連載:気まぐれゲーム雑記 第115回:消費者庁がカード合わせのQ&Aを出したけどもう次のステップに進んでいるような気がする、と言う話題

気まぐれゲーム雑記
第114回「消費者庁がカード合わせのQ&Aを出したけどもう次のステップに進んでいるような気がする、と言う話題」

WEBサービスみたいなモノに思えてならんのです。

カード合わせのQ&Aが、相変らずわかりにくい

ソーシャルゲーム業界とやらで、昨年コンプガチャが規制されたのは記憶に新しい事。
その効果があったんだかなかったんだかイマイチわかりませんが、株価には効果があったのは確かでしょう。しかしながら、未だに高額請求が来てしまうケースが後を絶たないと言う世の中のお声があるらしく、国民消費者センターが注意を呼びかけるなど、ゲームに精通していない世の中のお父さんお母さん泣かせなお子様や企業があるのかと思うと、やはり大して効果はないのだなぁ、と思わざるを得ないわけです。

そんな規制されたカード合わせですが、消費者庁がQ&Aを公開しました。詳しくはこちら
流石お役所仕事と言うだけあって、中々な分かりづらさを秘めていますが、4Gamerさんが上手くまとめてくれていたので、そちらをまとめさせて頂きます。

  • カードあわせは、カードを揃えていく段階で揃う確率が下がっていく仕組みなのでダメ
  • 特に子供はそういった判断ができない
  • でも、同じカードを合わせる事は確率が変動するわけじゃないのでOK
  • よって、二段ガチャ(特定のカードをガチャで集めて別のガチャをする)もOKという解釈
  • 最近流行のボックスガチャ(必ず当たりの入ったボックスでクジを引く)は、「引けば引くほど確率は上がる」ので景表法上は問題ないけど、錯覚を招きやすく射幸心を煽りがちな手法として問題になるかも?

だいたいこんな感じでしょうか。

そもそもに、これらはあくまでも「絵合わせ」を主軸に景表法の視点で考えた消費者庁の解釈ですが、現実はもうそういったレベルを超えつつあるわけです。
というわけで、今日はソーシャルゲームで問題になる点をちゃんとおさえておくべきじゃない? というお話をしていこうかと思う次第です。

ソーシャルゲームってWEBサービスっぽい感じ

先日、当ブログでもこちらでご紹介しましたが、日本のソーシャル業界最大手のグリーがやらかしたのも記憶に新しい話題です。先ほども書きましたが、絵合わせを規制したところで高額請求の波は止まず、現実問題としてどこがいけないのかというのを見直されるようなタイミングなのかなぁ? とは個人的に思っているところでもあります。大切な事なので2度言っちゃいますが、単なる個人的意見です。

良く聞く話で、ソーシャルゲームは支払わせるタイミングが上手いと言われています。それが良いゲームか悪いゲームかはさておいて、そういった支払い方って何となくWEBサービスっぽく思えるのです。例えば、アマゾンでワンクリック支払いができるような感じでしょうか。とにかく「お手軽であること」が良くも悪くも問題だったりするわけです。

当然ながら、お金が余っている大人や理解できてプレイしているゲーマーの皆様は、そのお手軽さが重要なのでしょう。そういったお手軽さがシステムをより便利にしているのも理解できます。ですが、やはり知らない人向けの「不便なシステム」というのも重要になるような気がしてなりません。我らゲーマーにとっては面倒極まりない事でも、ゲームを知らない親御さんには安心に思える一手間のようなシステムもあっていいとは思うところです。

区別の付く人、付かない人

なんでゲームについての何かしらを書き綴っているタダのいちゲーマーが、この辺の話題に躍起になるかと言えば、別にソーシャルゲームが憎いだの潰れろだの何だのという感情はそこまでありません。……いや、正直に言えば「CMを乱発されるのは大変億劫だ」とは思いますし、ソーシャルゲームでのどうこうは多少嫌気が差していますが。ですが管理人の好き嫌いは別にして、携帯電話がスマートフォンになればなるほどソーシャルゲームは流行るわけで、その流れはもうよほどの事がない限り止められないのはわかっている事です。今までのゲーム企業も、その新しいゲーム市場に乗り込まない手はないでしょう。

じゃあ何故かというと、それでソーシャルゲーム以外のゲームまで規制だの何だのといった言いがかりを付けられるのが嫌なわけです。最近で言えば、アメリカで起きた銃乱射事件の怒りの矛先が「銃ではなくゲームに向けられた」というところでしょうか。要するにこれは、「ゲームをそういった目で見る人達が多くいる」というわけで、そういった人達が「ソーシャルゲームと家庭用ゲームの区別が付くとは思いがたい」という結論になるわけです。……何とも世知辛い話なのです。

ともあれ、今後のソーシャルゲーム業界というのは、健全性を謳っていかねばなりません。未成年への対策をやったところで高額請求の波が止まないとなれば、その対策はムダであるという答えになります。また、例え子供が親のクレジットカードを使ったとしても、当然子供も悪いのですが「子供が簡単に支払いできるようなシステムが悪い」という不条理な言いがかりを付けられても仕方がなくなってしまうのです。
今後、更に国民生活センターが注意を喚起するような流れになれば、また新たな規制の流れへと進む事になるでしょう。そうなる前に、せっかく高額を稼いでいる企業なのですから、イメージ回復をするような企業努力をしても良いのではなかろうか? とは思うのですが……どうでしょうね?

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:消費者庁がカード合わせのQ&Aを公開したけど、消費者視点ではもう次のステップじゃなかろうか? と思ったわけで……。

しゃきーんさん:まぁ、便利すぎるのも考えモノだってことだろうな。

しょぼーんさん:子供が遊んで簡単に支払えてしまうシステムは、子供が遊ぶ事を想定していないからそうなんだろうけどね。でも、もうココまで知れ渡った以上は、そういう対策をして然るべきかと。……今後はどうなるんでしょ?

しゃきーんさん:すべては、ソーシャルゲームを運営している側が決める事、なんだろうよ……。

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しょぼーんさん

しゃきーんさん

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