連載:気まぐれゲーム雑記 第274回:マインクラフト風RPG「Cube World」をプレイしてみたのでインプレッション、と言う話題
気まぐれゲーム雑記
第274回:マインクラフト風RPG「Cube World」をプレイしてみたのでインプレッション、と言う話題
これでα版なら上出来じゃなかろうか?
ゲームブログらしく、ゲームしてることをアピールします
先週から引き続き、Cube Worldの話題です。先週は購入のやり方だけで1回分を使ってしまったので、今回はきちんとゲーム紹介をしてみようと思う次第です。
一応前書きをしておくと、Cube Worldは現在α版です。ですので、どんなゲーム内容になっているのかを詳しく語るのは難しいでしょう。というわけで、このゲームの特徴を感じたがままに書いてみます。
Cube Worldの(結構やり込んだ)ファーストインプレッション
このゲームは、マインクラフトやテラリアと同じくワールドを多数作る事ができます。そこで、SEEDと呼ばれる番号を入力すると、その番号に伴った世界が生成されることになります。なお、現時点で種族は多数ありますがどれを選ぼうと差はありません。カメラの位置に微々たる影響があるらしいですが、基本的にはどれを選んでも一緒になります。
ワールド名とSEEDが表示されるワールドセレクト
クラスについては、Warrior・Ranger・Spirit Mage・Rogueの4つに分かれていて、更にそこから2つに分かれます。表にすると次の様な感じ。
Warrior (盾or両手持ち武器or二刀流) | Berserker(攻撃主体) |
---|---|
Guardian(防御主体) | |
Ranger(遠距離) | Sniper(長距離攻撃) |
Scout(機動力メイン) | |
Spirit Mage(魔法) | Fire Mage(攻撃魔法メイン) |
Water Mage(回復持ち) | |
Rogue(近接手数勝負) | Assassin(ステルス系) |
Ninja(回避からのカウンターメイン) |
基本的にはどれも一長一短です。ですが、PCゲームらしくSEEDで生成された世界によっては最初から厳しい場所もあります。ある程度レベルがあがると(5レベルくらいまで)やりくり出来るようになりますが、そこに行き着くまでは結構シンドイものがあり、回復持ちのWater Mageは比較的楽が出来ました。個人的にはNinjaあたりもオススメです。
本作はオープンワールドなゲームではありますが、現時点ではα版なのでメインクエストのようなものは実装されていません。吹き出しが付いたNPCに話すと何かを教えてくれるくらいで、味気なさは残ります。ですが、この投げっぱなし感はPCゲームらしい投げっぱなし感と言えるでしょう。また、オープンワールドなだけあってマップはバカ広く、平原から海、森、雪国などさまざまなシチュエーションが拝めます。
吹き出し付きのおっさんと骸骨なAZさん
雪国万歳!
他は、ペットに出来るモンスターがいて、色々と連れ回す事が可能です。ペットは特定のアイテムを渡す事で連れ回せるようになりますが、特定のアイテムは店で売っていたり、モンスターが落としたりします。
フクロウをペットにしたいAZさん
また、ペットによっては騎乗可能なものもいて、スキルを習得すれば騎乗可能になります。また、本作らしい移動としてハンググライダーも実装されています。ハンググライダーは移動に便利ですが、操作に慣れないと段差でよく倒れます。汎用性が高いのは騎乗かもしれません。……それでもハンググライダーはスキルレベルを上げれば速いので独特の魅力はありますが。
馬の名前を黒王にしたい……的オーラを出したい年頃のAZさん
ハンググライダーで飛びだそうとしているAZさん……とオトモA
最後に、クラフト要素ですが、武器や防具の類はレベルが上がる毎に生産可能になります。それとは別にレシピもあり、素材を集めて作る事が可能です。また、武器強化要素もあって、作られている武器の対象鉱石や、武器のパワーが似たようなモノの特殊キューブを使って武器を自分なりに巨大化したり、鎌っぽくする、性能を向上させる事などが出来ます。大きくした際の当たり判定がアレですが……。
武器を長くする前のハンググライダーから見た武器の長さ
武器を長くした後のハンググライダーから見た武器の長さ
総じて言えば、α版なのに良くできている印象です。もちろん、α版ですのでアレやコレやと追加して欲しい要素は多く存在します。ですが、α版でこき下ろされたカプコンの某イクシオンサーガとは違い、α版でもある程度遊べる代物になっていました。今できることと言えば、レベル上げや武器作り、世界探検くらいしかする事がありませんが、それでも発展途上ながらに十分な可能性を見せてくれます。
Cube WorldはPCゲームらしい面白さがあるとは言えますし、間違いなくこれはゲームをしている感覚になれる類の代物です。インディーズだからこそ作れる、テラリアやマインクラフトといった類のゲームでしょう。また、マルチ要素があるのも高評価です。開発者が2人しかいないので牛歩な開発進行ではありますが、期待出来そうな予感はさせてくれます。
昨今において、ゲームはクロスメディア展開や日本でありがちな雑誌にDLCを付けるなど、リアルへと繋がっていく方面でアピールする事が多いです。そういった中で、ゲーム内だけでゲームの事を完結してくれるインディーズには大いに注目をしたいと考えているのは私だけじゃない……と思っています。確かな存在感を放っているインディーズタイトルが、日本でより多く発表される事に期待しましょう! ……もちろん、サードパーティの手が入ってローカライズ代金30ドルアップ、なんて事案が発生しまくらない事も併せてお願いしたいものですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:というわけで、話題の「Cube World」をインプレッションしてみました。いやぁ、結構楽しめるよ、これは。
:ふむ。それなら良かったな。
:ちょっと注意としては、極度に酔いやすいで有名なわたくしからすると、ちょっとだけ酔いやすいかなーと。カメラを向ける方法が一般的なFPSと一緒だから。まぁそれでも気をつけながらプレイすればだいじょぶだったので、そこまででもないかもしれない。飴でも舐めながらプレイすれば、万事OKですよ。……製品版は、何年後かねぇ?
:まぁ、インディーズタイトルだからなぁ……。ノンビリ待つしかねーわ。
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