VRヘッドセットが何かと話題になっている昨今ではありますが、その先駆者的存在ともいえるOculus VRをフェイスブックが20億ドル規模で買収した事が話題となっています。

本日FacebookがOculus VRの買収をアナウンスし、両社が20億ドル規模の買収に合意したことが明らかになりました。

これは、本日Facebookが発行したプレスリリースから判明したもので、同社は近年停滞著しいゲーミング分野の成長に加え、メディアやエンターテインメント、コミュニケーション、教育といった幅広い分野に向けたOculus Riftの訴求を視野に入れているとのこと。

［引用元：doope!さん］

これまた凄いですねぇ。

ちょっとわからない人向けに説明すると、Oculus VRはゲームに特化したヘッドマウントディスプレイ「Rift」を開発した会社です。そこらへんは、当時Kickstarterでクラウドファンディングを行ったことでも話題を集めていました。そのOculus VRをフェイスブックが買収した、という事になります。

この事に対しMine Craftの開発者“Notch”氏が反応、Mine CraftのRift対応を公式に中止する事を発表しました。

Persson氏は「我々はOculusで動作する『Minecraft』バージョンを提供するかもしれないと話してきた。あの件はキャンセルとさせてもらう。Facebookは私をゾッとさせた」とTwitter上でツイート。また続けてすでに『Minecraft』をOculus Riftに対応させるModが存在していると紹介し、Mod版で遊ぶ分には構わないものの公式なサポートは行わないとのスタンスを示しています。

［引用元：Game*Sparkさん］

他にも、“Notch”氏は自身のサイトにて「ソーシャル分野で働きたくない、ゲームと共に働きたい」事を明確にしています。批判するだけではなく、ビジネス的な取引である事も理解をしている旨も明記されていますので、純粋にいちゲーム開発者としてフェイスブックというソーシャルなプラットフォームに反発した、というところでしょうか。

ともあれ、ゲームで使用する事を第一に考えられていたRiftがフェイスブックに買収と言う事で、今後VR事業がどうなっていくかは話題になる事でしょう。ソニーが推し進めるPS4向けヘッドセットディスプレイ「Project Morpheus」の行方と共に見守っておきたいモノですね。