雑記:力押し課金はユーザー心理的に納得出来ない、という件
何やら、昨今はF2Pでの議論が活発化しているのかどうか知りませんが、THE PAGEさんに「ソーシャルゲームは落日なのか? 力押し課金に限界」という面白い記事が掲載されましたので、ちょいちょい抜粋しながらご紹介です。
日本におけるソーシャルゲームのツートップといえば、グリーが運営する「GREE」と、ディー・エヌ・エーが運営する「Mobage」が挙げられます。しかし、一時期は「ソーシャルゲーム・バブル」と呼ばれるほど急成長したこの業界にも、陰りが見え始めました。
一番大きなきっかけとなったのは、2012年5月に「コンプリートガチャ(コンプガチャ)」の違法性が指摘された点でしょう。
[引用元:THE PAGEさん]
概ね同意ではありますが、遅かれ早かれブームは過ぎ去るモノです。それまでにどれだけ基礎体力、技術を身につける事ができるかが焦点でもあったわけですが、基本的にお金稼ぎに必死だったメーカー群は軒並みよろしくない傾向に傾いている気はします。今後は、各メーカーの底力が要求されるでしょう。とりわけ、目下注目されているソーシャルやスマホゲームは、艦これやチェインクロニクルでしょうか。今後、どういった成長タイトルになるのかは注目したいものです。
多人数参加型のPC向けオンライン戦車ゲーム「World of Tanks」を提供するWargamingでは、“Free-to-Win”(無課金でも勝てる)と呼ばれる新しいモデルを打ち出しています。従来モデル “Pay-to-Win”(課金で勝つ)が重課金ユーザーに圧倒的有利な状況を作り出すのに対して、この“Free-to-Win”は無課金ユーザーも対等に遊べるようにするというものです。
[引用元:THE PAGEさん]
はい、ここ。これこそが、ユーザー満足を満たすためのサービスということになります。無課金でもゲームを十分楽しめるようにすれば、課金して更に楽しむ人達が多く出てくる、という寸法です。別に接待ゲームをしろと言う事ではありません。ゲームとして面白ければ、課金する人はするという事なのです。一番のポイントは、「ゲームとして面白ければ」という大前提はありますが。……まぁそれに、英語がなんかおかしい気がしないこともありませんけど。
ユーザー心理として、面白くするために課金しなければならないのは愚の骨頂である、という考えがあります。そりゃそうです。ゲームなのですから、前提が面白くないと話にならないわけです。当然、より面白くするために課金する、という反応は至極真っ当です。
F2Pの場合そもそも導入が無料なので、どうしてもメーカーはそういった舵取りをし辛いです。そして、反感を買ってしまうタイトルが量産されることになる、という悪循環でした。
パズドラ以降はそういった路線とは相反する考え方も増えていったように思えます。そういったサービスが充実しているからこそ満足して払うという在り方がF2Pとして健全なのです。今後、バンナムさんあたりが家庭用ゲーム機にそういったニュアンスのモノを持ち込む……かもしれません。PSO2は何となくそういったニュアンスではありますが、何となくの域を脱していないようには感じさせてくれますので……。
何をいったところで、結局のところはユーザーが納得する面白さがあるかどうかが課金するか否かのラインです。今後、以前あったような力押しの課金は淘汰されていく事になるのでしょうが、そうなった頃にF2Pに対するユーザー心理というのはどのようなものになっているのか、ちょっと楽しみですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:なんかまたF2Pとかソーシャルの課金についてな話題があったから、とりあえず乗っておきました。
:ふむ。まぁ、納得して払ってもらえるかどうかだよな。
:その一点じゃないかな。面白くないものに払ってもしょうがないんだし、印象そのものが悪くなるだけなのはかわらんからね。今後は、そういったタイトルも増えていってF2Pとか従来のパッケージとか、色んな課金形態のゲームが増えていってもいいんじゃないかな、とは思う。……従来のパッケージが一番好きだけどネー。
:だからそういうブログやってるんだろうが。
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