連載:気まぐれゲーム雑記 第253回:海外でFPSのシングルプレイをクリアする人は5%らしい、と言う話題
気まぐれゲーム雑記
第253回:海外でFPSのシングルプレイをクリアする人は5%らしい、と言う話題
海外のFPS事情が垣間見えそうな気がしないこともないわけで……。
5%という衝撃?
E3では、Xbox OneのTitanfallが良く注目を浴びていた印象があります。
ハードとして注目されたのはPS4ではありますが、Titanfallのムービーは中々にインパクトがありました。FPSファンなら食いつく人も多いかもしれません。
そんなTitanfallですが、開発を手がけているRespawnがTitanfallにシングルプレイがない事について言及している記事が掲載されました。詳しくはこちら。
- スタジオが集中して6ヶ月かけたシングルプレイミッションを、プレイヤーはわずか8分で通り抜けてしまう
- それに、シングルプレイで最初のステージは誰もがプレイするが、最後までたどり着くのは5%程度
- 違うゲームを2つ作ってプレイしても、プレイヤーはマルチプレイに何百時間を注ぎ込み、シングルプレイはできるだけ時間をかけずに最後まで突っ走る
- それなら、マルチプレイに集中する方が理に適っている
わずか5%ですか。こりゃまた随分と少ない数字です……。
と言うわけで本日はそんなマルチがメインのジャンルって今後どうなっていくのかなぁ? という話題をしてみようかと思う次第です。
マルチに尖ったジャンルの在り方
昔からではありますが、マルチ対戦が主体のゲームだとシングルキャンペーンはチュートリアル的な位置付けになる作品が多いです。FPSもそうですし、エイジ オブ エンパイアに代表されるRTSもそうでしょうか。マルチ対戦が主体となるだけに、何百時間をこちらに費やしてしまうのも分からなくはありません。
当然ながら、シングルキャンペーンのストーリーもきちんと作り込まれているものです。そこに興味を示してプレイする人も多いでしょうし、人気が出るキャラも多い事でしょう。CoDのゴーストやHaloのマスターチーフもそういった流れの中にいるキャラクター達です。そういった人気もバカにはなりませんが、クリアするのがわずか5%だとすればプレイヤーが多くのプレイ時間を割くのはマルチプレイである事にも間違いはないという事が言えます。
こういったものは、プレイヤーが何を求めているのか、という事も言えます。流石にシングルプレイを全体の5%しかクリアしていないとなれば、シングルプレイを削除してマルチを賑わせようとする動きになるのは当然です。新規タイトルともなれば、元々そういうゲームであるというアピールもできますし、開発にとっては一石二鳥という事なのかもしれません。
Titanfallは、国内外でその動向が見守られているタイトルの一つでしょう。シングルプレイを切り捨てて、全力でマルチプレイを作る在り方というのは今後どうなっていくでしょうか。マルチに特化したジャンルの在り方はどうすべきなのか、新ハードが発売されようとする中で開発の仕方も色々と変化していくのかどうかに注目したいですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:FPSのシングルプレイはクリアする人が5%しかいないよーって話題に飛びついてみました。
:5%は少ないなぁ。
:FPSに限らない話で、マルチ主体だとどうしてもシングルプレイのキャンペーンって印象が弱くなると思うわけですよ。ロスプラ2みたいな感じで。そういうジャンルは、今後変化していきそうな気がしないこともないというオチなんですけどね。
:シングルの有る無しは一長一短なんだろう。むしろ、それで上手く住み分けができればユーザーも選ぶ事が出来て良いって結果もでそうだ。それに、シングルなしはストーリーの出来でアレコレ言われずに済むだろうしな。
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