気まぐれゲーム雑記
第281回：Xbox Oneは日本でもチャンスがある？　と言う話題

日本独自の魅力が必要なのです。

日本でも遅れずに発売が条件

コーエーテクモの宮内氏が、日本でもXbox Oneを北米と同時期に発売すればチャンスはあると語っています。詳しくはこちら。
まとめると次のような感じ。

• マイクロソフトは、日本でXbox360をプッシュするのを諦めてしまったと思う
• Xbox Oneをできるだけ北米と近い時期に発売できれば、今回は大きな違いを生み出せると考えている
• Xbox OneとPS4の機能的な違いはそれほど大きくはないので、TGSに出展して日本でも遅れずに発売されればチャンスはある
• 日本人の特徴として、そのブランドで満足ならば買い続けるという面があり、PS2は最高でそれに慣れたので多くの消費者はPS3を買った
• 欧米では、より優れたスペックの方を買いに行く傾向の違いがある

ざっとこんな具合でしょうか。
言い得て妙で、これはちょっと面白い話なのでXbox Oneの日本展開を睨みながらアレやコレやと書いてみようかと思う次第です。

どれだけ魅力をアピールできるか

宮内氏は、日本人の傾向をブランド志向であるというように分析しています。これは凄く正しいでしょう。特にそれは、続編やシリーズ物に色濃く出ます。また今は、多くの人が面白いと言う中で一人がつまらないと声を発すると、糾弾するかの如く場が荒れてしまうケースが多々あります。つまらないと言う人はなぜそう思ったのか？　という分析をする事で相互理解が図れるはずなのですが、理解させるつもりもない人もいれば理解する気もない人もいて、それだけで場が荒れるとはいやはや恐ろしい世の中です。ご自分の絶対的な価値観を押しつけたい人がやたら増えたという事かもしれません。自分の意見を持つ事は良いことですけどね。

ちょっと話がズレたので戻すとしまして。
今Xbox Oneの発売を控え、日本でも北米と同時期に発売すればチャンスはある、という発言がメーカーサイドから出てきました。Xbox Oneが一定以上の成果を上げるには、日本のユーザーが欲しがる独占タイトルをどれだけ保持できるかが最大の焦点になるでしょう。宮内氏の分析通り、日本人はブランドが大好きです。PS3ユーザーはPS4を買うでしょうし、その逆も然りです。よほど大きな魅力がない限りはそれを入れ替えるのは厄介な出来事であるのは、多くの人が理解しています。

それに、少なくともXbox Oneを前に日本人で「Watch TV」と言いながらテレビをみたい人は数少ないわけです。一般層を取り込みたいのはわかりますが、日本だと多くの著名な方々が言うとおり権利やら何やら難しい選択を迫られるでしょう。任天堂でさえ、Wii Uとテレビの兼ね合いは日本と海外で違うモノになっているのです。結局、Xbox Oneは日本市場ではゲームで勝負するほかありません。

すでに、E3ではちらほらとPS4、Xbox Oneのタイトルが発表されてはいますが、日本市場ではまだ発表されていません。日本独自のタイトルを引き寄せる事が可能なくらいの魅力を発揮しないと、また難しい位置に立たされてしまいます。日本市場では来年ということになっていますが、どのタイミングで出てくるのかを注意深く見守りたいですね。そして、発売日が発表された時、この話を掘り返してうまくいきそうなのかどうかを見てみるのもいいかもしれません。