ダークソウル2で何かと賑わせているフロムソフトウェアですが、出版大手のKADOKAWAグループがトランスコスモスからフロムソフトウェアの株式を買収し子会社化する事を明かしました。

KASOKAWAが発表した決算短信によれば、トランスコスモスが保有するフロムソフトウェアの株式をすべて習得するということで、今後はフロムソフトウェアを角川ゲームスと共にグループのゲーム事業の中核会社として事業展開し、フロムソフトウェアを角川グループ入りさせて角川ゲームスとのシナジー効果を発揮するのが目的としています。角川ゲームス自体、艦これやナチュラルドクトリンといったタイトルで賑わせているような気がしないこともありませんが、いつかはやるであろうと見ていた買収が思ったよりも早い段階で行われたとは感じています。

とりわけ何が変わると言うわけでもありませんが、角川ゲームスが自社で出すゲームに色んな形でフロムソフトウェアが関与したり、その逆があったりとする事や、流通網の変化が予想されます。ついでに言えば、ガンホーがグラスホッパーマニュファクチュアをグループ入りさせているなどの事もありますし、中小メーカーの再編が続くのかどうかが一つのみどころなのかもやしれません。ともあれ、フロムソフトウェアとKADOKAWAの今後出てくるであろうシナジー効果とやらを生暖かく見守りたいですね。

［情報元：KADOKAWA 平成26年（2014年)3月期決算短信より（PDF）］