連載:気まぐれゲーム雑記 第406回:ゲーム専用機の時代が終わったなんていうのは、特段違和感のない話だった

気まぐれゲーム雑記
第406回:ゲーム専用機の時代が終わったなんていうのは、特段違和感のない話だった

何でも良いから「ゲームをさせてくれ」と思うのです

どれであろうと、ゲームをさせてくれればソレで良い

AZです。買い物にいかないと、とことん椅子に座って何かをやり続ける事が出来るタイプの人間です。

ところで、まんたんWEBでドラクエシリーズがスマホ展開する事の狙いは何か? といった記事が紹介されています。

累計6200万本以上を出荷するスクウェア・エニックスの人気ゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズが、スマートフォンへの展開を本格化させている。

[引用元:まんたんWEBさん]

昨今のドラクエがスマートデバイスで色んなお試し的行動を行っているのは随所で話題になっておりますが、それもまた当然の話ではありましょう。なんせ、ドラクエと言えば一番普及しているゲーム機で遊ぶのが決まりみたいなものでしたから。

このドラクエのスマートデバイス展開の狙いは「プレイヤーの囲い込み」以外他にありません。ここらへんは、まんたんWEBが書いている通りだと言えます。

ポータルアプリは初日の100万DL以降も好調で、その後350万DLまで伸ばした。500円の価格設定だった初代ドラクエのゲームアプリを無料配信したことで単純計算で約15億円の売り上げを失ったわけだが、300万人のファンを数日間で“囲い込んだ”ことを考えると、その宣伝効果はむしろ大きかったといわざるえないだろう。

[引用元:まんたんWEBさん]

ようするに、スマートデバイスを使えばハードメーカーでなくとも明確にプレイヤーを囲い込む事ができる、という事になります。特にスクエニは、独自のクラウドゲーム技術「Project FLARE」を発表しています。囲い込めるだけ囲い込んだ方がサービスを展開しやすいのはどこも一緒でしょう。

また、

その「石橋をたたいて渡る」ドラクエが、スマホの展開に一気に本腰を入れてきたのは、「専用ゲーム機がメインとなる時代は終わった」という判断を、スクウェア・エニックスが下したとも言える。広報室は「ドラクエは、ブラウザーゲーム(ドラゴンクエスト モンスターパレード)もあるように、いろいろなデバイス(機器)で出ている。どこか一つというより、いろいろな形で触ってもらいたい」と多面展開の一環と説明しているが、スマホへの傾斜を強めたのは動かせない事実。ゲーム市場の主役が専用ゲーム機から、スマートフォンへ移りつつある象徴的な出来事といえそうだ。

[引用元:まんたんWEBさん]

とも語っていて、まぁその通りではありますが別段驚くほどの事もないという印象はあります。

すでに、ディープでコアなゲーム大好きっ子達に「ゲームが売れなくなった」というのは、市場がその答えを出しています。その原因は、開発費の高騰だったり、ゲームをたいしてやっていないサラリーマンが作ったかのようなゲームが発売されたり、プレイヤーを金としか思わないようなゲームが出てきたり、様々なところに要因はあるでしょう。とはいっても、今のゲーム市場がなくなる事もなく、残るところは残り、移るところは移るだけの事だとは思っておりますが。

私自身、ゲーム専用機であろうがスマートデバイスであろうが、面白いと思えるゲームをさせてくれるならどこだって構わないと思っております。もちろん専用機に親しみはありますし大好きだからこそブログをやっているわけですが、どちらでも構わないと思う理由としてはSteamが良い例です。PCはゲーム専用機ではありませんが、ゲームだって大いにやります。結局、どのハードであれただひたすらに熱中できる「ゲームをやらせてくれ」という一点に尽きるのです。私はゲームのハードが好きと言う事ではなく、そのハードで出来るゲームが好きという事になります。

今後はスマートデバイス市場が大きく勢力を伸ばしていくとされており、そんな中インディーズが据え置き機に進出してくるとか何だとか、はてさてどうなっていくのかが大変楽しみなゲーム業界となっております。しかして、ただのいち消費者としましては、唸るほど面白いゲームがしたいだけですので、どの市場であれど「ひたすらに面白いゲーム」を期待し続けておきたく思う次第でございます。

