連載:気まぐれゲーム雑記 第179回:カプコンが国内外の動向や新戦略を語っているらしい、と言う話題

気まぐれゲーム雑記
第179回:カプコンが国内外の動向や新戦略を語っているらしい、と言う話題

失敗は許されないのです?

カプコン自身が振り返る2012年

カプコンと言えば、国内においていつの間にか大手となり出版事業にも参入したり多角経営が著しい企業の一つで、ゲーム業界再編時の時には老舗ながら関連企業以外とはどことも合併しなかった企業でもあります。
ついでに言えば、ディアブロ2やWarCraft3などのパブリッシャー権も保有していましたが、その後日本語展開がなかった現実を見ればこのパブリッシャー権がどうなったかなんて事は想像に容易い事です。

そんなカプコンですが、社長である辻本春弘氏が2012年を振り返りつつ2013年の戦略をどう描くか、といった内容の記事が掲載されました。詳しくはこちら
長い内容になっていますが、まとめると次の様な感じです。

  • 2012年はカプコンにとってドラゴンズドグマを発売した事が大きい
  • ドラゴンズドグマは、ワールドワイドで100万本のセールスを記録したしある程度の手応えはあったが、海外ではもう少し売りたかったのが本音
  • ダークアリズンはプレイヤーからの意見を聞いて改善していて、今後大型タイトルとして成長できるかが勝負
  • バイオ6は発売当初は良かったものの、その後は伸び悩み販売計画を達成できなかったので、ネット上でのレビューサイトの評価やユーザーの意見を含めて多面的に分析する
  • モンスターハンター4を延期したのは、過去のシリーズと比較した場合、本当にユーザーの要望に応えられるかを評価した結果
  • モンスターハンターシリーズは、PS2版をベースにしたPSP版「MHP 3rd」で470万の最高販売となったが、PS2版ベースのままでは改良の余地がないレベルに達していた
  • そのため、仕組みやシステムを1から作り直したのがモンスターハンター4なので、次世代のモンスターハンターシリーズを担う、完全新作と考えて欲しい
  • シングルプレイや協力プレイ、オンラインプレイでも調整すべき事はまだあったので、許されるギリギリの開発時間を増やした
  • ゲームビジネスは、ユーザーに無料で遊んでもらいその反応をみて提供側が調整するようなビジネスモデルに変化している
  • ソーシャルゲームやPCオンラインゲームもチャレンジしていて、一定の経験を積むことはできたが、成果と呼ぶにはまだまだ足りない
  • 欧米では流通状況が大きく変化していて、実店舗よりもアマゾンなどのeコマースの方が業績を伸ばしている
  • 欧米については、2~3年前から、売れるタイトルと売れないタイトルの二極化が進んでいる
  • 欧米で導入されているDLCスタイルの「シーズンパス」で、ユーザーを囲い込むビジネスモデルが主流となってきている事から、他のゲームが入り込む余地がなくなっている
  • こうしたビジネスは、オンラインゲームでは当たり前なので、それがパッケージゲームにも適用されただけの事ではあるので、大きなチャンスでもありピンチでもアル状況
  • デジタル配信の浸透に伴い、コストが軽減されるなど収益構造が改善されていくが、そういう時はビジネスにおける大きな転換が必ず発生するので、そのチャンスを掴み損ねないように危機感を持って事業を進める
  • 2013年はモンスターハンター4が出るので、それが大きな商戦の一つになるし、ソーシャルはカプコンブランドとしてソーシャルゲームを代表するような大ヒットを出したい
  • 海外展開については、ビジネスモデルが大きく変化しつつあるので、その動向をしっかり見極めたい
  • 次世代ハードはWii Uも含めてインターネットへの常時接続が前提になっているので、進化したビジネスモデルで他社と競合していくことになる
  • ただし、ネットビジネスはごく一部のトップ企業だけが大きく成長して二番手以降の企業は厳しいという現状があるので、ゲームビジネスもそうした環境で展開していく事になれば新しいアプローチで挑む必要に迫られる
  • パッケージとオンラインのどちらに注力するかはユーザーが決める事なので、ユーザーの購買スタイルや環境の変化に対応していくだけの事
  • TGS2013では、ゲーム産業の進化した風景を見てもらえるようになるし、ゲーム会社に対する企業同士の繋がりだけでなく、一般のゲームファンの方々にも期待が持てる内容になると実感しているし、その期待にきちんと結果を残さなければ「日本のゲーム産業に明日はない」と思っている

