一週間を振り返るコラム的な何か
第28回「任天堂の決算とかソニーの次世代機？　とかそんな一週間、と言う話題」

盛りあがっている部分と、落ち着いた部分の違いかもしれません。

人生初の胃カメラ

わたくしごとで申し訳ありませんが、人生初となる胃カメラをやりました。
経験者達数名から、苦しかっただの、鼻水が止まらなかっただの、胃袋の中身がリバースしそうだった（検査の際は当然食わないから中身はないけど）だの、それはもう嫌というほど恐怖を植え付けられたわけですが、実際やってみたら何てことはなく、麻酔かけられて眠っている間に終わってました。……今の医学とやらは何とも驚かされてしまいます。あ、ちなみに、診断はさほどたいした事はありません。ちょっとした逆流性食道炎なる炎症を起こしているそうで、お医者様の定番的セリフである「食生活を正し、ストレスレスな生活をしろ」というお言葉を頂きました。……いやまぁ、そういう生活ができているなら、最初から誰しもそうすると思う訳なのです……。

さて、そんなわたくしのお腹事情はさておいて、今週のゲーム業界は任天堂の決算やソニーの予告、THQの話題だったり、クラウドの話題だったりなどなど、中々話題性が強いモノが多かった印象です。
というわけで、本日は任天堂の決算とソニーの予告について振り返ろうかと思う次第です。

任天堂の決算と今後

任天堂が200億円の営業赤字を出した事を発表しました。
もちろん、円安の効果で結果として黒字になっていますが、営業赤字というのは売り上げから開発費や何やを差し引いたものなので、損をしながらゲームを売っているという現状が表れます。こればかりは、話題にされても仕方がないところでしょう。

赤字のもっとも強い要因は、3DSの海外不振とWii Uが予定通りに事が進んでいない2点です。そこらへんは岩田氏が経営方針説明会で述べた通りでしょう。ですが、3DSに関して言えば、やはり岩田氏の言うとおり逆ざやが終わっているので今後は収益となります。元々海外市場を見据えた計画で動いている以上、海外市場もある程度手中に収めないといけません。世界的タイトルのポケモンでどれだけ海外ユーザーを引き込めるかが焦点になる……かもしれません。

なんにせよ、来期の営業目標1000億円というのは中々に大変で、Wii Uの事も考えると本当に達成できるのかは大変心配してしまうところでもあります。当然ながら、任天堂が黙ってみているわけもないので何かしらのアクションは起こすでしょうし、E3は海外市場でアピールする最大の場とも言えます。スマブラやマリオシリーズの発表をE3に定めたのもそこらへんが理由であるのが予測できます。E3までは、辛抱強く待つ時が続く……かもしれません。まぁ、すべては予測でしかありませんので、当然ながら良い方向へと動いて欲しいモノですが。

ソニーの次世代機？　が出てくるの？

ソニーが2月21日8時からプレイステーションミーティング2013を行う事を予告しました。
思い出されるのは、2011年の時はVitaを発表したわけで、発表当初は盛りあがりを見せましたが、その後はUMDに互換性がないような、あるような……とか、本体やメモリーカードの値段・仕様についてなど、中々にユーザーにお財布の紐を緩めさせるような決め手がなく、今に至っています。

今回のプレイステーションミーティングは、PS3の次世代機が出てくる事が予想されていて、色々なところで多大な話題を振りまいていますが、その仕様やら何やらはフタをあけてみるまではわかりません。今しばらく待つ他ないでしょう。あとは細かいところで、クラウドなど性能の他にも価格帯がどうなるかというのも気にしておく要素に思います。

ソニーの次世代機の仕様次第では、かなりの変化があるように思います。果たして多くのユーザーが思い描いているような、次世代機となるのでしょうか？　良くも悪くも期待しすぎない程度の期待をしつつ、生暖かく見守りたいですね。