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:まんたんWEB曰く「ゲーム専用機の時代は終わった」っていうとるから、SteamとかPCゲーム大好きなわたくしからすりゃ「終わったのはかまわんから面白いゲームくれ」と言いたいわけですよ。

しゃきーんさん:まぁ、昨今のドラクエを見てると時代の移り変わりだっつーのは感じるな。

しょぼーんさん:スクエニの動向はウォッチング対象としては面白いしね。でもまぁ、ゲーム作るならゲームで楽しませる事を最優先にしてくれ、とはどのメーカーにも思う。……特にどことは言わないけどネー。

しゃきーんさん:ま、そこらへんの尺度は個人個人で違うものだろうしな……。

連載:気まぐれゲーム雑記 第406回:ゲーム専用機の時代が終わったなんていうのは、特段違和感のない話だったに関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん

しゃきーんさん

しょぼーんさん

しゃきーんさん

コメント (4)

名無しのゲーマーさん

スマホゲーは好きなんですかねぇ?
PCゲーが好きって言うのは
この記事に対する受け答えにはなってないような気がしますが。

AZ@管理人

むむむ。ちょっと伝ってなかったようです。(´・ω・`)
スマホゲーは、別に好きでも嫌いでもありません。
長年ゲームをしているので専用機が好きというのはありますが、だからといってハードで好き嫌いを分けようという気がないだけです。
そのゲームがハードに対して最適化されていて、なおかつゲームとして楽しめるかどうかで判断しているので、スマホゲーだから云々というのは考えていないタイプです。
どのハードにも面白いものがあれば、つまらないものもあるのは当たり前だと思っております。合う合わないの問題もあるでしょう。
PCゲーが好き云々は、スマホ自体持ち運びできる簡易的なPCと言われていますし、その通りだと思っております。
で、スマホに限らずデスクトップも含めPCはゲーム専用機じゃないんだし、PCゲーム好きなら専用機に拘る必要性もあまり感じないので、何でも良いから面白いゲーム出してくれと私自身思ったわけです。
あ、もちろん専用機がなくなりゃ良いとかそんな明後日の方向を向いているわけじゃありません。
ビジネス的に市場のメインじゃなくなってきているというだけの事で、専用機は専用機としての価値があるのは間違いありませんから、今後も大いにアピールし続けて欲しいと願っておる次第です。(`・ω・´)

名無しのゲーマーさん

スマホゲーに関してはタップとデバイスの傾きによる操作がどうしても慣れない。タッチ操作だとミスがどうしても起こるし、画面の傾きによって操作するタイプのゲームだと寝転がりながらプレイができませんし。
スマホは据え置き機やPCに比べると処理能力が低いですし、コントローラーパッドやキーボードとマウスによる正確な操作性にはまだ到底及ばない。
初代Max PayneをiOSでプレイしましたが、PCとくらべて大幅に難易度が落ちていて歯ごたえが全くありませんでした。やはりタッチ操作だと正確なエイミングは無理です。
スマホゲーはまだ開発途上という印象。
主の「面白いゲームをくれ」という意見には全面的に賛成です。
PCゲーに慣れると、ハードによって遊べないゲームがあるのが歯がゆいです。最近のゲームだと The Last of Us とか Uncharted とか…。変に囲い込みをせずに、ユーザーに対してもっとハードの選択肢を広げて欲しいです。

AZ@管理人

スマホゲーは、PCにスペックが追いついていないからこそきちんと最適化が施されたタイトルでなければ、なんら意味がないモノだと思っております。
スペックの向上で今後どうなるのかが見所と言えば見所でしょうか。
ゲームビジネスに限りませんが、どのビジネスも囲い込みをしてくるのは常套手段となります。もちろん、ハードの選択肢は広がるに越した事はありません。ですが、特定のハードでしかでないゲームの場合、ハードごと購入してでもやりたいか否かの問題と言えます。
面白いゲームでそれだけの魅力を引き出せるのかどうかは何ともわからない話ですが、それくらい話題になるタイトルが出てきて欲しいものですね。(`・ω・´)

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