連載:気まぐれゲーム雑記 第156回:3DSが発売から2周年を迎えたらしい、と言う話題
気まぐれゲーム雑記
第156回:3DSが発売から2周年を迎えたらしい、と言う話題
狭く見るか、広く見るかという事が重要
PS4で湧いている中、任天堂は?
ここ最近、何やらPS4の話題がゲーム業界やら何やらを席巻しています。
個人的にではありますが、PS4はAMDの技術満載と思うと実に心躍るモノがあり、PC大好きッ子として非常にたまらないモノを感じる代物なのだろうな、と感じている次第です。それと同時に発売に対して大いに期待はしていますが、全ては値段とタイトル次第なのだろうなぁ、というのも実感しています。
そんな中、最近は余り話題に上らない任天堂の3DSも先日で発売から2周年を迎えたそうです。そういえば、最近は余り任天堂のソフト面で話題になっていない気がしたので、そんな3DSとかWii Uの置かれている現状をみてみようかと思う次第です。
盛り返した3DS……でも、まだまだ頑張らないと?
3DSが2年待たずにして国内セールス1000万を突破したのは、実に喜ばしいニュースです。最初の頃は、2万5千円と中々手の出にくいプライスだった事に加え、そもそもソフトが充実しなさすぎていて、果たしてコレが売れるのか? と言う疑念すらあった様に思います。
そこから逆ざや状態での値下げや、モンハン3G、モンハン4の発表など、かなりプッシュした結果、日本市場は50%以上を占有するハードに成長しました。
今にして思えば、最初の絶不調からは信じられないような勢いで、国内では携帯機ハードの占有率を50%以上も占めるハードへと成長し、ニンテンドーダイレクトのきっかけすら生んだ3DSは、実に乱高下が激しいとも言える珍しいハードかもしれません。そんな3DSですが、アメリカ、ヨーロッパ市場では苦戦を強いられています。
海外ではとりわけ据え置きハードが強いのですが、日本で言うモンハンやどうぶつの森といった、ハードそのものを牽引するタイトルが海外にはない、というのを任天堂の岩田氏も経営方針説明会で述べています。
これに対しては、ヒットを牽引するのは誰か? というのが非常に重要で、通常だと「凄くゲームをする人(発売日にゲームを買う事を厭わない人)」が牽引していき、評価が口コミで伝わって、「それなりにゲームをする人」達へ伝染します。そこから更に「多少ゲームをする人」達に伝染していけばその輪はどんどん広がっていくことは想像に容易いことです。口コミで広まったと言えば、アニメ化までされたシュタインズゲートもこの例に当てはまります。
このケースではなくヒットする場合というのは、どうぶつの森といった「ゲーマー以外の人も多くプレイするタイトル」がハードを牽引する形となったものです。任天堂が自社タイトルで狙うならこの方向性でしょう。ゼノブレイドなどゲームを多くする人にもウケが良いものもあるにはありますが、基本的に「ゲーム人口の拡大」を目指す任天堂のタイトルは「万人がプレイ出来るモノ」である事が前提に置かれているケースが多いです。日本でのどうぶつの森がヒットした流れを海外でも作りたいと経営方針説明会でも述べていますが、それが実現するかどうかは運の要素が絡む部分も多い事でしょう。そういう流れを生もうと企業努力をするのは当たり前ですが、それでヒットが生まれるなら世の中苦労しないわけです。
また、Wii Uでは万人からゲーマーまで選り取り見取りなタイトルが出てくる……はずでした。残念ながら現状はそうなってはいません。すでに多くのユーザーが次に期待しているのは、明確な日付や発売時期がわかっているソフトメーカーのWii Uダイレクトであって、遠い未来に発売されるタイトルの紹介も嬉しいには嬉しいですが、それ以上もそれ以下もないでしょう。そういった意味でも、調整が急がれているWii Uではありますが、3月頃までは動きがないもののようにも思います。
今年は、ソニーのPS4を皮切りに次世代機の話題が業界を席巻しています。次に出てくるのはマイクロソフトの次世代機でしょう。一方で任天堂は、Wii Uは日本を含めた全世界で。3DSは、特に海外でどうやって販売を伸ばすかが課題になっています。3DSが2周年となった今、任天堂は3DSをどのようにして新たな一手を打ち出してくるのか。大いに注目しておきたいですね!
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:3DSが2周年らしいので、任天堂の現状とかを3DSとかWii Uとかから見てみました。
:まぁ、任天堂は不死鳥的な蘇り方をするからなぁ。
:3DSが発売された時には、ほんとにコレ大丈夫? って思ったものだけどね。単にわたくしが3D機能が嫌いだったからそう思っただけなんだけど。でも、売り方次第では何だかんだと盛り返せるっていうのを証明したハードでもあるから、Wii Uも続くように頑張ってもらいたいっすなぁ。
:PS4やマイクロソフトの次世代機も出てくるだろうし、今後はどういった展開になっていくのか、すべてに注目だな。どの会社も頑張って良いタイトルを出してほしいものだ。
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不死鳥的なよみがえりを任天堂はしてるんじゃなくて、夏商戦~年末にかけてをポイントにしてるからでしょ? それに今年は、夏商戦~年始までを、ポイントに流れをつくりたいんでしょ。