……まとめてもちょっと長かったですね。
というわけで、カプコンの辻本春弘氏が語ったドグマとモンハン4をピックアップして思う事を綴ってみようかと思う次第です。

売れる売れないはシビアな話

まず「ドグマを海外でもうちょっと売りたかった」ということではありますが、これは海外での売行きが想定より悪かった事を指しています。まぁ、元よりグローバル展開を狙って作られたはずだったのに海外よりも日本での売上の方が遙かに高かったわけで、これが意味する事は「海外ユーザーのニーズを捉えることに失敗した」という事が言えます。結局ダークアリズンで「日本語を収録する」というのは、日本で売れてくれたことが不幸中の幸いだった、という事でしょう。あ、個人的な感想ではありますが、ゲーム自体は結構楽しめましたしダークアリズンも購入予定ですよ?

次に、ソーシャルの話は頑張って下さいの一言でスルーしまして、モンハン4について面白いのは、PS2ベースのPSP版はこれ以上改良の余地がない、という発言です。これはなかなかに興味深い。
改良の余地がない、という一言には納得ができるモノを感じます。元よりモンハンはすでにほとんどが完成されたシステムなので、逆を考えると武器を増やしたり、敵を増やしたり、ステータスを弄ったり、などのバランス調整をしていくのがシリーズの3までやってきたことだった、とも言えるわけです。
これは、そのゲームがもの凄く好きなファンにとっては楽しめるものですが、何となく好き程度でプレイしている方にとってはマンネリを感じさせるものでもありましょう。そういった意味では3DSで、新規ユーザーを探したり顧客幅を広げるという選択肢は、そこまで悪くもない気はします。それに、モンハン4は完全新作ということですし。……なんか凄くハードルが挙がった気はしますが。
まぁ「3DSのサードパーティタイトルならモンハンブランドがTOPである」には間違いない事でしょう。色んな意味で、したたかではありますが。

とはいえ、PS系ハードで出てきたシリーズなのだから、PSPの後継機であるVitaでも出て欲しいと願う人がいるのは想像に容易い事です。公式でも何度か否定している事なので、ひとまずは出て来ないと思っているのが無難なオチなのでしょう。しかし、カプコンはバイオシリーズをゲームキューブに独占提供と言った後にPS2に持ってきたり何だったりと、その状況において考えを変化させてきた企業でもあるので今後はどうなるかわかりませんけど。

カプコンとって、ドグマは大型タイトルに成長させつつある成長株ですし、モンハン4は国内シェアを取れるタイトルではありますが、今後はどうやって海外でアピールしていくかを睨んでいるのは間違いないでしょう。ドグマのような海外テイストで再び海外に挑むのか、それともRemember meのようにまずは海外のみで様子をみるのか、国内大手であるカプコンの動向に今年も注目しておきたいですね。願わくば、まずは「わんぱくダック夢冒険」を日本でも配信するところから初めて頂ければソレ幸いです。……この最後の一文が書きたくて、今日の記事を選んだのは秘密です。

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:カプコンのしゃちょさんがアレコレ語ってるけど、兎にも角にも「わんぱくダック夢冒険」を日本で配信しろよ! ってなお話です。

しゃきーんさん:……他に言う事はないんかい……。

しょぼーんさん:んー? モンハン4が完全新作っていってるけどどうなんだろうなー? くらいかねぇ。シリーズファンにマンネリだと言われないような出来にする他ないっすな。ほかは、うーん……。わんぱくダック夢冒険がやりたいなぁと……。

しゃきーんさん:他に無いのね……。言う事が……。

連載:気まぐれゲーム雑記 第179回:カプコンが国内外の動向や新戦略を語っているらしい、と言う話題に関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん

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