連載:気まぐれゲーム雑記 第251回:ソーシャルのカードゲームも厳選される時代へと突入したらしい、と言う話題
気まぐれゲーム雑記
第251回:ソーシャルのカードゲームも厳選される時代へと突入したらしい、と言う話題
随所で言われている事が形として出てきたわけで。
ソーシャルゲームの波が落ち着き始めた?
ゲーム業界に押し寄せたソーシャルゲームの波は、企業に大きな利益をもたらしました。
フリーミアムなスタイルのものが多いので、回収が早く企業の収益を大きく上げる事ができた事がその要因です。まぁ、既存のゲーム専用機が好きな人達からは嫌われやすい傾向(すべての人とは言いません)にあるので、メーカーがそこらへんの感情を汲み取ったかどうかは定かではありませんが。
そんなソーシャルゲームではありますが、コナミのラブプラスチームが開発したというソーシャルゲーム「風雲!なでしこコレクション」が運営開始半年で終了することになりました。詳しくはこちら。
まとめる事も特になく、読んで字の如くな結果ではありますが、これが発表された時はかなり鳴り物入りとしてどこのメディアも取り上げるなど話題を振りまいていたものです。というわけで、本日はそんなソーシャルゲームも色々と淘汰される時代になったという話題をしてみようかと思う次第です。
淘汰される時代
ソーシャルゲームと言えば、カードゲームが乱立しているのは誰しもが知っている事です。ブームといっても過言ではないくらいの流れを作りましたが、もはや過剰とも言える飽和状態になっていることとそのせいかカードゲーム熱が下がってきているような現状が出ていると言われていました。実際、すでにカプコンなどは予定されていたソーシャルカードゲームを中止するなどの動きを見せています。
コナミの「風雲!なでしこコレクション」はラブプラスチームということで、それはもうそちら方面が好きな人達にとっては良いモノになるのでは? という期待も大きかったでしょう。ですが、結果としてわずか半年で終了ということは、よほど採算が取れなかったのではないかと予測できます。というのも、コナミ自体ソーシャルゲームの「ドラゴンコレクション」で名乗りを挙げたわけで、その大ヒットから比べれば半年というのは余りにもアレだった様子は窺えます。これを手がけた内田明理氏とミノ☆タロー氏が悪いゲームを作ったというわけではなく、どちらかと言えばそういったソーシャルカードゲームはもはや淘汰されているという流れを読めなかったコナミの采配がよろしくなかった、と言う事かもしれません。
今回の一件は、ソーシャルカードゲームの現状をまざまざと見せつけてくれました。鳴り物入りだろうが何だろうが、このジャンルでヒットするのは難しい情勢となっていると言えます。基本的にはどれも似たようなタイプのゲームなので、徐々に先細っていき一部のタイトルが生き残っていくという形になってくる気はしました。
多くのメーカーは、ソーシャルやスマホ、タブレット端末でのゲーム開発に手を出しています。特にレベルファイブさんなんかは、全力投球している様子もうかがえ、カードゲーム以外のジャンルで賑わいをみせる事になるのかどうかが注目されます。また、ターゲット層を従来のゲーム専用機で遊ぶ様なユーザーに変更するかのような発言も見られ、果たしてそうなっていくのかどうかもポイントになりそうです。
個人的には、ソーシャルゲームと従来のゲーム専用機は電車でやるか家でやるか、という感じに位置付けが違うようにも思いますが、本来のゲーム専用機でのゲーム開発にも力を入れていけるように各メーカーは頑張ってもらいたいものですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:まぁ本日は特にコレ! って話題がなかったんだけど、ソーシャルゲーム業界でちょっとした動きがありそうな感じに見て取れたから書いてみました。
:テレビつけりゃソーシャルゲームはカードの宣伝しかしてねーからな。
:ま、時代ってことじゃね? カプコンが決算でソーシャルカードゲームを中止したって言ってたけど、判断は間違ってなかったってのは感じはしました。……次、何で盛り上げるんでしょうなぁ?
:そろそろ、露骨にそっくりなパクリタイトルがなくなる事が先決っぽい気もすっけどな。
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