ソニー、平成26年3月期決算を発表
PC事業を手放すなど大変そうなソニーですが、平成26年3月期決算短信を発表しました。内容は次の通り。
平成26年3月期 連結決算
- 売上高:7兆7672.66億円(14.3%増)
- 営業利益:264.95億円(88.3%減)
- 純利益:1283.69億円の赤字
ゲーム分野
- 売上:9792億円(38.5%増)
- 営業利益:81億円の赤字
平成27年3月期 業績予想
- 売上高:7兆8000億円
- 営業利益:1400億円
- 純利益:500億円の赤字
2014年3月までの推移
- 為替の好影響とPS4の発売、スマートフォンの販売により増収
- 資産売却益や再評価益が前年度に比べて減った事と、PC事業に関連する損失が営業利益の減少理由
- ゲーム分野は、PS4の発売とPS4の発売と為替の好影響、PS3のソフトウェア売上が増加し売上高を伸ばした
- 営業利益が赤字になったことについては、PS4発売に伴う費用の増加やSOEの一部PC向けゲームソフトの評価減が要因
次期の見通し
- PS4の販売台数が増加し、PS4発売に伴う費用の減少もする見込み
[情報元:ソニー公式サイト(PDF)]
だいたいこんな感じとなっています。
元々、PC事業やテレビ事業をテコ入れした事での悪化は予想されておりましたが、ゲーム事業で見てみると据え置き機に携帯機は両方とも前年の売上数を割り込みました。ハード事業にスポットを当てれば、宜しくない状況であるというのは窺えます。
[引用元:ソニー公式サイト(PDF)]
とは言えど、今後改善していく事も予想されていますので、どの程度改善されるのかは注目どころでしょうか。ついでに言えば、日本での需要が途絶えている状況ですので、牽引するタイトルが出てくればまた状況も変化する事に違いはありません。……それがいつ出てくるのかは何とも言いがたいわけですが。
少なくとも、ソニー本体の方はPC事業やテレビ事業の影響が強く出た結果ではありますが、ゲーム事業についてはVitaの国内状況と同じく長い目で見ていく必要がありそうです。来年にはどのような数字がでてくるのか、注目しておきましょう。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:ソニーの決算がでたよーってなお話です。
:PS4が好調とはあったが、流石にハードを発売した年だからそれだけじゃどうにもならんかったか。
:まぁゲーム事業だけにスポットをあてたらそんな感じだね。あとはもう、ソニー本体の方はPC事業やテレビ事業の影響だってわかる結果だから、ここから来年には予想通りの数字にもっていけるかどうかが試されるんじゃなかろうかと。……色々と頑張りどころだねぇ……。
:PS4も、国内で上手く牽引してくれるようなソフトが出てきてくれるのを期待しておこうか。
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ゲームだけ見れば、売上高がかなり上がっているので、質の悪い赤字ってわけではなさそうですね。まあ日本に力入れるかどうかは別ですけど。
しかしPC事業辞めるだけでここまで赤字が出るとなると、TVとかは赤字でも辞めるに辞めれませんね。エレキ事業の規模が大きすぎるのが変化に乗り遅れた原因なのに、なかなか規模を小さくできないのは辛いでしょうなぁ。