連載:気まぐれゲーム雑記 第374回:懐かしのロード・ブラックソーンが語るビデオゲームの未来が面白い
気まぐれゲーム雑記
第374回:懐かしのロード・ブラックソーンが語るビデオゲームの未来が面白い
やはり、なんとなく懐かしいのです。
楽しいものがたくさん出てくる未来が一番ではなかろうか
絶賛胸焼け中のAZです。キットカットを食べ過ぎました。
さて、海外ではゲーム開発者向けのカンファレンス“GDC Next”が開幕しました。まぁゲーム開発者向けなので、我ら消費者にとっては気にしてもしょうがないネタではありますが、なんとなーく開発側の都合というものが垣間見えるものでもあります。
で、そんな中、ウルティマシリーズでお馴染みのブラックソーンことStarr Long氏が、「次の10年にゲーム業界で起こるかもしれない9つのトレンド」というテーマで講演をしました。9つの項目は次の通り。
- マッシュアップとクロスオーバー
- インターフェース/ディスプレイ/ウェアラブルデバイスの激増と進化
- より深い没入感と、よりライトなゲーム
- どこでも、どのデバイスでもプレイ
- 開発者の民主化
- ゲーミフィケーションの増大
- マネタイズモデルと価格破壊
- 新たな認識
- デジタル社会と複数の意味あるアイデンティティ
[引用元:ファミ通.comさん]
この9つ全部についてアレコレいってたら漠然と長くなるだけなので、7番の項目についてをピックアップします。
「マネタイズモデルと価格破壊」というお題は何となくややこしい感が満載ですが、要するに1タイトルの価格の価値観が変動しているよ、という話です。
Long氏は、カジュアルゲームやスマートフォンゲームの拡大により、誰もがゲーマーになった現在では、コストが上がるのとは裏腹に、プレイヤー1人当りの収益は下がっているとグラフで説明。
これに加えて、従来の家庭用ゲーム機のパッケージタイトルのような1本あたり50ドルや60ドルという価格は、他のホームエンターテイメントと比較しても高価であり、従来のハードコアゲーマー以外にとっては高すぎるものであると指摘し、さらに、ゲームを作る人も増えており、今後の競争はますます厳しくなると述べた。[引用元:ファミ通.comさん]
昨今のDLCやカジュアルなDLゲーム、スマートデバイスでのゲーム、F2Pなどが価格変動の象徴となります。別にそれが良い悪いではなく、業界としてはそういう流れになってきているという事です。
ブラックソーンの言うとおりに1タイトルの価格がハードコアゲーマー以外には高いと思う人が多いなら、あえてハードコアゲーマー向けに商売するのもアリですし、最近の日本大手メーカーが如くスマートデバイスやF2Pにシフトしていくのも選択の一つなのでしょう。他にも、インディーズの賑わいによって、より安い価格で自分好みなタイトルが出ている傾向も考えれば、競争が激化するという予想もなんとなく頷けるモノはあります。まぁ、メーカーに対する信頼やら何やらの部分で、1タイトルに50ドルや60ドル払うという価値が変化したという事も否定しがたい事だとは思いますが……。
今後は多くのビジネスモデルが出てきて、それに見合うような形のゲームがより増えていく事になるような気はしています。各個人で好みのゲームは違うでしょうが、より自分好みのゲームを企業が出して来てくれるのを願いたいものですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:UOではお馴染みでもある僕らのブラックソーンが面白い講演したぞーってなお話です。
:ふむ。色んな未来があるかも? ってお話なわけね。
:まぁ結局のところ、単なる消費者としては自分にとって面白いゲームがいっぱい出てくれるのを祈ろうぜって話に集約されるんだけどね。でも、業界はそういう方向に色々と進んでいるんだよーっていうのを知っておくのもいいかもしんない。……知らなくてもまったく問題無いけどネー。
:ゲーム業界そのものの動向を見守りたいって人向けの話題ってことね……。
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