連載:気まぐれゲーム雑記 第427回:PS4の発売が迫る日本でどうなるかをゲームジャーナリストが予想すると?
気まぐれゲーム雑記
第427回:PS4の発売が迫る日本でどうなるかをゲームジャーナリストが予想すると?
落としどころは無難かもしれません。
結果発表が楽しみです
AZです。やっと風邪が治りそうな見通しが立ってきたことに、得体の知れない喜びを感じております。
ところで、当ブログでたびたび取り上げる“新清士”氏の新作記事が出ていたのですが、相変わらずの論調だったので少々思うところを書いていこうと思います。
スマートフォン(スマホ)向けゲームの台頭で家庭用ゲーム機は逆境にあるほか、有力ソフトの不足を指摘する声も多い。新型ゲーム機の前途は多難だ。
[引用元:日経新聞さん]
いつも通り、スマホ推しなところは変化がないようです。確かに、日本では有力ソフトが不足している……というよりも、PS3とのマルチによりPS4のウリとしてやっていけそうなタイトルが少ないと言うのが現状でしょう。そこらへんについて、SCEの社長兼CEOで日本語も頑張ってしゃべるアンドリューハウス氏は
他方、問題となるのは「日本」だ。携帯ゲーム機とソーシャルゲームが伸び、据え置き型ゲーム機の市場が小さくなってきている日本で、PS4が欧米のような熱狂で受け入れられるのか、不安視する声は多い。
ハウス:かなり自信はもっています。なぜなら、いわゆる「洋ゲー」ファンの人口が増えてきている、と見ているからです。そうしたお客様に満足していただけるだけのものはすでにある、と思っているので、ここをPS4のコア層として育てていきたいと思っています。今現在のマーケティング、という意味では、そうした層を中心とした作り方です。
[引用元:AV Watchさん]
と、洋ゲーファンなら喜びそうな発言をしていますが、逆を言えばPS4で日本向けのロンチタイトルは乏しいという見方が出来ない事もありません。まぁ、それでも過去のPSハードのロンチタイトルを見れば充実している方だは思いますが。
また、それは違うんじゃなかろうか? と思える事として
ゲームタイトルの不足という問題は、どちらのゲーム機にも共通する大きな課題だ。特にSCEの場合、自社で発売したゲームはPS4発売日に間に合わせるため強引にリリースしたのではないかと思われるほど完成度が低いものもみられる。
欧米の各ゲーム誌のゲームに対する評価を100点満点の平均点で示すレビュー集約サイト「メタクリティック」によると、PS4向けゲームのうち、技術デモ的な要素を持たせたアクションゲーム「ナック」は55点、より豪華になった画像をアピールするシューティングゲーム「キルゾーン シャドーフォール」は74点となっている。一般に80点を超えなければ優れたゲームと考えられないため、厳しい評価と考えてよい。
[引用元:日経新聞さん]
といった感じに、メタスコアで優劣を決めるという事をしています。
もちろん、メタスコアを参考にするなとは言いません。むしろ、きちんとレビューを見るならば参考にすべき点も多いでしょう。当ブログでも、そういった意味で度々取り上げています。ですが、点数だけで優劣を決めるのは頂けない。何故メタスコアが低いのか、それがどう完成度に繋がっているのかがわからないモノになっています。何とも、モヤッとする部分です。
しかして、
現在PS4ユーザーが購入しているのは、シューティングゲーム「バトルフィールド4」(エレクトロニックアーツ)や「コールオブデューティ ゴースト」(アクティビジョン)、レースゲーム「ニードフォースピード ライバルズ」(エレクトロニックアーツ)といった続編ものばかりだ。これらのゲームはXboxOneのみならず、PS3やXbox360といった既存のハードウエア向けも発売されている。
つまり、PS4ユーザーの多くが将来の「期待値」を評価して新型ハードを購入したと考えられる。今のところPS4だからこそ遊べるという人気ゲームが次々に登場してくるような状況ではないだけに、クリスマス商戦を終えてヘビーユーザーの需要が一巡すると、販売ペースは鈍ってくるだろう。
[引用元:日経新聞さん]
ここらへんの事は確かにその通りと思える部分で、PS4に限らず新ハードを早い段階で購入する人は将来的に「こういったモノが出る」という期待感で購入するようなものです。
PS4は、PS3のゲームを中心に楽しんでいる人達から見れば、スペックの向上や描写など素晴らしいの一言に尽きます。しかし、上記のタイトルはPCでも発売されているので、それなりにハイスペックなゲーミングPCがあればPS4の質を上回る事も可能でしょう。そんなゲーミングPCがあれば次世代機が不要の産物にも思えてしまいますが、PS4やそのハードでしか出ないゲームがあるからこそハードを買おうと思うわけです。ゲーミングPCより、全然安上がりでしょうしね。
国内の据え置き機に悲観的な見方が強くスマホをひたすらプッシュしている気がしないこともない“新清士”氏ではありますが、オチとして
SCEが13年9月に日本で開いた記者発表会で、河野弘取締役はPS4の日本発売を2月に延期した理由を「日本向けのタイトルがそろってから出したい」としていた。しかし、日本独自のキラーコンテンツが登場するまでには欧米以上に時間がかかり、ヘビーユーザーの需要が一巡すると売れ行きが息切れする可能性が高い。PS3と同様に当初は普及に苦戦するだろう。
[引用元:日経新聞さん]
と予想しています。
強く日本向けであることをアピールできるタイトルがロンチ時に少ない現状では、こういう予想が出てくるのも仕方なしでしょう。しかし、SCEJAの河野氏は「PS4の発売後、ソフトが常に出せるよう計画している」事や「PS4の未発表タイトルがある」事などをファミ通のインタビューで明かしました。PS4の日本発売まで残すところ1ヶ月半ではありますが、果たしてどうなっていくのかをじっくりと見守りたいですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:お馴染みの“新清士”氏がPS4について語っておられるので、気になったポイントを抜き取ってみました。
:ふむ。相変わらずな感じはするな。
:まぁね。PS4で日本向けとしてのウリがあるかどうかが、当面気にかける部分かな、とは思う。わたくしとしては、日本でももうちょっとPS4向けのタイトルが出てくると思ってたし。……ま、それでも買う気満々ですけどネー。
:まぁせっかくの新ハードなんだし、大いに賑わって欲しいものだがな。
:
:
:
:
そもそもSCEソフトの評価が低いのは一部のアンチPSブログが異様に低い点で平均を下げたせいなんだがな。