スクエニはゲーム実況動画に柔軟な姿勢、他メーカーも是非続いて欲しい
国内開発体制はスマホ強化で今後も路線はブレなさそうなスクエニさんですが、ゲーム実況動画に対しては柔軟な姿勢を見せています。
――いわゆるゲーム実況とか、ゲームの攻略動画を録画して「YouTube」とか「ニコニコ動画」にアップしているという行為について、ネガティブな考え方があったかと思いますが。
松田氏: 今はむしろそれは少なくなっています。確かに、著作権という観点で見ると、いろいろな難しい問題が残っています。しかし、そういったライブ感があるメディアを活用して、遊んでもらうというアプローチに変わってきているのだと思います。
――そういう意味ではスクウェア・エニックスが提供する公式動画というものも、これから出てくるのですか。
松田氏: まあ、それは別の問題かもしれませんが、動画などを使うのは当たり前になってくると思います。我々にとって、積極的に禁止する理由はないですよね。逆にそれで盛り上がってくれれば、その方がいいわけなので。UGCとかMODなどと同じ発想ですね。ただ、著作権が絡まっている場合は難しい問題なのですが。日本でも「ニコ動」で映像を見せると話題になりますし、こういうゲームがあるんだ、ということをユーザーが紹介してくれるメリットもあることは認識しています。
[引用元:日経トレンディさん]
昔のスクエニさんからは考えがたいくらい柔軟ですね。
日本の場合、家庭用ゲーム機がメインとしてあり続けた事や、ストーリー重視でネタバレに対して厳しいゲームが多い事を踏まえると中々踏み込めない一線である印象が強いです。ですが、スクエニさんの場合FF14やドラクエ10で実況動画を許容しているわけで、そういったところはグローバルな対応が出来ていると見る事もできます。
他メーカーで動画に対し色んな思惑を働かせているのは、スパイクチュンソフトさんでしょうか。テラリアはその象徴とも言えますが、ニコ動のみの対応でYouTubeに言及していないのは何とも勿体ない感がなきにしもあらずです。他には、影牢の最新作はゲームそのものにYouTubeへ動画をアップする機能が付いていましたので、ゲーム内容次第では動画を上手くコンテンツにするメーカーも増えてくるに違いはなさそうな情勢でもあります。
PS4のシェア機能などを踏まえても、今後ゲーム実況動画は消費者にとって新しい遊びへ。メーカーにとっては、宣伝であり、マーケティングであり、プレイヤーが生成してくれるコンテンツとしてスポットを浴びていく事になります。著作権やゲーム内容など色々と難しい部分は残っていますが、動画を作る側にとってより良い環境になっていくことを願いたいモノですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:スクエニさんが、ゲーム実況動画に柔軟な姿勢を取ってるので、他メーカーもその勢いで続いてほしいなぁと思うわけで。
:まぁ実況動画じゃないにせよ、面白いゲーム動画って多いしな。
:特にアクション系は、関心するモノが多いっすな。わたくしはGTA5で動画作ってみたけど、ジワッと見て貰えているようで作った甲斐があったと言うモノです。日本はゲーム内容とかで色々さじ加減は難しいと思うけど、どのメーカーも果敢に挑んで欲しいなぁと。……動画、作りたいなぁ……。
:動画作る前に、時間作れよ……。
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スパイクチュンソフトはニコニコのドワンゴの子会社なんだから当たり前じゃねーの