連載:気まぐれゲーム雑記 第243回:Xbox Oneの中古やソフト譲渡などの仕様が何となくわかってきたようなのであれこれ書いてみる、と言う話題

気まぐれゲーム雑記
第243回:Xbox Oneの中古やソフト譲渡などの仕様が何となくわかってきたようなのであれこれ書いてみる、と言う話題

いつのご時世も中古は厄介なのです。

Xbox Oneのシステム周りで問題が勃発しそうな勢い

Xbox Oneの発表はあまりゲーマー寄りなものではなかったがためか、ネガティブな意見が少々多い展開を見せています。
とりわけ大きな問題として、24時間に1回のネットワークチェックは事実上の常時オンラインではないか? というモノと、中古タイトルをどのように扱うかという2点。中古については、マイクロソフトが手数料的なモノを取るといった憶測まで流れる始末で、実に錯綜していました。

ですが、E3を直前に控え、このようなネガティブな話題を打ち消すためか、Xbox公式ブログのXbox wireでXbox Oneの仕様を公開しました。海外のソース元はこちら
色々な情報をまとめると、大体次の様な感じです。

  • Xbox Oneのタイトルは、パッケージ版とダウンロード版が同日発売なので小売店を潰すことはない
  • ディスク版はプレイしながらHDDにインストールされ、インストール後はゲームの起動にディスクはいらなくなる
  • すべての購入したゲームタイトルは、Xbox LIVEアカウントに紐付けされるので、友人宅でも自分のアカウントにアクセスすればプレイは可能
  • クラウド上のライブラリに収められるので、いつでも再ダウンロード可能
  • ゲーム所有者の家族なら、どこのXbox Oneからも家族が買ったライブラリにアクセスできる(家族は最大10人まで登録可能で、同時に遊べるのはひとり)
  • ディスク版は中古売買に対応する(※マイクロソフトの中古販売プログラム的なモノに参加している小売店で売買可能)が、サードパーティは中古売買できないようにする事も可能
  • ゲームをフレンドに譲渡できるが、お互いのフレンドリストに30日間は加わっている事と、譲渡出来る回数は1回で、譲渡についてもサードパーティはできるかできないかを選ぶ事が可能
  • インターネット接続は、常時接続必須ではないものの、24時間に1回はネット接続を要求される
  • 別の本体(友人宅など)で自分のライブラリにアクセスした場合は、1時間に1回のネット接続が必須
  • 以上の仕様は発売時、発売後にも変更する可能性はある

ざっとこんな感じでしょうか?
というわけで、本日はそんなXbox Oneのシステム周りの仕様について、気になる点をちらほらと書いていこうかと思う次第です。

この仕様は大丈夫……?

ゲームをする人の生活スタイルは人それぞれです。発売日直後にゲームを買って、そのまま保持しておく人もいればすぐ売る人もいます。また、発売後の評価を見てから判断する人もいれば、中古で程よい値段になってからプレイする人もいるでしょう。

こういったユーザーの置かれた環境を、上手く消化できるシステムなのかどうかが余り見えて来ないという感想です。
また、常時接続ではないにせよ、ほとんど常時接続と同義ではある内容です。今のネット普及率やゲーマーのネット環境を考えればそこまで大きな問題じゃないかもしれませんが、必ずしも良いとは言いがたいものです。ゲーマーにとっては常時接続なんて当たり前かもしれませんが、例えばルーターに不具合が起きたが2,3日後じゃないと買いにいけない、とかそういう事態がおきるとなると、Xbox Oneでゲームができなくなってしまうわけです。……ゲームしている暇があればルーター買いに行け、なんて声がきこえなくもありませんが……。

他にも、中古売買できるかどうかをサードパーティにすべてを委ねていたり、譲渡は1回だけだったり、なんといいますか……。一言で言えば、ややこしいシステムである印象を覚えます。海賊版やら中古問題やらサードパーティの利益やら、根深いところにメスを入れたいという目論見はわかりますが、ユーザーがそれを受け入れるかどうかは何とも見当が付きません。

このようなシステムで、どれだけの人が共感するのかは見守っておきたいものでもあります。基本はゲーム機なのですから、ややこしいシステムよりも遙かに面白いゲームがあれば、それはそれで共感する人達が出てくるのも間違いないことでしょう。それに、環境次第ではさほど影響を受けない人がいるのも確かではあると言えます。
何やら発売前から分かり辛い話ばかりが出てしまった印象がなきにしもあらずですが、E3ではきちんとアピールするものはアピールして、システムについてもよりわかりやすくシンプルに説明できるようなものに仕上がって欲しいモノですね。

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:Xbox Oneの中古やら常時接続やら何やらのシステム周りな話がでてきたけど、ややこしくて頭が爆発しそうだよぉってお話です。

しゃきーんさん、焦る:確かにこれはややこしいな。

しょぼーんさん:ややこしいというか、面倒の一言。シンプルじゃないって印象っすな。ゲームメーカーは中古販売と戦ってきた歴史もあるから、そういう部分にメスを入れたいっていう思惑は見えるんだけどねぇ。……でもよくよく考えたら、中古も使わず、常に買ったモノは家に置いておき、ボッチだからフレンドリスト0人で譲渡も一切関係ない中の人ってほとんど関係ないんじゃない?

しゃきーんさん、焦る:……世の中、言って良いことと悪い事があるのをそろそろ覚えた方が良いと思うぞ?

連載:気まぐれゲーム雑記 第243回:Xbox Oneの中古やソフト譲渡などの仕様が何となくわかってきたようなのであれこれ書いてみる、と言う話題に関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん

しゃきーんさん

しょぼーんさん

しゃきーんさん

コメント (2)

かーぼん

中古・割れ対策推進とその反対派意見の折衷でこうなった、という印象を受けました
同じくゲーム機としてファミリー層を強く意識していたWiiが
シンプルさをウリにして大ヒットしただけに
XOneのこの複雑さがファミリー層への訴求力を妨げる
ネガティブ要素にならないか気になるところです

AZ@管理人

少なくとも、現状は余り良いニュアンスに受け取れる情報が少ないですね。
今分かっているシステムはファミリー層にとっては理解し辛いものでしょうし、ゲーマーからも余り歓迎されていません。
E3で発表されるというXbox Oneの独占タイトルでどれだけ興味をひくことが出来るかと、DRMの仕様がどうなるのかが焦点になりそうです。

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