連載:一週間を振り返るコラム的な何か 第23回:THQが倒産法11章を適用したりモンハン4が延期したりしたよ、と言う話題
一週間を振り返るコラム的な何か
第23回「THQが倒産法11章を適用したりモンハン4が延期したりしたよ、と言う話題」
年の瀬ラッシュなのです。
あと1週間で2012年が終わるなんて……
あと1週間で、2012年も終了です。
怒濤が如くやり残しを華麗にこなしているわけですが、それはもう小学生が夏休みの宿題を最終日にこなすが如く、もはやムダな抵抗とも言えるわけでして。今年も1年、早かったような遅かったような……、でも早かったと言わざるを得ないところなのでございます。皆様は上手くお時間を使えたでしょうか? 管理人は見るも無惨な惨敗具合です。
さて、今週のゲーム業界は、プロジェクトバーサスJ発表やVita発売1周年記念、ネオジオXのオフィシャルトレーラーやモンハン4が延期など、中々話題が凝縮されていました。来週の中頃には、ゲーム関連情報が途絶えていくことでしょう。そうなったとき、当ブログはやっと休息を得られるわけです。……いや、偉そうに良いながらも結局は何かしら更新し続けるわけですけどね。
ま、そういった年末の事は来週書いていくとして、今週を振り返る内容は、THQの話題やモンハン4が延期されたよーってな感じの事を振り返ろうかと思う次第です。
THQの連邦倒産法第11章適用
連邦倒産法第11章は、通称チャプターイレブンと言います。
チャプターイレブンは再建型の破産手続きで、日本でいうところの民事再生法に当たります。THQがこれを適用したということは、現時点で終わりということではなく、再建を続けるという意味になります。ちなみに、再建ではなく清算する方は第7章となります。
チャプターイレブンを適用した企業は結構多く、かのリーマンショックを引き起こしたリーマンブラザーズも適用しました。……いや、この例だけだと悪いイメージしか付かないので、クライスラーやゼネラルモーターズなど、チャプターイレブンの適用で再建を遂げた企業があるのも確かです。
THQは、今後資金繰りが厳しくなるとは思いますが、既存のスタジオやIPを使ってどれだけ返り咲くことができるかが焦点になるでしょう。……ともなれば、日本でのタイトル発売というのがどうなるかは、皆目見当も付かない状態になるわけで……。何とも世知辛い事ですが、ぜひ復活を頑張ってもらいたいものです。
モンハン4が延期
一方、日本でもカプコンがモンハン4の延期を発表し、ついでに業績も下方修正しました。個人的な意見ではありますが、恐らく相当厳しいスケジュールだったのでは? と想像しています。
そもそも、企業は3月が年度末の決算ラストスパートとなるため、そこに照準を合わせたスケジューリングをするケースが大半です。カプコンもその例に則って設定していたのでしょう。とはいえ、開発ペースに問題があったのか、何に問題があったのかは皆目見当もつきませんが、ユーザーの要望に応える為のクオリティアップという謎の理由のために延期となりました。……そろそろ、各社メーカーは延期理由をどうにかした方が良いでしょう。
ついでに業績については、そもそもにバイオ6の目標数字が随分とクレイジーなものだったと言えます。当初、カプコンはバイオハザード6の目標販売数を全世界で700万と発表します。世界的に景気の低迷が謳われている中、吹き出す他ありません。とはいえ、前作が600万程度だっただけに、それを超えたいという意気込みだけは感じられます。
その後、600万に修正されましたが、その時点で出荷数は450万だったわけですし、今回の下方修正された理由の一つとしてあげられるのを考えれば、現時点ではもはや勢いはないと見て然るべきかとは思います。
モンハン4の延期は、3月にタイトルが集中する事を考えれば色々ゲームが欲しいゲーマーさんにとっては悪くはない……かもしれません。とはいえ、延期するというのはユーザーにとって良い印象を与えませんし、ユーザーの要望に応える為のクオリティアップと言う理由の事もあってか、それ相応のサプライズ的な要素も必要になるとは思えます。
来年も、カプコンには色々と注目しておきたいですね!
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:THQの倒産手続きがどうこうとか、カプコンが業績予想を下方修正したとかそういった話題です。
:まぁ、両方ともしょうがねーよな。
:だね。THQは今後頑張って再建して欲しいし、カプコンは次の延期はないよね? と思いたいところ。……モンハン4の発売日の(予定)はいつ取れるのやら……。
:……そりゃ開発にある程度目処が付いたら、だろうなぁ……。