連載:気まぐれゲーム雑記 第309回:ジョジョの受注本数が50万本を突破で、キャラクターゲームの強さを感じる
気まぐれゲーム雑記
第309回:ジョジョの受注本数が50万本を突破で、キャラクターゲームの強さを感じる
キャラクターゲームの強さとは如何に。
ジョジョの受注本数は景気がよろしい
来週PS3から発売される、「ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル」の受注本数が50万本を突破したと、発売前から景気がよろしいお話が出ております。
バンダイナムコゲームス プロデューサー 新野範聰氏のコメント発売を前にして受注本数50 万本を突破できたことを大変嬉しく思います。ひとえに、本作に期待を寄せられている、ジョジョファンの皆様の応援の賜物です。[引用元:Gamerさん]
まずは受注50万突破、おめでとうございます。
ジョジョと言えば、昔は一部のコアな漫画愛好家達に愛されていた作品ではありましたが、いつからか広く知られるメジャータイトルへと昇格した代物のようにも思えます。これで痛感することは、やはりキャラクターゲームというのはコンテンツとしてとても強いということです。つまり、キャラクターものを多く抱え込んでいるバンナムさんはなんだかんだと強いと感じるわけになります。……一時はかなり赤字も多かったですけど……。
同じく、キャラクターゲームとして名が知られているのは「ワンピース」で、海賊無双ではかなりの賑わいを見せました。海賊無双シリーズでなくとも、ワンピースの名が付けばそこそこ売れているわけで、面白さを問わないあたりがコンテンツとして強いという事を示している気がしないこともありません。……面白いに越した事はないわけですが。
バンナムさんの強みと新規タイトルの難しさ
そして、丁度良いタイミングで今回の「ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル」を手がけたサイバーコネクトツーさんの社長である松山洋氏が、絶妙に微妙な話題にも触れています。
要するに。何が言いたいかというと。すぐに。『完全版商法』とか。『課金課金』とか。『神搾取』とか。なにかとお客様から、“愛のある応援”をされるバンダイナムコゲームスですが。私はバンダイナムコゲームスが大好きです。
— 松山洋@サイバーコネクトツー (@PIROSHI_CC2) August 22, 2013
これは、松山氏のフォロワーが2万人を越えた記念で、バンナムさんとの関係をツイートした中での一言です。結構ぶっちゃけトークをする松山氏らしい発言でもありますが、私個人としても、誰に何と言われようともタイトルは出してくるバンナムさんはそんなに嫌いじゃありません。DLCなどの課金要素は、したい人がすれば良いわけですし。ただし、DLC無しでも満足できるような作りであって欲しいとは思うところです。
バンナムさんは、今回のジョジョやワンピース、Jバーサスなどのキャラクターものに加えて、ゴッドイーターや鉄拳、テイルズ、スパロボなどはそれぞれに固定のファンを抱えていて、それらを上手く活かせている印象が強いです。
確かに、その昔キャラクターゲームは地雷的なゲームの代名詞でした。いや、今でも地雷感満載のものが多々ありますけど。でも、今は昔よりは売れるものをセレクトし内容を充実させる方向にシフトしてきている気はします。……気がする程度かもしれませんが。
今回のジョジョやワンピースなど、キャラクターゲームが強い存在感を出す中、オリジナルで勝負していく事の難しさも痛感してしまうところではあります。バンナムさんのようにキャラクターを活かす事に特化した(それらがすべて上手くいっているとは言いがたいですが)企業ならまだしも、他メーカーは自社の強さを上手く活かしていく必要があるというのは、多くのゲームファンが感じているところではないでしょうか。
パッケージやDLC、F2Pなど色々と時代は変わろうとしている最中ではありますが、バンナムさんに限らず他のメーカーさんもジョジョやワンピースに負けないようなタイトルを出して来て欲しいモノですね。……願わくば、新規タイトルが喜ばしいと切望させて頂きたく思う所存です。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:ジョジョの受注が50万本突破だーってのをみて、ワンピースのときも景気の良い話をしてたし、やっぱキャラクターものって強いよなぁと思ったわけで。
:地雷も多いとは思うがね。
:そこらへんは昔から変わらんとは思うけど、それでもバンナムさんは生き残ってきたわけで。キャラクターものは元々一定のファン層や知名度があるから、アプローチしやすいってメリットはあるし。……初めてやったジョジョゲーはスーパーファミコンのジョジョだったんだけど、あれは完璧なくらい地雷だったなぁ……。
:そういう地雷があってこその良ゲー……ってことなのかねぇ……?
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