連載:気まぐれゲーム雑記 第103回:日本一ソフトウェアがギネスに認定された、と言う話題

気まぐれゲーム雑記
第103回「日本一ソフトウェアがギネスに認定された、と言う話題」

これもまた勲章なのです。

一つを極めればなんとやら

一応他のジャンルもあるけど、出すタイトルの大半はシミュレーションRPGと言う日本一ソフトウェア。
当ブログでは、日本一ソフトウェアの「魔女と百騎兵」に注目していたわけですが、無期延期状態になってしまい実に涙ぐましい思いをさせて下さったゲームメーカー様でもあります。まぁ、そんな日本一ソフトウェアが、このたびギネス認定を受けたそうです。詳しくはこちら
もはや読んで字の如くではありますが、まとめると以下のような感じです。

  • 日本一ソフトウェアは「最も多くのシミュレーションRPGを発売した会社」として、ギネス認定
  • 2003年から2009年までの7年間に発売したシミュレーションRPGは14本
  • ディスガイア D2も発売予定してるからよろしくね!

ざっとこんな感じでしょうか。

というわけで、今日は久々に明るくなれそうな「シミュレーションRPG」というジャンルでアレコレお話をしてみようかと思う次第です。

シミュレーションRPGは日本らしいジャンル

今回日本一ソフトウェアが無事ギネスに登録される事になったのは、シミュレーションRPGと言うジャンルの特異性にあると言えます。
そもそもシミュレーションRPGと言うジャンルは、他のジャンルに比べれば「日本らしいジャンル」です。何故かと言えば、このジャンルは「海外だと極めて少ないジャンル」だったりするわけです。シミュレーションRPGを海外で言えば「ストラテジーRPG」となるわけですが、やはり海外で多いのは「ストラテジー」であって、RPGが付かないジャンルの方が多いのです。ストラテジーとしては「シヴィライゼーション」や「ハーツオブアイアン」といった名作も生まれますが、やはりストラテジーRPGは海外では少ないジャンルと言えます。

シミュレーションRPGを列挙してみると、ファイアーエムブレムやスパロボ、オウガバトルシリーズや、シャイニングフォースと、中々に聞いた事はあると言える名作揃いです。
一方で、海外のそういったタイトルを余り聞かないのはやはり文化の違いが大きく、キャラクターデザインや物語への感情移入具合、さらに宗教絡みになってくると日本では理解し辛いストーリーとなってしまいます。またシミュレーションRPGは、ゲーム性も熟考するのが好きな日本人らしい成長システムを採用しています。
逆に海外だと、ストラテジーに即決即断が求められるジャンル「RTS(リアルタイムストラテジー)」が流行っていきます。この文化の違いというのは大きなものと言えるでしょう。

そのジャンルを極める

ともあれ、シミュレーションRPGが日本らしいジャンルだと何となく思えて来ると、日本でシミュレーションRPGのジャンルで頑張っているメーカーは、日本一ソフトウェア……くらいでしょうか。デビルサバイバーや、サモンナイト、ファイアーエムブレムやスパロボなどもありますが、これらのタイトルはメーカー単位で見た場合、決してシミュレーションRPGに特化しているとは言いづらいです。逆に、日本一ソフトウェアの場合は、基本的にシミュレーションRPGこそが最大のウリタイトルであると言えます。……他のタイトルはこう、賛否がわかれるところですし……。アイディアファクトリーもなんかあった気がしますけど、やっぱり、こう、アレですし。

まぁそこら辺を考えると、競合が少ないジャンルなのかもしれません。シミュレーションRPGで要求されるのは、システム面でもありながら、キャラクターやそのストーリー性も重要となる事から、基本的にはそういった部分での好き嫌いの問題になるわけです。ともあれば、やはりその独特な世界観にユーザーを誘う事ができれば、熱狂的なファンが多いジャンルでもありますし、より大きなタイトルへと成長しやすいでしょう。スパロボがそうですしね。

シミュレーションRPGのように日本らしいジャンルというのは、探して見ればあるかもしれません。例えば、格闘ゲームならメーカーはそこそこあれど、世界的に見れば日本のタイトルがほとんどですし、サウンドノベルの市場も日本らしいジャンルでしょう。そういったジャンルで、象徴となれるようなメーカーを目指すというのも方向性としてはありではないでしょうか。志は高くもって、頑張ってもらいたいですね!

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:日本一ソフトウェアがギネス認定されたよーってお話です。おめでとう御座います。

しゃきーんさん:ジャンルは多々あれど、シミュレーションRPGって海外は少ないのか。

しょぼーんさん:多くはないように思う。ファイアーエムブレムみたいに、海外で受け入れられているタイトルもあるわけだし、このジャンルで世界で勝負するってのも一興かも。……市場調査はした方が良いとは思うけどネー。

しゃきーんさん:まぁ、上手くいくかどうかはわからんけど、一つのジャンルを極めればそれもまた一つのウリだよな。今後も頑張っていってほしいものだ。……魔女と百騎兵も含め、な。

連載:気まぐれゲーム雑記 第103回:日本一ソフトウェアがギネスに認定された、と言う話題に関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん

しゃきーんさん

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しゃきーんさん

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