連載:気まぐれゲーム雑記 第422回:2014年のゲーム業界は何が話題になるのか
気まぐれゲーム雑記
第422回:2014年のゲーム業界は何が話題になるのか
新年早々、無難な話題です。
基本はスマホだろうとPS4だろうと、面白いゲームが出てくれればソレで良い
AZです。年始初売りセールに出向いて、何も買わずにご飯を食べてました。
さて、新年が明けましていよいよゲームブログらしくレビュー記事を書いて情報が出てくるまで食いつなぐぞ! とか目論んでおりましたが、そんな思惑とは裏腹にファミ通の元編集長である“浜村弘一”氏のゲーム業界の展望についてな記事が掲載されました。ということで、レビューは後回しにしてそちらを先にご紹介です。
ソニーの新型ゲーム機「PS4」の発売や「ドラゴンクエスト」のスマートフォン展開、オンラインゲーム「FF14」の復活など、さまざまな動きがあった13年のゲーム業界。ゲーム雑誌「ファミ通」を発行するKADOKAWAの浜村弘一常務に話を聞いた。
[情報元:まんたんWEBさん]
基本的にはQ&A形式でコメントを出していますが、相変わらず独自の視点をさほど交えておらず無難にまとまっています。無難なだけに賛同できる要素も多い印象でした。
まずは、パズドラでスマホの流れが変わったという話題について。
スマホでゲームをやる習慣が付いたんですね。これまではスマホで大人がゲームをするのが恥ずかしいというイメージがあり、普及の障害になっていました。今後も大きなコンテンツが出てくれば、スマホのゲーム機化はさらに進むでしょう。したがって、ゲーム開発の資源がスマホに流れるのは間違いなく、家庭用ゲーム機の開発ラインは減ることになると思います。
[情報元:まんたんWEBさん]
どのメーカーもそうですが、メーカーを代表するようなタイトルは据え置き機や携帯ゲーム専用機で販売し、新作はスマホなどで配信するというスタンスを取りつつあります。なぜそういう事をするのかと言えば、アピールするプレイヤーが違うからです。
続編モノなら、ブランドネームを出せばプレイヤーからの信用を勝ち取れます。据え置き機などでプレイしたい人達はガッツリやりたい人達でしょうから、しかと信用できるモノしかお財布の紐を緩めたくはありません。逆に、スマホなどのゲームなら簡易なモノが多いですし、比較的割安な事から普及させやすい。割安なだけに、お財布の紐も緩みやすいでしょう。そういったビジネス面からみても、どちらの方がリスクが低いかと言われたら「スマホ」という答えになるのは必然とも言えます。
次世代機については、PS4やXbox Oneの発売が日本では遅れた件で
それは仕方ない面もあります。欧米の据え置き型の熱がすさまじく、世界最大のゲーム会社「エレクトロニック・アーツ」がタイトルの供給を厚くしました。一方の日本は携帯ゲーム機が主流の国。優先度からいくと、欧米を優先するのはビジネス判断としては正しいですね。
~中略~
グラフィックを評価する見方もありますが、むしろソーシャルとの連携がポイントです。今後はボタン一つで画像や映像が配信でき、ゲームの情報の伝わり方が変わります。さらに動画の存在が前提となり、動画の回転数がゲームの売り上げに影響を与える可能性もありますから、ゲームの仕様も変わるでしょう。
[情報元:まんたんWEBさん]
ソーシャルというかネットでやれること、PCライクでできる事をより簡単にしてプレイヤー同士による共有化を図ろうという目論見なのだ、という意見には同意できます。そういう部分は価格面からも見る事ができ、スマホよりもPS4、Xbox Oneは安いのです。まぁそれでも、日本の場合は汎用性が高いスマホを選ぶ人が多いということでもありますが。
また、動画に着目しているあたりも賛同でき、目で見て楽しさが伝わりやすい動画は今後も広がりを見せ続けるのは間違いありません。PS4のシェアボタンはそれを顕著に取り上げた代物でしょう。今後、各メーカーはそういった部分をどう管理するかが問われていきそうです。まぁ私としてはニコニコ動画の仕組みがあまり好きじゃありませんので、動画をアップする人達はYouTubeで頑張って欲しいところですけど。
他にも、スマホが躍進する中3DSは健闘したという話題で
ただゲームソフトは、一強皆弱で、ヒットするものと、そうでないものの差が激しい。面白いことが伝わったら雪だるま式にメガヒットになるのが今の社会で、ある意味怖い面もあります。
[情報元:まんたんWEBさん]
と答えており、要するにこれは口コミやネットでの評判によるジワ売れなどを指した話でしょう。その「面白い事が伝わる」過程において、どこが作ったとか何だとか各メーカーの「信用」も織り交ぜると、消費者としてはより面白い情報になる気にはさせてくれますが……。
最終的に、2014年の展望を
まずは据え置き型のPS4が(日本で)復権できるか。WiiUが復活できるか。スマホでは「ポスト・パズドラ」が出現するかでしょう。いずれにしろ、面白いことが起きそうです。
[情報元:まんたんWEBさん]
とまとめていますが、PS4で復権できるかどうかは、PS4じゃないと楽しめなくて本体を買ってでもプレイしたいというモノがどれだけ出てくるかに掛かっています。それはWii Uも同じでしょう。もちろん、宣伝面において動画やツイッターを使ってのアピールなど、面白さを後押しするような演出もそれなりに重要ではありますが、結局なところその時代のニーズに沿ったような面白さを提供できるかどうかの一点に尽きます。
2014年は次世代機が発売されますが、Vitaで「俺屍2」や「フリーダムウォーズ」、Wii Uで「マリオカート」や「スマブラ」などの注目作が出てくる年でもあります。何がきっかけでどのハードが話題騒然となるか、楽しみにしておきたいものですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:新年だからネタがないだろう! とレビューで週明けまで繋ごうと意気込んでいた矢先に、ゲームな話題がでてきました。
:まぁいいじゃない。書く事があるなら。
:ビジネスライクで語るのも良いんだけど面白さ的な意味合いでも語って欲しいとは思うかな。実際、面白くもなかったらみんな買わないだろうし、それをクリアするためにメーカーは四苦八苦するのだから。……ついでに、日本でもPCゲーム市場がどうにかならんものかねぇ?
:……そこはもう余り見ない方がよろしいのではなかろうかと。
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ファミ通はクロスレビューと称した提灯記事をまず何とかするべき。まぁ、ジョジョASBの一件でもわかりきっていたことですが… Amazonのレビューコメのほうがまだ信頼できるというのもゲーム専門誌としてどうなのよと。
元記事で、浜村氏がXbox Oneの日本での展開について全く言及していないが何とも寂しい。