連載:気まぐれゲーム雑記 第317回:稲船氏の「Mighty No.9」や「Project Phoenix」に見る資金集めとKickstarter

気まぐれゲーム雑記
第316回:稲船氏の「Mighty No.9」や「Project Phoenix」に見る資金集めとKickstarter

インディーズシーンも変化するのかな?

資金集めの難しさ?

色々やることが山積していると、テンションがおかしくなったりしませんか? 今まさにわたくしことAZがそうでして、いつか成果が実ると良いなぁとも漠然と考えたりします。……成果が実れば、発表する日もくるかもしれませんし来ないかもしれません。

それはさておき、先日稲船氏がロックマンライクなゲームとして「Mighty No.9」を発表し、Kickstarterで資金を集めるといった話題が出ました。とはいっても、海外ゲーム情報を仕入れていない人にとっては、何のこっちゃ? といわんばかりです。せっかくなので、Kickstarterを知らない人にもわかるように、インディーズシーンを交えながら解説していこうと言うのが本日のテーマです。

資金集めの手法が増えたということ

Kickstarterとは、時折話題に出る「クラウドファンディング」というサービスを行っている会社です。で、クラウドファンディングというのは、一般の人達から資金なり何かを募り開発するの手法を指します。日本だとCamp Fireというところなどがクラウドファンディングサービスを行っています。ゲーム会社が舞台の漫画「東京トイボックス」の作者であるうめ氏が「スティーブズ」という漫画を描くために、クラウドファンディングを行ったのはちょっとした話題にもなりました。

で、話を戻すと、今インディーズが盛りあがっているという理由の一つに、インディーズは企業に作れないモノを作るから、というのが挙げられます。マインクラフト、テラリア、HOT LINE MIAMIなどは、インディーズじゃなければ作られなったものでしょう。ですが、インディーズはいち個人だったり小さな集団だったりする事が多く、資金面が乏しい事も多々あるようです。そうした人達の場として、クラウドファンディングが利用されるようになりました。

テラリア イメージ

テラリア日本語版

HOTLINE MIAMI

PS4とVitaでも発表されたHOTLINE MIAMI2の大元になる作品

クラウドファンディングは、インディーズにとって資金集めの場として良いシステムになりました。そして、大手メーカーのやり方なり何なりに不満を覚えた人達が独立し、クラウドファンディングで資金を集めるといった手法が増えてきています。ウルティマシリーズのリチャードギャリオット氏もそうですし、今回の「Mighty No.9」で稲船氏もそうだったという事が見え隠れしそうなところでしょう。
ちなみに、「Mighty No.9」の現在の資金集め具合は次の通り。

インディーズには大手にはないインディーズらしさを期待したい

基本的に、大手メーカーは儲ける事が最優先であり、ゲームが面白いかどうかは考慮されない面があるというのは否定できません。新作タイトルが出づらいというのはそういった部分が影響します。しかし、大手メーカーは資金力や人が豊富にあります。それだけクオリティが高いモノを作ることが可能と言えます。

逆にインディーズが注目される理由としては、インディーズの場合趣味から始まったりしている人達が多いため、儲けよりも面白さが優先となったり、発売すること自体に意義を見出している人達が多いと聞きます。とはいっても、資金的にも開発人数も色々足りないので、クオリティ面においては大手メーカーに劣りますが。

どちらが良いとは一概に言い様がなく、ゲームをする身からすれば面白ければどちらでもOKである、という根本は変わりません。そういった意味では、稲船氏の「Mighty No.9」や「Project Phoenix」のように独立してKickstarterでの資金集めはユーザーにとって良いモノに映るでしょう。

大手メーカーの発表だけを待つのではなく、日本からもインディーズでこういった人達がどんどん出てきてくれるのを願いたいものですね!

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:稲船氏の「Mighty No.9」や「Project Phoenix」がKickstarterで資金集めってのを日本でもよく聞くようになったなぁってな話です。

しゃきーんさん:インディーズにはインディーズらしさを出し続けて欲しいとは思うがな。

しょぼーんさん:大手には出せない味があるからね。基本的に、大手はもう大手としてAAA級タイトルを作ってるしかないだろうし。まぁ、大手はそことは違う意味でスマホやらタブレット市場に目を付けたわけだけど。……5年後くらいにはゲーム業界って何が当たり前になってるんだろうねぇ。

しゃきーんさん:むしろ、このブログ続いているかどうかが心配されるけどな。

連載:気まぐれゲーム雑記 第317回:稲船氏の「Mighty No.9」や「Project Phoenix」に見る資金集めとKickstarterに関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん

しゃきーんさん

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