ビッグガンガン、「ハイスコアガール」の一時休載を正式発表
著作権を侵害したということで告訴されたスクエニですが、火中の漫画「ハイスコアガール」の一時休載を正式発表しました。
読者の皆様へ
本誌連載作品「ハイスコアガール」の一部内容について、著作権法違反の疑いがあるとして、弊社は、2014年8月5日に警察当局による家宅捜索を受けました。
現在、警察による捜査が行われているため、本件に関する詳細の公表は控えさせていただきますが、弊社としましては、捜査に対して全面的に協力していく所存です。
弊社としましては、今回の刑事告訴がなされたことを真摯に受け止め、法的判断が明らかになるまで販売を差し控えるべきとの判断をし、過去に出版された「ハイスコアガール」のコミックスおよびファンブックの回収、ならびに電子書籍の配信停止をいたしました。
また、月刊ビッグガンガン誌上での「ハイスコアガール」の連載についても、諸般の事情を鑑み、一時休載とさせていただきます。
「ハイスコアガール」連載再開の時期が決まり次第、月刊ビッグガンガン誌上とビッグガンガン公式HPにてご報告させていただきますので、再開までお待ちくださいますようお願い申し上げます。
楽しみにされている読者の皆様には、上記のような事態となりましたことを、深くお詫び申し上げます。
月刊ビッグガンガン編集部 編集長 中野崇
[引用元:スクウェアエニックス公式サイト]
ということで、当面はどうにもならない状況になりました。予想されていた範疇とも言えますが。
著作権などやたらと権利にうるさいスクエニが告訴されたこと自体衝撃でしたが、告訴された時点でこの流れになるのは予想されていた事とも言えます。実に残念の一言に尽きますが、こういった事態になるまで発展させてしまったスクエニの責任はそれ相応に大きいような気がしないこともありません。
また、いつ再開されるかというのは、「法的判断が明らかになるまで販売を差し控えるべき」という一文に集約されます。何かしら決定事項がない限りは、再開の目処が立たないという事も言えてしまうわけです。
今回の一件は、読者や漫画家にとっては非常に世知辛い話にもなりましたが、著作権について「主張する企業は主張する」という一面を確かに見せてくれました。著作権は親告罪だから云々といった話も良く見かけますが、細心の注意を払っておきたいモノですね。
「ハイスコアガール」が無事再開できる事を切に願っております。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:「ハイスコアガール」が正式に一時休載となりましたよーってなお話です。
:ふむ。ビッグガンガンでは連載続けるんじゃなかったのか?
:まぁ、あの時点ではそういうお答えだったって事じゃ無かろうかと。この問題は、「とある著作物を使って面白コンテンツを作り出して利益を得た」という事に対して「許諾を得なかった」のがポイントなわけで。……ほんと、いち上場企業ならその程度の事くらいしっかりやれよとしか言えないねぇ……。
:スクエニ側の言い分ってのがまだ出て来ないから何とも言いがたいところもあるけどな。とはいえ、こんな事態になるのは想定してなかっただろうし、事の結末はしっかりと発表して欲しいもんだわ……。
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