連載:気まぐれゲーム雑記 第272回:Wii Uもインディーズへの開発環境を整えているらしい、と言う話題
気まぐれゲーム雑記
第272回:Wii Uもインディーズへの開発環境を整えているらしい、と言う話題
これでどれだけインディーズが潤うことになるのやら……。
Wii Uもインディーズに結構力を注いでる
先日、PS4がインディーズに力を入れているという話題をしてみました。
で、昨日の今日で何ですが、Wii Uもまたインディーズに力を入れているといわんばかりの記事が出て来たのでご紹介しておきます。詳しくはこちら。
ポイントをまとめると、次の様な感じ。
- Wii Uニンテンドーeショップは、全てのデベロッパーが自社で販売する事ができる
- 『Retro City Rampage』を手掛けたBrian Provinciano氏のツイッター投稿によって明らかになった
- Wii Uの全てのデベロッパーは無償で「Unity for Wii U」ライセンスが提供され、負担を強いられることもない
こんなところでしょうか。
というわけで、任天堂もソニーも共にインディーズにちゃんと力を入れているよ? という話題をしてみようかと思う次第です。
頼りすぎず、自社でもしっかりとやっていこう
話のベースとして書いておかないといけないのは、通常であればゲームの配信は販売元をみつけないといけません。それが一つのハードルになっていたわけですが、上記の記事によればWii Uニンテンドーeショップではインディーズメーカーが直接販売できる、という事になっています。その分苦労せずに済んだり、お金関連の話で揉めなくて済むようになります。自分達のインディーズ作品をサードパーティに食い物にされずに済むというのは、資金に乏しいインディーズにとって非常に有効な手立てでしょう。
すでにUnity for Wii Uや、Nintendo Web Frameworkでインディーズ開発者達を取り込もうとしている動きについては以前からも書いていましたが、随分門戸を開いた印象もあります。任天堂としては、ここから個人へと足を伸ばせるかどうかがポイントになりそうです。単なるいち個人が作ったモノの強さは、マインクラフトに代表されるインディーズが証明しているのは誰の目にも明らかですし、ちょっとした発想と工夫でゲームを作り上げてしまうのがインディーズの良いところです。ややこしいゲームではなく、コンセプト主導でユーザーに直接面白さを訴えてくる類が最大の魅力でもありましょう。……その分、外れも多いですけど。
先日のソニーの件といい、本日の任天堂といい、インディーズに対してかなり優遇して開発者達を囲い込もうとする動きがみられます。どの企業も、良くも悪くも大きくなりすぎてしまい、簡単な小型のタイトルを作るという事をしなくなりました。堅実に儲けがでそうなシリーズものばかりが並んでいるのもそういった部分が影響しているのは間違いない事です。とはいっても、企業そのものが潰れてしまっては意味がありません。そういった問題はどこも抱え込んでいるだけに、ハードメーカーとしては気軽にプレイできる小型タイトルとして、インディーズに期待を寄せるのも無理はないでしょう。
インディーズは、次世代機の登場によって一つの地位を得ているかのようにも思います。ですがインディーズの方が、まったく話題にならず消えていくタイトルが多いという現実もあるわけです。
インディーズをしっかりと理解し、良い開発環境を与える事は当然続けていって欲しいものですが、自社での開発もより一層ゲームユーザーを喜ばせるようなモノを出し続けていってほしいものですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:昨日はPS4がインディーズに力をいれてるよーって話題だったけど、今日はWii Uも負けじと力を入れてるヨーってなお話をあれやこれやと書いてみました。
:まぁインディーズにとってどれだけ環境が良いかってのがポイントだろうしなぁ。
:インディーズには頑張って欲しいんだけど、それ以上に各ハードメーカーもソフトメーカーも面白いものを提供して欲しいとは思いますな。……つまりは、みんなそれぞれ頑張ってわたくしらゲームユーザーを喜ばせて下さい、というオチで。
:それが簡単にできりゃ世話ないんだがな。
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