月当たり120億分超、ユニーク視聴者数は1カ月あたり4,500万人という発表が出された。
[引用元:WIERDさん]
おおう、これはすごいですね。
Twitchとは、ゲーム専門のストリーミングサービスの事です。いわゆる、生放送と言うヤツですね。日本ではニコ動の方が主流となっていますが、私としてはニコニコよりもTwitchの方が好みではあります。……まぁゲーム専門なだけはあるという事でしょう。
特にユーザーを伸ばした理由として、
次世代コンソールの統合や、ゲーム配信プラットフォーム「Steam」アカウントとのリンクといった2013年中に行われたサーヴィスの改善によって増大したという(ユニーク視聴者数は1カ月あたり4,500万人、ユーザーひとりあたり視聴時間は1日あたり106分。ユニーク配信者数は90万人以上という)。
[引用元:WIERDさん]
と、Steamとの連動をアピールしています。元よりPCがないと始まらない事を考えれば、Steamとの連動はやっておいて損はなかったと言う事になります。Steamもすでにアカウント総数が7500万人を突破している事もあり、より一層配信する人も増えていくでしょう。
今やゲームの生放送はトレンドとも呼べるモノで、生じゃなくとも実況動画などを楽しむ人がいるのも間違いありません。PS4やXbox Oneでは動画を共有する事ができる機能が搭載されており、それは一つの時代を象徴しています。それだけに強いとも思えるわけですが、海外ではいざ知らず日本では法的な問題もピックアップされています。
動画サイトで人気の「ゲーム実況」 法律的に気をつけるべき点は?
~中略~
ゲーム中の画面をパソコンに取り込むなど、『ゲーム実況』動画を作る方法は様々のようですが、ゲーム画面を録画・撮影する行為は、『映画の著作物』の『複製』に当たり、著作権者の許諾を受けずに行うと著作権侵害になります
[引用元:弁護士ドットコムさん]
ということで、何をどう足掻いたところで法的な側面としてアウトな部分があるのは確かとなっています。ゲームによっては黙認してくれるメーカーもありますが、法的に見てしまえばアウトなわけで訴えられたら何をしても勝てないのが現状です。きちんとやりたいなら、許可を取るか、最初から許容されているゲームをするかの2択でしょう。
PS4だとシェアできる動画の範囲はメーカーが決める事ができると言われていますが、そうなるとシェア機能を使わずして配信を試みる人達も出てくる可能性は高いです。メーカーが定めた範囲外のゲーム動画で人気が出てしまった場合、メーカーとしても対応に困ってしまう部分があるのを考えると、まだまだ考慮の余地はありそうです。それに、サウンドノベル系などストーリーそのものが重要になるゲームの場合、配信そのものをプレイヤーのモラルに依存しないといけないという問題もはらんでいます。
私自身、ゲーム実況や生放送などが盛りあがっているこの流れはどんどん加速していくと考えています。ですが、法的な側面を理解していない人やサウンドノベルなど配信自体を控えるべきジャンルを理解しないで配信をしている人が多い現状を踏まえると、まだまだ時間はかかりそうな予感もさせてくれます。PS4やXbox Oneでその形がどうなっていくのかを楽しみにしたいですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:ゲーム配信の「Twitch」がユニークユーザー数が4500万人だっつーんで、今後ももりあがりそうだなぁと思ったわけですよ。
:貴様はしないの?
:ほら、わたくしシャイボーイだから。それに実際聞き取りづらい実況ってのもそこそこあるし、それならゆっくり実況動画とか自分で音声を入れながら字幕付けて自分の思いを編集する方が楽しめる口なのですよ。ついでに、メーカーは法的な問題もあるのだから、早めに各タイトルの見解を出して欲しいとは思う。……今後もどんどん人気出るんだろうなぁ……。
:貴様がシャイとかわけわからんが、一つの遊び方として確立されつつあるわけだしメーカーも上手く利用するくらいの気概は見せて欲しいところかもしれんな。
:
:
:
:
そういえば、去年の12月頃からYouTubeの "コンテンツID機能" のゲーム動画自動削除機能が有効になりましたね。この機能のおかげで、海外のプレイヤーがポケモンやゼルダのYouTubeでのプレイ動画の投稿をやめて、他のストリーミングサイトに引っ越ししていたのが印象に残っています。
ゲームのプレイ動画の投稿はグレーゾーンだとはわかってますが、最高難易度のゲームの攻略を参考にしたり、字幕を読みなおしたり、クリア済みのゲームを他のプレイヤーがどうリアクションをとってプレイするか(特にホラーゲー)など、プレイ動画を観るのも自分にとっては楽しみの一つになってます。
ゲーム実況も一つの文化だと思うので、プレイヤーもある程度自重しつつ、メーカーは柔軟な対応を示して欲しいです。