連載:気まぐれゲーム雑記 第331回:ソニーはPS4で賭けに出ているらしい
気まぐれゲーム雑記
第331回:ソニーはPS4で賭けに出ているらしい
賭け……ているのかなぁ?
賭けとは如何に?
モンハン4をジワっと進めているのですが、武器をどれにしようか相変わらず悩んでしまい、優柔不断さが滲み出るAZです。い、色んな武器を使って見たいじゃないですか……。
モンハンはさておいて、いよいよTGSが間近に迫りました。最大のウリはPS4やそのタイトル群になりそうな予感はさせてくれますが、どのようなお祭り騒ぎになるのかが今から楽しみです。
そんな最中ではありますが、経済誌の「週刊ダイヤモンド」がPS4について面白い話題を提供しています。
ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)が今年11月に発売する「プレイステーション(PS)4」で、イチかバチかの賭けに出た。日本での発売を来年2月にずらし、規模の大きな欧米市場を優先、価格も従来と比べると低めに設定したのだ。
[引用元:週刊ダイヤモンドさん]
賭け、というと少々アレなところでして、まぁ新商品を出す際は常に賭けです。ただし、運以外の要素は極力排除して、最終的に残るものが運となるというのは、想像に容易い事でしょう。
ちなみに、遅れるという事について人それぞれ解釈が違いますが、吉田修平氏は4Gamerのインタビューで次の様に答えています。
ええと,これは当然,さまざまな戦略的判断を行った結果――ということになるんですけれど,まず先行して発売する欧米ゲーム市場の事情から説明しますと,欧米市場では,現世代機(PlayStation 3)の普及がとても早かったことが挙げられます。その結果として,高画質なHDゲームの需要が非常に高くなったという流れがありました。
[引用元:4Gamer.netさん]
つまり、日本では据え置き機の普及が鈍かったとも受け取る事ができます。とはいっても、日本は日本独自のタイトルを出さないといけません。海外のゲームは、日本で大きく売れる事はほとんどないからです。となると、海外のホリデーシーズンを逃すわけにもいかず、生産台数が限られている中で、日本向けロンチタイトルが揃えられるかわからない状況下では、まずは欧米市場に注力するという選択肢が無難な賭けとなるわけです。
一方で、
任天堂の「Wii U」も、昨年11月の発売当初こそ米国で品切れが続出したものの、その後、魅力的なソフトが続かず失速している。ソニーのPS4も同じ懸念を払拭できずにいる。
[引用元:週刊ダイヤモンドさん]
とも書かれており、PS4はPS3のロンチ時に比べれば19タイトルと十分多いわけですが、確かに後へ続いていけるかどうかは懸念すべき要素の一つと言えます。とはいっても、ソニーは随分インディーズに力を入れていますので、そういった部分を穴埋めしていく事になるのかどうかが注目しておきたいものです。
ソニーがPS4で勝負に出ているのは確かでしょうが、日本でも発売日が出た以上はそれに向かってサードパーティやら何やら色々と動いているのは間違いない事です。PS4が日本市場にどういった結果をもたらすのか、2月22日の発売を悶々としながら待ちたいですね。
なお、今回「週刊ダイヤモンド」で一番気になったのは、
「スマホとゲーム専用機では遊び方が違う。だが、専用機にかつてのような大ヒット作が生まれていないのも事実。ユーザーの専用機離れといわれても反論はできない」とあるソフトメーカー幹部は危機感を募らせる。
[引用元:週刊ダイヤモンドさん]
という某謎の幹部さんの一言。
大ヒット作の定義が何ともアレなところですが、それはさておき、専用機じゃないけど十分楽しめるPCゲームはどうすればいいですかね? ……日本じゃアレですか。そうですか……。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:日経ダイヤモンドがPS4の云々ってのを書いているので、わたくしなりにアレコレ書いておきました。
:新商品を出す時なんぞみんなそんなもんだよな。
:PS4の発売時に飛びつくのはいわゆるコアな方々だってのはわかってるから、あとは、コアじゃなくても興味があるって人に早い段階でアピールできるタイトルがあればいいんじゃなかろうかと。……ついでにPCゲーム市場ももっと賑わっても良いのよ?
:……まぁ、日本じゃ……なぁ……。
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