連載:気まぐれゲーム雑記 第217回:カプコンとファルコムの決算が発表されたらしい、と言う話題
気まぐれゲーム雑記
第217回:カプコンとファルコムの業績が発表されたらしい、と言う話題
色々と結果が分かれたわけで。
決算が出てくるシーズン
先日は、コーエーテクモの業績なお話をしました。
この時期は企業の決算が多く出てくるタイミングでもあります。だいたいは業績予想が出ていますので想定の範囲内的なお話が多くなりますが、今回もしばらくはこういった話題に乗っかっていこうと思う次第です。
そんな決算の話題ですが、本日はカプコンと日本ファルコムの決算が発表されました。カプコンはこちら。ファルコムはこちら。
両方ともまとめちゃうと次の様な感じ。
カプコンの決算
- 営業利益は101.5億円、経常利益は109.4億円、純利益は29.7億円と前年比で大幅な減益
- 減益の理由としては、開発体制の見直しに伴い69.4億円の事業構造改善費用を計上したためで、業績は堅調に推移している
- バイオハザード6は計画未達成だった
- ドラゴンズドグマは、国内市場において予想以上のヒット作になった
- DmC デビル メイ クライは、手堅い売行き
- モンスターハンター3(トライ)G HD Ver.はスマッシュヒットした
- パッケージ販売は総じて伸び悩んだ
- 次期の主力商品としては「モンスターハンター4」と「ロストプラネット3」で国内外に照準を合わせる
ファルコムの決算
- 「英雄伝説 空の軌跡 FC:改 HD EDITION」と「イース セルセタの樹海」の販売が好調だった事から0.6億円の営業利益が出た
- 平成25年9月期には「英雄伝説 閃の軌跡」を発売する予定
- SNSアプリ市場にも本格参入する
ざっとこんなところでしょうか。
というわけで、本日は両社共にそれぞれ思うところを書いて見ようかと思う次第です。
カプコンについて
こちらはすでに業績予想が出た時にアレやコレやと書きましたが、全体的にハードルを高く見積もりすぎている感がないこともありません。特に、バイオ6が未達成だったのは仕方がないところもあります。
インターネットが普及した今の社会だと、作品に対する評価がかなりの速度で出て来ます。その情報に信憑性があるかどうかはおいておくとして、そういった評価も考慮されてしまうので、リピーターを求めるには苦労する流れができているのは確かです。
あとは、ドグマに関して言えばなかなか皮肉なモノで、元よりオープンワールドゲームを海外に向けて作ったらなぜか日本でウケたという不思議現象が「予想以上のヒット」という言葉に見て取れます。ダークアリズンで日本語を導入したのも、そういった経緯があるからでしょう。……もっともダークアリズンは良くも悪くも単なる完全版なので、色々と評価がわかれるところですが。
モンハン4は大型タイトルとして納得できるところですが、ロストプラネット3がそこに入っていると一抹の不安を覚えるところではあります。
ファルコムについて
赤字が出ない企業として知られているファルコムですが、今回は元々黒字も赤字も出ない計算な予定だったところに黒字となったということで、相変らずの安定っぷりを見せつけてくれます。イースや軌跡シリーズなど従来からのIPを上手く使っている印象で、そのIPを持って新しく勝負するというスタンスを崩さないのもファルコムらしいです。
カプコンなどの大手から見れば決して大きな企業ではありませんが、やり方がブレていないあたりが上手く機能しているといったところでしょうか。また、SNSアプリが大流行した時にむやみやたらに参入せず、今になって本格参入するというあたりも何となく他の企業とのタイミングのズレが垣間見えて面白いです。
このまま安定企業として突っ走って欲しいファルコムですが、次の勝負は「英雄伝説 閃の軌跡」とお馴染みの軌跡シリーズとなるだけに、期待も高まります。良い結果になってくれるのを願いたいですね!
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:本日は、カプコンとファルコムの決算が発表されてたので、その話題に乗ってみました。
:まぁ決算シーズンだから、しばらくはこういった話題が増えるかもな。
:カプコンは業績予想で特別損失を計上していたから想定の範囲内だけど、ファルコムは何気に黒字になってて安定してるなぁという印象です。どちらも頑張って欲しいんだけど、最近ダークアリズンをクリアした身として言わせて貰えれば、ダークアリズンは良くも悪くも割に合わないと思う次第。……レビューでたくさん書くんだぁ……。
:書きすぎてダレないように注意しとけよ。
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