連載:気まぐれゲーム雑記 第761回:PSMの終了に思う事
気まぐれゲーム雑記
第761回:PSMの終了に思う事
PSMには期待もしておりましたが……。
サービスが終了するということは、こういうことである
AZです。ChromeがUIにメイリオを採用したわけですが、願わくばフォントの自由を下さいませ。
それはさておき、先日PSMの終了が伝えられましたが、PSMを作る側へのアナウンスも公開されています。
PlayStation Mobile Developer Program 終了のお知らせ
平素は、PlayStation Mobile(PSM) Developer Programをご利用いただき誠にありがとうごございます。
このたび、PlayStation Mobile(PSM)のアプリケーション配信を2015年7月15日(水)に、PSMアプリケーション内で購入できる追加コンテンツの配信および購入済みPSMアプリケーションの再ダウンロードを9月10日(木)をもって終了させていただくこととなりました。これに伴い、PSM Developer Programにつきましても2015年11月30日(月)をもちまして終了させていただきますことを謹んでここにお知らせいたします。
弊社では、PSMを通じてユーザーの皆様に、多彩でユニークなPSMアプリケーションを提供することを目指し、開発様の皆様に本プログラムを提供してまいりました。これまで多くの開発者の皆様に様々なPSMアプリケーションを開発いただいたことで、当初の目標を達成できたと考えており、深く感謝いたします。
[引用元:PSM DevPortal]
哀愁漂っておりますねぇ……。
元々は、Vitaとスマホ、タブレットをPS Storeでつなぎ合わせる場として登場したPSMでした。ですが、現時点でモバイルとVitaをつなぎ合わせる必要性が見出しにくかった、というのはあるかもしれません。
ついでに言えば、Android 4.4.3以降の端末について、PSMのサポートを終了することも明かしていました。そもそもに、Vitaやスマホ、タブレット向けのモノをPS Storeで売ろうとした場なので、Androidのバージョンに対応していかないとなれば、こういった結果になるのは必然だったとも言えます。
一方で、PSMにはインディーらしいタイトルが多数登場していました。こちらを見てみればわかるとは思いますが、タイトルやアイコンを見ているだけで、結構なカオス感を醸し出してくれます。非常に心温まる光景には違いないのですが、概ねVita対応ばかりのラインナップが並んでいる時点でも、Vitaへの門戸を開けばOKという現実が見えてきたりもするわけです。……まぁ、名前やサービス変更ではなく、サービスそのものが終了するというあたりで、ビジネスライクな判断だった事もしっかりと見えてくるわけですが。
色んな意味でカオスなインディーゲームの場だったPSMは終了するものの、今後はインディーゲームを多く扱っているPLAYISMからのパブリッシングで、インディーゲームをPS4やVitaにタイトルを持ち込むようなスタンスになろうという事が伺い知れます。鳴り物入りのサービスが終了するというのは残念な話ですが、今後どのようなインディーゲームがPSハードに出てくるのかは生暖かく見守っておきたいものですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:PSMの作る側に対するお知らせが何だか哀愁漂っておりまして、サービスが終了するってのはこういうことなのだなぁと思った次第。
:まぁな。盛り上がっているところに投資して、そうじゃないところをズバッと切るのは、ビジネスをやっていく上で必要な事なのだろうよ。
:現実問題として、サービスを支えられないくらい問題があるなら仕方がない、としか言い様がないしね。でもまぁ、インディーゲームなるモノが今後どういった流行り廃りを見せるのかは、ながーい目で見ておきたいかなと。……サービス業ってのは難しいものだねぇ……。
:ま、PSM自体微妙なスタートだったから、どうにもならんかったというのはあるけどな。
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