連載:気まぐれゲーム雑記 第337回:SteamOSの発表で、PCゲームがいよいよ家庭用に進出?

気まぐれゲーム雑記
第337回:SteamOSの発表で、PCゲームがいよいよ家庭用に進出?

Steamはどういう戦略を描いているのです?

無料でユーザー数を増やすサービス展開

暑さがぶり返してきていますが、扇風機一個で堪え忍んでいるAZです。暑さ耐性はそれなりですが、寒さ耐性はさほどありません。

ところで、PCゲーム業界のドンとも言えるValveのSteamがOSを出すと話題を呼んでいます。

Steam の新しいオペレーティングシステムを近日公開

Steam をリビングルームに導入するための準備を進めながら、辿り着いた結論があります。

それは、最適な環境でユーザー経験を高めるために Steam を中心としたオペレーティングシステムを作るということでした。

SteamOS は、信頼のLinux の基本設計と大画面でのゲーミング経験の共存です。

リビングルームコンピュータの為のスタンドアロンオペレーティングシステムを間もなく、無料でお届けします。

[引用元:Steam公式サイトさん]

これはまた、色んな思惑がありそうですねぇ。

日本語でさえも発表しているあたりにSteamの脅威具合が見て取れるわけですが、近日公開とあればValveの事だから来年くらいかなぁ……なんて妄想も捗ってしまいます。……冗談はさておいて、すでにPCゲーム業界において、Steamの大きさは計り知れないモノになっています。圧倒的シェアとも言えるでしょう。そのSteamのみに特化したLinuxベースのOSを作ったというのだから興味津々です。

このOSの対応ゲームはLinux版Steam対応しているゲームとなっているようですが、「In-Home Streaming」と言う機能を使う事でWindowsやMacベースのゲームもストリーミングさせてプレイする事が可能となっています。さらに、サードパーティの参加を制限しないオープンなプラットフォームである事と、音楽、テレビ、映画などの配信サービス、家族間でのゲーム共有出来るファミリーシェアリングやSteam Workshopなど多くの機能が搭載されるようです。これって、Xbox Oneが辿りたかった道……なのでしょうかね?

この件は、SteamのWindowsからの脱却と言う視点で見る事もできます。Valveのボスであるゲイブ氏は、Windows8を「PC業界のすべての人々にとってカタストロフィ(大惨事)」と例えました。それならば自分達でOSそのものを作ってしまえ、という妄想です。すでにLinux版やファミリーシェアなど、多くのテストを実行に移しています。すべてはSteamOSのためだった、と踏まえる事も可能でしょう。

SteamOSが日本にもたらす影響は、正直見えて来ません。なんせ、PCゲーム専門の大手メディアが成立しない市場ですから……。しかし、このSteamOSでリビングに進出してくるとなると、どういう結果をもたらすのかは楽しみに見ておきたい、次世代ハード的な案件にも思えてなりません。どういったニーズに応えるためのOSとなるのか、またSteamは今後どのように変化していくのかに注目しておきたいですね。

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:SteamがSteamに特化したOSを出すぞーってな話題です。

しゃきーんさん:これは、どういうことなの?

しょぼーんさん:SteamOSっていう、Steamの機能のみに特化したOSを無料で配布すっから、みんなSteam使おうぜ! って話っすな。SteamOSを搭載したゲーミングPCも出る予定だそうで。となると、もう一つのゲームハードって感じに仕上がるわけ。ま、値段や性能次第だとは思うけど、自作できる人ならOS自体は無料って言ってるから。……英語版を日本語化する人にとっちゃ、結局PCのままな気もするけどネー。

しゃきーんさん:……まぁリビングに進出したいって言う試みなのは何となくわかった気がしないこともないわ……。

連載:気まぐれゲーム雑記 第337回:SteamOSの発表で、PCゲームがいよいよ家庭用に進出?に関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん

しゃきーんさん

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しゃきーんさん

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