早期アクセスタイトル「Don't Starve Together」のレビュー:サバイバルはみんなでやると大変さが増すけど、余計に楽しい

気まぐれゲーム雑記
連載:早期アクセスタイトル「Don't Starve Together」のレビュー:サバイバルはみんなでやると大変さが増すけど、余計に楽しい

みんなでやると苦労と面白さが人数分膨れあがります

「Don't Starve」というゲームをご存じだろうか?

AZです。寒い時期の終わりを、コタツに入って黙々と待ちます。

皆様の中に、サバイバルゲームのジャンルがお好き方はいらっしゃるでしょうか? バイオハザードを筆頭にしたサバイバルホラー……ではなく、本当に生きるが為だけにプレイし続ける類のゲームです。その手の類は、非常に厳しい環境で食料や武器の確保、寝床などあらゆる面で試行錯誤を繰り返しながらどのように生き抜くかだけを黙々と考えてプレイするわけですが、こと日本においてはそういったゲーム性からか余り好まれる事も少ない様に感じます。

さて、「Don't Starve」というゲームをご存じでしょうか? 日本ではPS4向けに出たインディゲームですが、海外だとPC版の内容が先行している状態です。
で、このゲームは先に書いたとおり、ひたすらサバイバルをするゲームです。最初は髭が伸びるだけのウィルソン君しか使えませんが、サバイバル生活を続けていき、最終的に死ぬと経験値が入ります。その経験値で別能力を持った各キャラクターが解禁されていく仕組みになっており、なんだかんだ言いながらも黙々とサバイバルを続けてしまう魅力溢れる中毒性を秘めた一作です。

Don't Starve

サバイバルするのです

そんな、「Don't Starve」はシングルプレイしかできませんでした。ですが、昨年12月くらいにマルチプレイが可能になる「Don't Starve Together」の早期アクセスを開始しており、現時点で結構しっかりと出来上がっている印象を受けました。ということで、今回はそんな早期アクセスタイトル「Don't Starve Together」のレビューにまかり出ようかと思います。ちなみに、マルチがウリのゲームですので、しっかりとマルチプレイをしております。

人が増えると、面白さと大変さが増えるというゲーム性

最初にもちらっと説明しましたが、本作はサバイバルゲームです。ただひたすらに生き抜く事だけが目的であり、広大な大地で資源の調達から食糧の確保まで、あらゆるモノを駆使しながら日数だけを重ねていきます。「Don't Starve」の時は、それを一人でこなすので試行錯誤の果てに自分なりのプレイ方法へと落ち着くわけですが、「Don't Starve Together」の場合はちょっと違う。

Don't Starve Together

マルチです

もともと一人プレイ用に作られたバランスがゆえ、一人向けに試行錯誤すればいいわけですが、それが2人、3人と増えていくごとに「資材も食料も2倍3倍と必要になる」わけです。要するに、最初からある程度理解しながら行動する必要があります。安定するまでは、年中流れ続けている川の水車が如く、昼夜問わずに働きづめです。誰かがサボるなんてもっての他。許されませんし、許しません。

Don't Starve Together

2人プレイで拠点を安定させるのにフル活動で20日間程度かかりました

難易度自体は、作るワールドによって変化します。夏が長いとか、あらゆる資源が多いとか、そういうことをすれば比較的作業が楽になります。楽になる、とはいっても、食材が人数分必要だったり何だったりは変化していないので、苦労する事も多いです。ですが、その果てにある安住の地を作り上げた時の安堵感といったら、かなりのモノがあるでしょう。そして、ただひたすらに思います。「死にたくない」と。……いやまぁ、蘇生アイテムはありますけどね。

Don't Starve Together

最初は人数を考慮して資源いっぱいのワールドで楽しみましょう

早期アクセスが故に「Don't Starve」にあった洞窟や遺跡などの要素は実装されていません。多少は仕方がないところですし、今後の実装が楽しみな部分とも言えます。マルチ要素自体の出来は良い具合ですし、資源などはワールドを作る際にある程度自分でバランスを取れるので、人数を見越してワールドを作っておくと人数がたくさん集まった際にカオス感が出て非常に盛り上がる事間違い無しです。

先も書いた通り、ゲームの質からいってサボる事は死を意味します。ゲーム開始直後から、拠点に適した場所探し、拠点の設営、資源調達しながらの食料探し、来たる冬を見越した食料作りなどなど、こなす仕事は山ほどありますし、食料や資源は人数分必要になります。それらを計算に含めながら、マルチならではの連携した調達を行えるというのが本作の一番楽しめるところでしょう。「Don't Starve Together」は現在早期アクセス中ですが、完成の際には「Don't Starve」所持者に無料で配信される予定になっています。据え置き機に配信されるかどうかはわかりませんが、PC版の完成を楽しみにしておきたいですね。

Don't Starve Together

ベリー畑でヤツと死闘

本作を楽しんでできるであろう人

  • 無類のサバイバル好き
  • 簡単な英単語が理解できる程度のレベル(辞書片手でもアリ)
  • 常に忙しく作業し続けたい人(ゲームをストップする事はできない)
  • 分担作業が好きな人
  • サバイバル、拠点、食料作りなどの単語に異様な興味を示せる人

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:昨年もちらっと書いたんだけど、「Don't Starve」のマルチ要素を詰め込んだ「Don't Starve Together」のレビューをかいてみたよーってなお話です。

しゃきーんさん:ただし、早期アクセスの段階でな。

しょぼーんさん:そゆことっすね。これが正式リリースされたら、それはそれで改めてまた書くかもしんない。でも、「Don't Starve」を面白がってプレイした人なら価値ある一品だと言えるよ。一緒にやってくれる人がいるなら、是非やってみて欲しい。……意思疎通しないと、厳しいところもあるけどネー。

しゃきーんさん:ま、ソレも含めてマルチの面白さだというオチで。

早期アクセスタイトル「Don't Starve Together」のレビュー:サバイバルはみんなでやると大変さが増すけど、余計に楽しいに関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん

しゃきーんさん

しょぼーんさん

しゃきーんさん

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