いよいよ日本語版の発売が明日に控えている「The Elder Scrolls V: Skyrim」ことスカイリムですが、海外でもっぱら話題になっているバグ騒ぎについて、ベセスダさんが公式に見解を出しましたので、ご紹介します。以下、抜粋。

Bethesdaの公式発表ですが、BethesdaはPS3版の長期プレイに絡むパフォーマンスの問題が最新の1.2パッチで解決を見ていないことを認め、一部のユーザーに限られた問題ではないことを認識していると明らかにしています。

また、この問題について多くのユーザーからセーブデータを収集し問題を実際に確認していると説明し、パフォーマンスの低下が小さな問題が重なって発 生しているとの見解を提示。なお、Bethesdaは現在調査中であることを踏まえた上で、この原因の一部としてバックグラウンドで行われるオートセーブ （※ オプションから解除可能）や、SPU AIのアップデート、動的なメモリ割り当てを行うシステムを挙げています。

さらに今後の修正対応については次期パッチである1.3アップデートには改善が含まれないことを明言、プレイヤーのフィードバックと忍耐に感謝の言葉を述べ、今回の問題に真摯に向き合い問題が解決されるまで取り組み続けると約束しました。

［情報元・doope!さん］

以上のようになっていますが、そもそも何がバグなのか、という事になってきます。それについても、doope!さんがわかりやすく紹介しているので、引用させて頂きます。

フレームレート低下の問題については各種の技術的な検証でお馴染みDigital Foundryがバージョンやセーブデータのサイズ、プレイ時間の差に見られるFPS計測と比較を行い、状況によっては多くの解析を行ってきたDigital Foundryで初の“0”fpsが登場するシーンも確認されました。

また、Digital Foundryの検証では問題箇所の特定には至っていないものの、65時間のセーブデータをロードし30分プレイした後に、プレイを重ねていないキャラク ターの真新しいセーブデータをロードしたところfps低下やシャッタリングが持ち越されていることから、ガベージコレクタ（※ 使用済みのメモリ解放などを行う機能指す）が上手く動作していないとの指摘などが行われています。

［情報元・doope!さん］

要するにこれは、カクカク動く、ゲームが重たくなる、鈍くなる、といった現象です。これはPS3版に限らず起こっている、という話も出ていますが、とにかく一番酷いのはPS3版であることは間違いないでしょう。

では話を最初に戻します。
現在、海外でのスカイリム最新パッチ1.2では、この問題は解決されていません。これは、一部のユーザーに限った問題ではないとベセスダさん側が言い切っている以上、PS3スカイリムユーザーすべてが対象になっている、と言ってもいいでしょう。

ベセスダさん側は、この問題について一定の解決の糸口を見出しているみたいですが、それが根本的な解決になっているかどうかはわかりません。

なにより重要なことは、次のパッチ1.3でそのPS3版バグは『改善されない事を明言』しています。よって、日本語版スカイリムも360版を買うという選択が、現状、また少し先まで考えても、ゲームプレイにおいて一番ストレスを感じない選択肢であると言う答えになります。

流石にこうまでバグ騒ぎが大きくなり、ベセスダさんが公式に見解を発表しなければならない事態に陥ってしまったのは、一概にベセスダさんのミスでしょう。ですが、それでも世界的に見ても熱狂的なファンが多いからこそ、こういう事態になってしまったとも言えます。

日本でも知名度が高いゲームなだけに、早期の修正を願いたい限りです。また、PS3版でのスカイリムの解決はいつになるのかという見通しも、早めに発表して頂きたいですね。