E3でも独自にマイペースな展開をする予定の任天堂ですが、2014年3月期の連結決算を発表しました。わかりにくい人にも何とか分かるようにまとめてみます。

2014年3月期 連結決算

• 売上高：5717.26億円（前年：6354.22億円 10％減）
• 営業損失：464.25億円（前年度364.10億円）
• 経常利益：60.86億円（前年：104.82億円 41％減）
• 純利益：232.22億円の赤字

2015年3月期 業績予想

• 売上高：5900億円
• 営業利益：400億円
• 経常利益：350億円
• 純利益：200億円

2015年3月期 販売計画

• ニンテンドー3DS：ハード1200万台・ソフト6700万本と前期から微減
• Wii U：ハード360万台・ソフト2000万本と増加
• マリオカート8と大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii Uを軸に高品質タイトルを発売していく

だいたいこんなところでしょうか。

とりあえず目に見て分かる事は、本業とも言える結果の営業利益はより赤字幅が大きくなったということで、不調である事が窺えます。Wii Uの現状を表していると言われても仕方なき結果と言えるでしょう。

そんな厳しい状況のWii Uについては、Wii U GamePadの存在意義を高める事で販売拡大に繋げていくとしながら、マリオカート8とWii U版スマブラを軸に販売しつつ、ついでにデジタル配信ビジネスも積極的に取り組む予定となっています。それらの取り組みで来期の予想が立てられているわけですが、中々にどうでしょうね……？　マリオカート8とスマブラの2つで本当にこの苦境をひっくり返せるのかは、多くの人が気にしているポイントです。

今回の赤字は多くの人が予想していたであろう流れでもありますが、具体的にどうするのかは今後出てくる情報にもなりましょう。また、それらの一手に含まれるであろう健康事業についても、生暖かい視線が注がれている気がしないこともありません。はてさて、来年にはどういった情勢になるのかを楽しみにしておきたいモノですね。

［情報元：任天堂公式サイトより（PDF）］