連載:一週間を振り返るコラム的な何か 第6回:CEDECの資料を見てみようよ? という話題
一週間を振り返るコラム的な何か
第6回「CEDECの資料を見てみようよ? という話題」
古い情報にも古いなりの価値はあるのです。
CEDEC情報が飛び交う一週間
夏休みが終わりに近づいているけど、一向に暑さは収まらず大変な様を映しています。いやはや、管理人もあれやこれやで大変な一週間でした。
ゲーム業界といえば、国内はCEDECの話題が中心だったように思います。あとは、360感謝祭の話題でしょうか。……個人的感想ではありますが、360感謝祭はTGSに出展するよりも盛りあがっていたような気がしてなりません……。集客的にも、こちらの方が良いのかもしれませんね。
で、国外に目を向ければ、GTAやダークソウルのMODなど中々アツイ話題がでています。
そんな中ではありますが、本日はCEDECな話題について、ご紹介しようと思う次第です。
CEDECにある情報は、色んな人によって有益です
直近の話題ではありますが、GIGAZINEさんが何やらCEDEC運営側から禁止されている全文起こしを掲載した、ということで話題を呼んでいます。もちろん、エチケットやマナー的な意味合いから決められたルールに従わないのはもってのほかですし、そこは避難されて然るべきでしょう。
ですが、そもそもちょっと古い情報でよければCEDECの資料は閲覧する事ができる、ということをご存じでしょうか?
それらCEDECの情報をまとめているのは「CEDiL(CEDEC Digital Library)」といいます。実際は、CEDECの資料が多く公開されているサイト、と言う事になりますが、メディアがまとめた情報以外でCEDECの資料を多く公開しているところは、ココ以外に存在しません。サイトはこちら。
会員登録が必要となりますが、無料でする事ができ、実際にCEDECで公開されたPDFなどの資料をDLして自分でノンビリと眺めて読む事が可能です。
例えば「日本アニメの伝説、金田伊功氏がゲームに残した物」というモノは、その筋の人が読んだら涙しそうな講演内容のPDFを読む事ができたりもするわけです。何とも素晴らしい!
そもそもCEDECの講演内容は、昔だと「資料公開を拒否する講演者が多かった」そうです。しかし、現在では「講演内容を公開して欲しい」という人が増えてきているとのこと。となると、若干古いとはいえど、十分に有益な内容も含まれているであろうCEDiLを使わない手はないでしょう。
情報の価値って難しいです
このような公開資料を読む人というのは、恐らく自分で情報を収集したい人でしょう。そして、そうじゃない人も含めてですが、「今の日本メディアを手放しで信用できるというメディアはどれくらいあるのか?」という問いかけをした際に、マトモに答えられる人は極少数であると言う事に多くの人は気づいていると思います。それはもう、今までのメディアの在り方がそのような信頼関係を形成してしまった結果でもあります。
今のメディアを多くの人は信用しなくなったので、自分達で情報にどのような価値を見出すのか、という基準を設けるようになりました。それが、情報の価値ということになります。色々あるブログで例えるなら、速報系だと情報の速さに。当ブログは、情報の正確性でしょうか。……当ブログの場合は、ニーズが合っているのか最近はちょっと不安になりますが……。
GIGAZINEさんをきっかけに始まった全文起こしの件ですが、情報の価値の基準は人それぞれです。メディアとして、それにどのように答えていくのか。また、その情報元になっているところと、どのように付き合っていくのか。そのような情報の在り方について、メディアさんやそれに関わる人達や取り巻く環境、すべてが色々と考えて情報を配信していく必要がありそうですね。
……と、まぁ、何だか小難しい話になりましたが、CEDECが公開しているCEDiLの情報も十分に価値があると思うから、見てみようよ? という話題でした!
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:GIGAZINEさんが全文起こしを載せたのが問題になってるので、一応CEDECは昔の講演資料をある程度公開してるんだよ? というアプローチで攻めてみました。当然、GIGAZINEさんはルール違反なのでアレコレ言われて然るべきですが。
:ふむ。こういう資料も公開されてたんだな。
:ちょっと古いけど、今みても金田伊功氏がゲームに残した物なんて話題は本当に面白い。全文起こしには敵わないけど、古いモノには古いなりの価値があると思うよってことで。
:ようは、こういう情報を知っているか否かってことなんだよな。……CEDiLについては限りなく知られてなさそうだわ……。
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