日本一ソフトウェア、2014年3月期の連結決算を発表
「真 流行り神」などノベルやアドベンチャー系が増えている印象の日本一ソフトですが、2014年3月期の連結決算を発表しました。内容は次の通り。
2014年3月期 連結決算
- 売上高:36.69億円(前期比45.0%増)
- 営業利益:5.8億円
- 経常利益:6.07億円
- 純利益:4.81億円
2015年3月期 業績予想
- 売上高28.58億円(前期比22.1%減)
- 営業利益1.52億円(同73.7%減)
- 経常利益1.51億円(同75.0%減)
- 純利益1.45億円(同69.7%減)
2014年3月までの推移
- パッケージ事業は、「魔界戦記ディスガイア3 Return PlayStation Vita the Best」「Z/X 絶界の聖戦」「魔女と百騎兵」「アルカディアスの戦姫」など16タイトルを出した
- オンライン事業は、「ディスガイア魔界コレクション」「ディスガイア レギオンバトル」などを配信し、PSNでDLCやカスタムテーマを出した
- ライセンス事業は、ドリコムとの共同事業として制作した「ビックリマン」を配信した
次期の見通し
- 代表作と言えるIPが不足しているのが課題
- 「魔女と百騎兵」などを含めた続編の要望が多いモノタイトルのシリーズ化を検討する
- ダウンロード販売にも対応していく
[情報元:日本一ソフトウェア公式サイト(PDF)]
だいたいこんな感じとなっています。
今年の推移が何とも素っ気ない仕上がりですが、昨年の赤字から黒字に転換しているのは喜ばしいところでしょうか。とはいっても、次期は減益減収となるので、そう目立ったタイトルを出す事は出来ないのかもしれません。
また、代表作と言えるIP不足を挙げながらも、要望の多いモノをシリーズ化していくということで、ここらへんは大手と似た様な事になっていきそうな予感はします。他メーカーよりも新作を出す事で知られていましたので、上手くバランスを取って頂きたいモノです。ついでに言えば、「魔女と百騎兵」の続編は発表当初にあった形で出して欲しいと願わずにはいられません。
ともあれ、黒字転換ではありますが、次期は減益減収なので気が抜けない状況は続きそうです。今年は「真 流行り神」以外のタイトルでも話題を上手く作る事ができるかどうか、期待しておきたいモノですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:日本一ソフトウェアの決算がでたよーってなお話です。
:黒字に転換したんだな。
:まぁ良い事じゃない? 次期が心配でもあるけど、一応黒字のラインを死守するって感じに収めるみたいだし。あとは、シリーズ物をプッシュするのもいいけど、新規もしっかり作っていこうぜとは思うね。……人材育成もしていくというのを見ると、現場は修羅場に思えてなりませんなぁ……。
:どの企業も、人材こそ企業の原動力と思ってやりくりして欲しい限りだなぁ。
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