一週間を振り返るコラム的な何か
第40回：任天堂のWii Uと決算関連の色々が出てきた一週間、と言う話題

決算関連情報は慎重に。

そこはかとないスランプ？

毎回ここになにげない私的な事を書き綴ってきているわけですが、大抵は愚痴でして。インターネット上に自分の愚痴なるものを残してどうなる？　とも思ったりしますが、世の中その方が人間らしいといって下さる人もいたわけで、なんとなくですがこうやって書いているのが生活の一部となったのを実感しつつある今日この頃、皆様はいかがお過ごしでしょうか？　わたくしはといえば、そろそろ自分の文章のテイストを見直したり何だったりとまた一年方針を決める時期へと差し掛かりました。……自分は成長できているのかどうか、まだまだ見えてきません。

そんなわけのわからない管理人はさておいて、ゲーム業界では任天堂関連の話題が多く出ました。実際は、新作だの何だのありましたけど、ぶっちゃけ話題にしやすそうなのは任天堂の決算とWii U関連の事だったので、そちらにスポットを当てて振り返ろうと思う次第です。

決算関連は色々大変

まずは、決算の事から。
営業利益が想像よりも悪かったというのは、すでに市場ではそんな話もでていたことですし仕方がないところでしょう。Wii Uは、勢いがなく売れていない。それが今の答えです。

ですが、具体的に世界中でどれ位売れているのか、という数字を出してきました。ニンテンドーランドが260万本などは驚きの数です。この数字は任天堂が望む数字とはまた違った結果ではありましょうけど、売れた方ではないでしょうか。ハードが345台売れたと言う事なので、約7.5割の人は購入したということになります。……わたくしは買っていませんので、何だか申し訳ない気分にもなります。

また、3DSの海外不振やWii Uの世界的不振などを明確にしながらも、営業利益1000億を目指している方針がブレなかった事は、どう判断すればいいのか非常に迷うところです。果たして、そう前もって言ったからこそ合わせてきた数字なのか、それとも本当に達成できるのか……。当然ながら、達成出来なかったら色々と投資家やら何やらが突き上げてくるでしょうし、任天堂にとってWii Uは新ハードとして成功させなければいけないものです。質疑応答でも色々言及しているようなので、7月以降の動きをノンビリと待つしかないのが現状でしょう。……何とも、悶々としてしまう期間ではあります。

Wii Uの更新

そんな中、Wii Uの更新もありました。アップデートで触った感触は、元々が途方もないレベルで動きが鈍かった事もありますが、許容出来る範囲にはなったのは確かです。もっとも、劇的に素晴らしく早いか、といわれるとそこまででもありません。何せ、前が劇的に遅かったので……。次回のアップデートは夏を予定されていますが、更なる改善を求めたいところです。

任天堂の質疑応答にはピクミン3が7月までに出せなくなった理由として、「もうひと磨きして出さないと価値を感じてもらえないのではないか？」という事を挙げていますが、確かにクオリティが高ければそのタイトルブランドは生き残る可能性が上がるでしょう。どこかの某ファイナルファンタジータクティクスSの事が頭を過ぎるような気もしますが、それはおいときまして。

ですが、今のゲーム業界はゲームの消費速度が尋常じゃなく速くなりました。特に攻略サイトやWiki、2chなど情報の巣窟になっている存在は大きいです。そういった意味で攻略本は売れなくなったので、DLCに付加価値を見出したわけですが……。
ともなると、やはり消費速度が速くなったことでより量を求めたくなるのも必然ではあります。同時に、ゲームをする人はゲーム慣れしていきますので、よりクオリティも求めるわけです。とはいえ、流石にすべては無理でしょうから今回のWii Uのタイトルが続かなかったのは量よりもクオリティを求めた結果というわけですが、これが吉と出るのかどうかが勝負どころでしょう。

任天堂の今年1年は、色んな意味で勝負の年です。3DSも海外で勝負しなければならないし、Wii Uも勝負しなければなりません。ですが、ニンテンドーダイレクトなど新しい宣伝手法も上手く機能していますし、3DSの時のようなV字回復となるのかどうかを生暖かく見守りたいですね。