連載:気まぐれゲーム雑記 第248回:E3 2013の個人的感想、と言う話題
気まぐれゲーム雑記
第248回:E3 2013の個人的感想、と言う話題
ビジョンが明確に伝わったのか? がポイントでしょうか。
E3もそろそろ終わり
E3の情報ラッシュもそろそろ終わりを迎えつつあります。
ハードメーカーの情報は出尽くしてきた、というところでしょう。各メーカーとも、良いも悪いも色々な賑わいを見せてくれました。
そんな中、我らがピーターモリニュー氏がマイクロソフトのカンファレンスの感想を述べる記事が掲載されました。詳しくはこちら。
まとめると次の様な感じ。
- 純粋な消費者視点からみると、2つの友愛会のいざこざに見えた
- ソニーはマイクロソフトを見て、マイクロソフトはソニーを見て戦略を変えたように思うが、それらは消費者としてどうでも良い
- Xbox Oneは500ドル、ソニーの場合は400ドルをロンチで投資する価値があるかどうかが気になる
- マイクロソフトのプレスカンファレンスはプロ集団の仕事とは思えない出来だった
- モリニュー氏にとっては、常時オンラインが必須になる必要があるのか示してくれればソレで良い事で、現時点ではゲームの認証のみの機能しかないからそれは望まないが、消費者にとって大きな恩恵があるならメッセージを明確にすべき
- スマートフォンは常時オンラインだが、誰も気に留めない
- E3にいると消費者の事を忘れてしまいがちになるが、消費者に対して明確なメッセージを発するべき
流石はモリニュー氏。歯に衣着せぬ物言いは良くも悪くも賛否を呼びますが、今回の問題については的確な指摘とも言えるでしょう。
というわけで、本日はそんなハードメーカー3社のカンファレンスやらプレゼンやらを見た個人的感想をダラダラと書いてみようかと思う次第です。
ソフトの価値を引き出せるか?
まずは新ハードからの価格の話ですが、何となくXbox Oneはキネクトを搭載し世界市場を睨んだ結果のカンファレンス、PS4はカメラを別売りにすることで日本市場も考慮したカンファレンスという結果に思えます。少なくとも日本ではキネクトが流行っておらず、今のところの情報だけだとXbox Oneでも日本でのキネクトのビジョンが見えてこないだけにその流れは引き継ぎそうです。Xbox Oneにキネクト機能の付いたゲームが多く出るとは思いますが、そういったゲームを日本で良しとするかどうかが悩ましいところです。キネクトの使い方次第かもしれませんが、少なくともゲーマーは純粋にゲームがしたいだけで、カメラの前でモーションを取りたいわけじゃないというのはあるでしょう。
日本でも、「Xbox Oneのキネクトをなくして価格を下げて欲しい」と思ったユーザーもいるのではないでしょうか? PS4のカメラが別売りというのはそういった状況を考慮している……のかもしれませんし、単に別売りにすることで本体価格は安いとアピールしたいという面があるのかもしれません。PS4のカメラを買えば、そこまで大きな差はなくなるとは思いますが。
また、ソニーは元々中古についてカンファレンスで言う気はなかったという趣旨の記事も掲載されていますが、その記事を見てみると中古対応は「他社の場合はパブリッシャー次第」という結果なところは、マイクロソフトに似ています。とはいえど、ハードメーカーがああいった演出をした以上は、中古規制に挑むメーカーも出ては来ないでしょう。少なくとも、あのカンファレンスでの反応は、中古を規制するとしっぺ返しを食らうという意味合いにも受け取れます。
あと、オンラインの仕様はどちらも似たサービス展開という感じには思えました。やりたいタイトルがあるならお得感も出る良い対応だと言えます。
そんな新ハード対決っぽい空気の中、任天堂はマイペースに自社タイトルのアピールに勤しんでいました。これは、任天堂だからこそできる芸当かもしれません。3Dマリオやマリオカートでも話題になりましたが、スマブラのキャラクター参戦だけで話題がかっさらえるその強さは任天堂の持ち味でしょう。流石という他ありません。自社の強さは相変らずなので、3DSやWii U共にサードパーティをどうやって引き込むのかが課題にはなりそうです。
各社に対する不満を言えば、マイクロソフトは中古や常時接続のメリットや日本での対応を説明して欲しいと思いますし、ソニーは独占と思わせて独占じゃなかったりするアレは何でしょう? という感じはありますし、任天堂はWii U発売から半年過ぎたんだからそろそろどうにかなって下さい、という感じです。とはいえど、どれも素晴らしいハードであるには違いありません。
Xbox Oneで言えばデッドライジング3やProject Spark、PS4ならインファマスやThe Order: 1886、Wii Uならスマブラやマリオ3Dワールドといったラインナップは非常に気になりました。モリニュー氏が言うとおり、消費者に一番訴えかけていたのは任天堂でしょうか。ソニーの吉田修平氏も、ツイッターで質問に答えるなど消費者を意識した動きは見せていたと思います。
今後、どのハードがユーザーの一番の支持を得る事になるのかはまだまだわかりません。E3後にはGamescomやTGSが控えています。その間にも、色々な情報が飛び交うことでしょう。スマホやソーシャルがなんだという話題もたくさんありますが、ゲーム専用機がより一層賑わうようにどのメーカーも頑張ってもらいたいですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:なんとなくE3も終わりに近づいたので、ハードメーカーの感想をだらだらと書いてみました。
:どのメーカーにも頑張ってほしいもんだな。
:いやはや、ここまで疲れるE3は初めてでした。情報乱舞じゃないですか。そういう意味では凄く楽しめたけど、その分2時間しか寝ないとか半端ないことしてたと思います。メーカーも頑張ったけど、わたくしも頑張った! 超自画自賛しとく!
:……好き勝手やって2時間しか寝なかったのに自画自賛とはこれ如何に……。
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